日比谷線直通「THライナー」情報発表!沿線住民が考察してみる。
2019年12月19日、とうとう日比谷線⇔東武線の直通のライナー列車の情報が発表されました。その名称は
「THライナー」
ということで、沿線住民の私が私なりにこの列車について考察していきたいと思います。
※沿線住民ではありますが、日比谷線を使う都心方面ユーザーではありません。
△試運転ちうの70092F(北千住駅地上ホーム)
△春日部→一ノ割を行く東武70000系71710f
- 基本情報
- THライナー停車駅
- 車両は?
- 車内装備は?
- 料金発表。本線ライナーより高い?
- 運転時刻は?
- 走行ルートはどうなる?
- ☆注目すべきポイント
- ▲不安要素
- なぜこの時期に設定?
- 日比谷線直通の事情
基本情報
名称…………THライナー
運行開始日…2020年6月6日
使用車両……70090型7両 (東武70000系ベース)
運行日………毎日(土休日問わず)
運行時間……上り朝2本
下り夕方5本
料金…………大人は580円または680円(後述)
THライナー停車駅
上り
久喜→東武動物公園→春日部→せんげん台→新越谷(ここまで乗車専用駅)→上野→秋葉原→茅場町→銀座(ここまで降車専用駅)→霞が関→各駅に停車(フリー乗降)→恵比寿
下り
霞が関→銀座→茅場町→秋葉原→上野(ここまで乗車専用)→新越谷→せんげん台→春日部→東武動物公園→久喜(ここまで降車専用)
※北千住は通過(実際は運転停車という形になると思われます)
※新越谷ー久喜は基本「急行」の停車駅に順じますが、越谷と和戸は通過します。
車両は?
車両は東武70000系をベースにした70090型を使用するようです。
最近、70000系に混じって普通列車運用に入るようになりました。
車内装備は?
※こちらは普通列車運用に入っているときの様子。
車内はロングシートにもクロスシートにもかえられる所謂「デュアルシート」で、東上線のTJライナーに使われる50090型や、京王電鉄の京王ライナーなどにも採用されています。
普通列車運用にも入り、THライナーでは普通の座席(以下「赤座」)は前向きのクロスシート、普通列車運用ではオールロングシートで運用されます。ただし優先席部分(以下「青席」)は常時ロングシートのようです。
赤席はドア間が縦(2列+2列)×横3列の配置となっており、車端部には3人掛けの青席があります。ぶっちゃけTJライナーと同じ。
各座席片側にはひじ掛けがついています。また、赤席は2列の座席間に格納可能なひじ掛けがあります。
リクライニング機能はありません。
座席の硬さは70000系とだいたい同じくらいでした。座席の角度はほぼ直角…というほどきつくはありませんが、そんなに角度は大きくないです。
赤席はコンセントが座席下についています。青席はコンセントが座席上についてます。
いずれもTHライナー運用時のみ使用可能です。
座席のひじ掛け内側にコンセントがある500系(リバティ)と違い、座席下にコンセントがあるため、スマホを充電しながらいじりたいときは長いUSBケーブルが必要そうです。
いうまでもありませんが、USBを使いたい場合は変換プラグが必要です。
料金発表。本線ライナーより高い?
※2020/2/26追記
ライナー列車ですから、当然ライナー料金が発生します。この料金ですが当初、公式からは「決まり次第お知らせ」と記述されていましたが、2020/2/25にとうとう料金が発表されました。
料金
大人 日比谷線内⇔新越谷・せんげん台 580円
⇔春日部~久喜 680円
小児 日比谷線内⇔新越谷・せんげん台 300円
⇔春日部~久喜 350円
車内料金(座席未指定)は200円加算されます。
☆比較対象
東武本線(スカイツリーライナー・アーバンパークライナー)※実質特急
上り520円、下り420円 (※大宮発のアーバンパークライン内完結のライナーは320円)
上り(小川町ー川越発)470円、下り(&上りふじみ野から)370円
西武鉄道(Sトレイン)
平日大人510円(こども260円)
京王電鉄(京王ライナー)
一律410円
京浜急行(ウィング号)
一律300円
メトロとの共同運行のためか、やはり高くつく結果になりました。それどころか、同様のメトロ乗り入れライナーであるSトレインよりも高く、ライナー列車の中では高水準の料金となってしまったようです。また、本線ライナーよりも高くなっています。このライナー列車のために渡り線(後述)を設置しているので、仕方ないといえば仕方ないですね。
なお、小児料金も設定されています。
運転時刻は?
