煎餅の旅と日常

埼玉県生まれ、埼玉県育ち、生粋の埼玉っ子が関東を飛び出し旅へ行く。様々な街へ行き、現地の鉄道に乗り、様々なものを食べた私の旅のゆるい記録です。

名前だけはゲテモノ?味噌カレー牛乳ラーメンを食べてみた話 北海道陸路旅#C5

北海道へ向かう旅行のなかば、青森に宿泊。旅したってお腹は空くもので、夕食を探しにスマホで色々探していたら、見つけてしまったのがコレ味噌カレー牛乳ラーメンというもの。

一般人なら「ええ…なんじゃそりゃ…」ってなるような名前ですが、悲しいかな私は変なところで興味を持ってしまうタイプで、青森のグルメと言えば…というものをイマイチ知らない私はせっかくだからと意気悠々とそいつを食べにいくことにしたのでした。

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ということでやってきたのはコチラ「味の札幌 浅利」という店。個人経営店のようですが、結構入りやすい感じの雰囲気。しかも様々な人が次々と入っていくのが見えます。私もそれに混じっていざ入店。

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店内はカウンターがずらっと並んだ席で、個人経営のラーメン屋ではよくありそうな店内。

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様々なメニューに目がつれらますが、目的は決まっているので迷わず味噌カレー牛乳ラーメンを注文。

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待っている間、店内を撮影。

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なんか様々な人のサイン色紙がありました。

 

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ということで出て来ました。味噌カレー牛乳ラーメンです!白い!

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モヤシ、チャーシュー、メンマ、ワカメというよくありそうな具材のうえに、バターがのったラーメン。早速いただきます!

 

食べてみた感想ですが、まず違和感が全くない!基本的には味噌ベースのラーメン。辛味噌ラーメンとかはたまに聞きますし、普通の味噌ラーメンが辛いケースもありますが、基本的にはそんな感じ。そのわずかな辛みがカレーの辛さに置き換わっている、という感じでしょうか。さらに味噌の塩辛さやコクと、カレーの香りや辛さというお互い強すぎて反発しかねない二者の間に牛乳が入ることで、お互いのクッションになりマイルドな味に仕立てています。こりゃ確かにどれも欠かせない要素ですね。

麺はモチモチの太麵。ほどよくスープに合う麺となっていました。チャーシューは赤身を使っていてくどくなく、メンマもよい感じ。モヤシやワカメも隠れた引き立て役になっています。

何気なく食べ進めていましたが、次第に上に乗ったバターが溶けてきて、ラーメンがバター風味に!味噌バターラーメンは間違いない味からして、このラーメンでも合わないわけがなく。はじめはバター風味が無く、時間が経つにつれバターラーメンへと変わっていく味変。最後まで楽しめる素晴らしい工夫だと感じます。胡椒入れ忘れたぁーっ!

 

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今回も飲み干し。腹と金銭に余裕があればもう一杯食べたかったくらいの絶品ラーメンでした。

 

少し調べてみたところ、この味噌カレー牛乳ラーメンというのは青森のB級グルメ、またソウルフード扱いされているラーメンのよう。とくにこれは「味の札幌」という店で造られたようで、この店は店名からして暖簾分けした店であると推測されます。残念なことに「味の札幌」という店そのものは閉店してしまっているようですが、暖簾分けした店舗は5店舗あるようで、各店舗でこの元祖の味噌カレー牛乳ラーメンが食べられるんだそう。

考えてみれば「味噌ラーメン」も「カレーラーメン」も一般的なラーメン。とはいえ、それを合わせるという発想はなかなかないアイデアだと思います。

味噌カレー牛乳ラーメンが食べられる店はそんなに多くないようで(青森県内で10店舗くらいらしい)、さらに関東民の私が知らなかったことを考えるとなかなかマイナーなラーメンと言えてしまうかもしれません。ふと見つけた青森名物でしたが、迷わず突撃して大正解だったな、と思えます。

 

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ということで、この店がずっと繁盛すること、および味噌カレー牛乳ラーメンがずっと愛される存在であることを願いまして、この店を離れます。ごちそうさまでした!

 

 

もうちょっと続くんじゃよ

 

 

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ホテルへの帰り道、ふとコンビニに寄ったら…おいおい、こんなところにもあるのか…と。味噌カレー牛乳ラーメン、まさかのインスタントラーメン化されておりましたw

まあ、さすがに持ち帰れないのでスルーすることに。次食べるのはいつになるのでしょうね?

 

…と思っていたんですよ。


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旅から帰った後日、チャリを漕いではるばるやってきた駅前。他のものが目的だったのですが、ふとデパートに寄ったところ青森物産展がやっておりました。あまりにもの偶然に( ゚Д゚)ハァ?となりましたが、せっかくなので覗いてみたら。


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あるじゃんけ!味噌カレー牛乳ラーメンのインスタント!しかも今(これ書いてるとき)に気づいたんですけど、青森で見たヤツと全く同一のヤツじゃないか!!

どんな巡り合わせだろうか、と思いながらも購入。インスタントにしては安くない価格ですが、再現とはいえあの味を再び食べられるなら安いもん。とはいえいくつも買ってこれないので1つだけ…

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と思ったら家族がめっちゃ食いついてきてですね、皆で分けて食べることに。

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かやく・スープなど袋は3種。

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カレー+脱脂粉乳+出汁でしょうか?

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f:id:Kusasenbei:20200729230132j:plain←牛乳こぼすなよ()

牛乳を少量ぶっこむと美味しいらしいので追いミルク。

食べてみた感想ですが、うーんバターが濃すぎる!乳製品がそんなに好きでない父も「乳臭ぇ」と言ってしまうくらいにバターが効きすぎています。とはいえ、再現度はなかなかのもので、これはこれで美味しいインスタントラーメンでした。青森の味を家で食べられるとは思いませんでしたし、結果的に少し気になっていたインスタント版も食べられたのでよかったです。

この物産展をやっていた業者さんはときおり埼玉とか東京のほうに来て物産展をやっているようす。こういうラーメンはかなりレアな存在ですが、もし見つけたら食べてみてください。

 

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くさせんべいの記事リンク集

2020年「北海道陸路旅」記事リンク集 - 煎餅の旅と日常

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いざ行かん青森・つがる号ちょっぴり乗車 北海道陸路旅#6 - 煎餅の旅と日常