運転時刻も2020/2/25に発表されました。
平日上り…6時台と8時台
下り…18時台より1時間ごと
休日上り…8時台と9時台
下り…16時台より1時間ごと
と、平日は通勤客、休日は都内お出かけ層を意識したダイヤとなっているようです。なお、下り列車はピッタリ1時間ごとに運転されます。そのため、上野駅は毎時25分発車…などと覚えておけば時刻表を確認する必要がなくなるたいへん便利なダイヤとなっています(ただし平日と土休日では何時台まで運転されるかが変わるほか、銀座・茅場町は土休日は平日より1分早く発車しますので注意)
詳しい時刻は記事または東武鉄道HP、東京メトロHPをご確認ください。
※下2つは、発表から時間が経っている場合表示されないことがあります。
東武鉄道HP
東京メトロHP
走行ルートはどうなる?
(ヘタクソな)東武線内配線図
赤………THライナー停車駅
赤+青…急行停車駅
緑………各停のみ停車駅
東武線内の実際の走行ルートは
北千住ー梅島 :緩行線
梅島ー西新井 :緩行線⇔急行線 転線
西新井ー北越谷:急行線
北越谷ー久喜 :(複線)
となるようです。
東武伊勢崎線(スカイツリーライン)の北千住ー北越谷は複々線化がなされており、4本並ぶ線路のうち、日比谷線直通含む各駅停車の線路(緩行線)は内側を走る方向別複々線となっています。日比谷線は北千住始点です。
注目すべきなのが配線。前面展望を見るとわかるのですが、北千住日比谷線ホームを出た下り列車はすぐに高架を下り、緩行線に合流するやいなや直ぐに荒川橋梁を渡ります。しかも急行線へ転線する路線は(保守用を除き)北越谷までありませんでした。
そのため発表から長らく走行ルートは不明でしたが、西新井駅南側に転線用の線路の工事がなされていることから、西新井付近に渡り線を新規に設けて主に急行線を走ることが判明しました。北千住を出た下り急行は荒川を渡り始めるあたりですでにスピードを出してますので、停車のために速度を落とす西新井付近で渡り線を設けたのは合理的判断だったと思われます。
↑西新井駅すぐ南の渡り線(下り線)。下りTHライナーはここから緩行線(右)→急行線(左)へと転線し、右カーブで西新井駅へ入っていく。確認はしていないが、西新井駅下りホームの北千住側からならなんとか渡り線が見られるかもしれない。
☆注目すべきポイント
日比谷線直通のこの列車ですが、いくつか見どころがあります。いくつか独断と偏見でピックアップしてみます。
まず、現状(2019年)の日比谷線直通列車は全て各駅停車ですので、乗り換えなしで日比谷線に早く行く手段はありません。さらに急行などの本線系統の優等種別は北千住駅1階ホームに到着するので、上りで日比谷線に乗りたい場合1階から3階の日比谷線ホームへと昇る必要があります。運転開始後は列車限定ながらこれが解消されるわけですね。
久喜駅発着なのもポイント。日比谷線直通の列車は竹ノ塚・北越谷・北春日部・東武動物公園・南栗橋で発着の設定がなされており、久喜は急行の本数は多いものの日比谷線直通列車はありませんでした。
個人的に驚いたのが土休日も運転されること。平日は日比谷線はバカ混みしますから需要があるのは当然なのですが、土休日となると需要はどうなるのでしょうかね?TJライナーが土休日も運転されていることを考えると需要はあるのかもしれませんが。
△上り500系(新越谷)
それからTHライナーは新越谷にも停車しますので、今までどんなに電車が混んでいようとも立ち乗りするより他手段がなかった越谷市民も座って通勤通学帰宅ができるようになります。
あと個人的に注目してるのは草加・越谷の通過線の前面展望を撮影できる可能性があるという点。6050系による快速・区間快速が廃止されて以来、通過線の前面展望を見られる車両はGW等ごく一時期に臨時運行される634型特急スカイツリートレインのみとなっていたので、運転開始後は撮影のハードルが下がります(最も夜の時間帯は70000系の運転室後ろのカーテンが下げられていることがほとんどなので、実際は下りの前面展望の撮影は難しいと思われますが)。
▲不安要素
- 遅延の広範囲への波及
- 前後列車への乗客の集中・混雑悪化
- ダイヤ乱れ発生時の運休
- 誤乗の多発(追記)
一番の不安要素はやはり「遅延」。特に朝夕の日比谷線は混雑のせいで遅れるのが日常茶飯事です。それゆえラッシュ時間帯は大半の列車が複々線終点の北越谷止まり、数少ない南栗橋行も北越谷で余分時間を設けて急行線への遅延の波及を最小限にしています。
先述の通り、下りTHライナーは西新井付近で急行線へと転線しますので、もしも日比谷線で遅延が発生すると、その遅延を急行線へと持ち込んでしまいます。折り返し運用も考えると断言はできませんが、大幅遅延が発生すると運休になるリスクはありますね。(まあ急行線が遅れることもあまり珍しい光景ではありませんがね…)
△上り特急りょうもう号(北春日部)
ちなみに他に考えうる懸念はJRとの競合。THライナーの発着駅久喜はJR宇都宮線との乗り換え駅でもあります。同じく久喜に停まる特急りょうもう号は浅草発着なので行先で住み分けがなされているような感じですが、THライナーは上野まで行くのでJR宇都宮線とガッツリ競合することになります。…最も料金はJR(グリーン車利用)の方が高くなると思われますし、途中駅需要もあるのでそんなに心配をする必要はないでしょうが。
(2020/6/1追記)
もう一つの不安要素が浮上しました。今まで優等列車の運転の無かった日比谷線に普通運用にも入る列車を使って優等種別を走らせるわけですから、運転開始直後は誤乗が多発する可能性が高いことです。特に北千住で乗り換える人が上野で駆け込み乗車なんてしようものなら、780円ぶん取られて新越谷なる謎都市に連れてかれてと悲惨な状況になることでしょう。誤乗車ありがとうございま~す()
上野以南であっても、誤乗する可能性はあります。そういう場合に備えて「上野を出ると、新越谷まで停まりません。間違えてご乗車のお客様は、この駅でお降りください…」と誤乗したことを伝える車内放送を組み込んだ方がよいのではないでしょうか…?
なぜこの時期に設定?
※ここは私の考察です。
このタイミングで運行開始した理由は車両更新の時期だったからだと思われます。
さらに東上線ではTJライナー、本線(スカイツリーライン等)ではスカイツリーライナー、アーバンパークライナーなど複数のライナー列車を運行しており、ライナー列車のノウハウもあるので他線直通でもいけると判断したのでしょう(最も本線のライナーは車両からシステムまでほぼ全てが特急と変わりませんが)。
ちなみに車両更新の理由の1つはホームドアの設置です。日比谷線は今までずっと18m3or5ドア8両編成で運行していましたが、20m4ドア7両編成に統一することで他の列車とドア位置を統一することができます。
日比谷線直通の事情
△(画像)日比谷線直通用車両2代目の東武20000系(北越谷)
日比谷線は、1962年に北千住まで延伸すると同時に東武線と直通運転を開始しました。この路線はもともと東急東横線とも直通運転を行っており、むしろ直通開始前は東横線との直通利用がメインになるという予測がなされていたようで、開業当初は中目黒ー八丁堀は8両対応だったのに対して、茅場町ー北千住は6両対応ホームだったそうです。が、いざ蓋を開けてみるとド田舎開発が東横線ほど進んでいなかったはずの東武線からの乗客が殺到、当初用意した4両編成で捌ききれず、たった2年で早くも増結車2両を新造して6両化されるという伝説のような話があります。
これに関しては東武線の事情で、本線は首都圏直通の路線であるにも関わらず山手線に接続していないんです。これ沿線に住んでいても結構不便に感じます。ですので本線から速く山手線に行きたい場合、北千住で日比谷線に乗り換えるか日比谷線直通に乗るかもしくはJR常磐線に乗るしかないんです(TXは高いうえに秋葉原終着なので論外)。
そんなわけで日比谷線は東武線から山手線への輸送を担う重要路線なのですが…そんなバカ混みする路線の車両を優等種別に入れるわけにはいかないと判断したのかどうかは知りませんが、ずいぶん昔から日比谷線直通車両は全て各駅停車なんです。となれば日比谷線直通の優等種別を運転してほしいとの需要が噴出するのは自明の理なわけで。
これについては東武側も考えていたようで、(年度は忘れましたが)東武の中期経営計画のなかには「日比谷線直通の急行の検討」というものがありました。ただ急行をガッツリ運行するのはやはり無理と判断したのか、結局ライナー列車の運行にとどまったというわけです。そのライナー列車というのがこのTHライナーです。
当日の様子(2020/6/6追記)
とうとうTHライナーが運行開始しました!当日の様子は、軽く書き殴ったこちらの記事をご覧ください↓
速報!THライナー2号乗車レポ - くさせんべいと東武のはなし
雑記
ということで、書いた時期的に出遅れ感半端ないですがTHライナーについてまとめ・考察してみました。
私は都心通勤通学ユーザーではありませんが、1度だけ朝ラッシュ直撃の日比谷線を利用したことがありまして。東武線内は「まあ急行よりかはマシじゃね?」くらいの混雑率だったのが、北千住に到着したとたん他線からの乗客が殺到し混雑が激化…上野まで楽しくもないおしくらまんじゅうされながら揺られ、わずかな時間でしたがすっかりへとへとになってしまったというにがーい思い出があります。1日でも嫌になるレベルなのに、世の中の企業戦士たちは毎日こんな電車に揺られるわけですから、大変だなぁってすごく思います(まるで他人事)。日比谷線は北千住始発に乗れば比較的マシ…なハズ?
上野から新越谷って案外遠くて、都心方面から帰ってくるとき…特に旅行帰りなんかはへとへとになって帰ってくるわけで、ですが特急は新越谷を通過してしまうのでどんなに疲れていようとも確実に座って帰るみたいな手段がなかったんですよね。結局JRとの連絡が目的なのが大半なので、初乗り運賃がかからないよう常磐線経由で利用することがほとんどでした。帰りに少しでも座りたければ上野・品川始発の常磐線を探したりとか。そのため、ライナー列車設定により帰りの選択肢が増えるというのは私にとっては大変喜ばしいことであります。
不安要素こそありますが、この列車が無事に運行開始し大好評を得ることを期待したいですね。
ところで今回のTHライナーの停車駅に抜擢された新越谷駅ですが、現在は各駅停車と急行(+準急・区間急行・区間準急)に加え、臨時運行の尾瀬夜行2355・スノーパル2355が停車する駅です。が、開業当初は「武蔵野線が出来たからこっちも駅造るね」くらいの駅だったようで、駅前には特に何もなく、停車列車は各駅停車のみ、準急にすら通過されるような駅だったそうです(当時の準急は現在の急行のような立ち位置)。が、利用客が増えてきたため準急を停車させると、利用者さらに増加し昔からの主要駅であった越谷を抜いてしまったというオチがあります。当時は駅前に何もない駅だったそうなので、その時代とは比べ物にならないくらいの大出世をしたことになりますね。
新越谷に停車し越谷を通過すると決まったことについては色々な方面からツッコミが入っていそうですが、これはただ単純に配線の問題なんじゃないかなぁって思っています。新越谷は急行線に直接面する形でホームがありますので、例え特急が停車しても問題はないのですが、越谷駅は急行線が通過線と待避線に分かれる構造となっているんですよね。写真を見れば分かるんじゃないかと。
△右側の線路が通過線(越谷駅)
それで通過線側にホームはありませんので、もしも急行線の列車が越谷駅で退避をしたかったら速い方は越谷を通過する以外に手段はないんです。その先のせんげん台駅は、車掌の放送で「せんげん台駅での各駅停車待ち合わせはございません」とわざわざ放送するくらい退避線をしょっちゅう使う駅ですので、もしも越谷停車となるとダイヤ上の制約が生じるんでしょうね。越谷駅のその不便さは、各駅停車を対面接続させることで補ってくれる…と信じたいですね。大袋ユーザー涙目ェ…
それから、北千住通過にもツッコミが入っていました。あの駅では運転停車する可能性が高いですが、仮に「上り列車は北千住から指定席券不要」としてドア開けすればとんでもない人数の乗客が乗り込んできて大変なことになる未来しか見えません。かと言って有料立ち席乗車券を発行しようにも、あの駅でドア開けしようものなら誤乗が多発する未来しか見えず、結局「ドア開けせずそのまま発車」が正しい気しかしません。
ただ、「下りはせんげん台から指定席券無しで乗車可」という下りスカイツリーライナーと同様のサービスはやってもいい気がしますが…いや、それやると春日部で大量乗車を招いてしまうのでしょうか?しかも和戸通過ですしねぇ。
2020/2/20 追記
現時点で70090型が2編成が甲種輸送され、さらに試運転も始まったようです。おそらくですが、THライナーが運用を開始する前から70090型は通常営業に入ると思われるので、毎日見ることができるようになる日はもうすぐでしょうね。
…ところで本文に書いたように日比谷線は混雑路線なのですが、着席定員を減らす列車をラッシュ運用に入れて本当に大丈夫なのでしょうか…?
2020/3/21追記
先日、70090型が営業運用に入ったようです。大変喜ばしいことではありますが、思った以上にたくさんの人がこのTHライナーに関心を寄せているようでびっくり。一番列車の切符取れるのかコレ…?!
それから03系の引退し、また一部の70090型が運用開始したことは、もう20000系の完全引退までは秒読みになったことでもあります。状況的に一ヶ月二ヶ月もつか怪しいので、20000系を記録したい人は即座にでも記録しに行くことを強く推奨します。
↑残念ながら引退してしまったようです。
2020/3/30追記
先日諸事情で電車に乗ったら偶然にも70092Fの試運転に遭遇…!しかも、その直後に通常運用に入っている70093Fにあたってしまったのでついでとばかりにいろいろ撮影してしまいました。
その内容についてはざっくり反映済みです。
ちなみにこの半月程前に詳細情報が発表され、THライナーは全座席が事前指定の列車となることが発表されました。私の推測ですがおそらくは東武の特急の座席予約システムを流用するのでしょうね。いかにも東武らしいというか。
ー2020/6/1追記
旧システム流用でなく、手直しまたは新造した可能性が高いと思われます。
2020/3/31追記
29日をもって20000系列の運転が完全に終了したとの噂が。状況が状況だったこともあり、ラストランイベントは全くなかったようです。まあもうこの時点で70000系列はそろっていましたし、THライナーの運行開始日を考えればこの時期の完全離脱も当然といえば当然でしょう。20000系が撮れなかったという人は諦めて宇都宮線へどうぞ。
新規製造が落ち着いたこの後は、中期経営計画の内容を考えると(100系に代わる)新型特急列車の製造の時期になると考えられますが、野田線の8000系も車齢的に結構やばいことになっている(いくつかの編成は車齢50年以上に)ので60000系の追加製造も考えられそうですね。
2020/6/1追記
指定席券は4:50頃から販売開始されていました。プレスリリースがまるで誤認させる書き方だったためか、9時から販売と勘違いする人がかなり多かったようです(そもそも何時から販売かは書いてなかった)。ですが9時までに全て売り切れる…というわけではなく、それどころか通路側ロングシート部に至っては午後でも座席が買えたようです。
それから、THライナー4号(上り2番列車)は1号車2号車が不自然にも満席でした。団体…Twitterでの推測ではテレビ等マスメディアが押さえているのでは、という噂がありました。どっちにしろ1号車2号車を押さえたい理由のある団体がいらっしゃるようですので、当日は要注意です。70000系ファーストラン時にもメディアは動いたので、それを考えるとカメラ説は結構有力かと思われます。THライナーをガッツリ宣伝して、結果利用客が増えてくれればいいですね。期待してますよ、メディアさん達。