北越急行を全力で楽しむ沿線観光(後編/沿線観光編)+地元へ 新潟旅2019#10(終)
どうも、くさせんべいです。
今回も北越急行沿線巡り。前編ではほぼ列車と駅のみでしたが、後編は沿線施設も訪ねていきます。
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北越急行を全力で楽しむ沿線観光(前編/駅・列車巡り編) 新潟旅2019#9 - 煎餅の旅とご飯と日常の記録
ということでほくほく大島駅。ここから南へ向かって少し歩きます。
この先に「日本一」を自称する、あるものを扱う店があると知ってそこに向かうわけですが…
駅前ですら何もなさそうなのに、こんなところに日本一を語るナニカがあるのか?と思いつつもてくてく。
マジであった
ということでやってきた店は「日本一うまいトコロテン」というお店…これ、ただ単純に自称した肩書なんかじゃなくて、店の名前なんですよ。
ということで店内へ。都会者の偏見でてっきりご年配の方が経営してるのかと思いましたが、若いお兄さん含め一家で経営しているって感じでした。
さっそくところてんを注文。さあ、日本一のところてんのお味とやらは…と言いたいところですが、私は生まれてこの方「ところてん」なぞロクに食べてないので、比較しようがないんですよね。とりあえずありのままの感想を。
ちなみにここは黒餡蜜でなく、酢醤油やシソ醤油で食べるようです。
うおお!綺麗に並んだところてんにかけた醤油が反射してキラッキラ輝いてる!すげぇ!
1本1本のところてんの角がしっかり立った角柱形。写真に箸1膳ではなく1本しか写ってないように、このところてんはなんと1本箸で食べます!中心部から真ん中をすくうようにとると意外に落ちないんですよ。
食感は…ずいぶんところてんを食べていないのでどうとも言えないですが、ぷるぷるした感じで、さっぱりした酢醤油が爽やかで美味しいです。
300円って高いのか安いのかわからなかったのですが、後日江の島行ったらところてん500円、知人からは伊豆でところてん食べ放題1000円みたいなことを聞いたので、ここは相当リーズナブルなところのようです。安くてうまいとか最強ですね!(何が?)
このところてんはこの地域の美味しい水を使って作られているとかで、(撮り忘れたけど)湧き出している水を自由に飲むこともできます。生水だから危険ということもなく、大変美味しい水でした!
調子に乗ってかき氷も注文。今流行りのフワフワかき氷ではないですが、美味しい水を使っているので美味しい気がしますね!(違いは分かっていない)
ということで、午前中の間食。ごちそうさまでした。秘境感漂う場所にあるこの店ですが、意外にも時折車がやってきてはさまざまな人が食べに来ました。そもそもこの店自体数世代続いているようなので、廃業する心配はしなくてよさそうです。ちなみに冬季休業です。
その後ほくほく大島駅に戻って、通過する超快速の撮影。
駅舎内も撮影します。
その後、やってきた列車に乗車します。私のほかにここでも地元利用客らしき方がもう1名乗りました。
[ほくほく大島10:05→まつだい10:11]
ほくほく大島駅付近はトンネルが少し広めに掘られています。
まつだい駅で下車。
この駅は道の駅「まつだいふるさと会館」が併設されている珍しい駅なので、少し早い時間に駅に来ても道の駅で時間を潰せそうです。
ファミリーマートが施設内にあります。地元住民のインフラの1つなのでしょうか、なんと通常のお弁当とかインスタント食品のほかに、生肉も販売されていました。すごい!
この道の駅で記念切符購入しようと思ったんですけど、ここは扱ってない駅のようです。代わりにマンホールカードを頂きました。
館内には681系のモニュメントが置いてあります。電車の生首だ…*1
外にも681系の石像があったようですが、見事に探し忘れました。
それから、超快速がまた通過するようなので撮影。
散策もそこそこに、また電車に乗ります。交換列車があるわけでもないのに、1線スルーじゃない方の線路に入ってきました。何故でしょう??
[まつだい10:53→十日町11:02]
ということでやってきました十日町駅。既に4回通っているのに改札を出るのは地味に始めてです*2。
昼食時間帯なので、ここから北東に少し歩いて店に向かいます。
途中飯山線の踏切を渡ります。
反対側を見ると、飯山線の十日町駅が見えます。車両はキハ100系(110?)。丁度列車が2編成到着していますね。
列車がなかなか来ない飯山線沿線をてくてく。
歩くこと15分くらい、道の駅「クロステン十日町」に到着。
中には土産コーナーやレストランもありますが、内装はなんか公民館みたいな感じでした。
レストランに入ります。…が、少々お値段はお高め。仕方ないです。
十日町といえば、十日町蕎麦。また、新潟県といえばへぎ蕎麦。メニューにもへぎ蕎麦の名前があったので、当然それを注文
してねぇぞこいつ。
…へぎ蕎麦、高かったんですよ。
注文したのは、何も特色のないカツ丼…ではなく、地元の食材を使用したカツ丼です。確か1080円。早速頂きます。
………!? 旨い!?
カツにたれと共に絡んだ卵はトロトロなのに、衣はサクサク!カツが薄いなんてこともなく、ご飯と一緒に食べるとめちゃくちゃ美味しいです!
正直ごくフツーのカツ丼かとずっと思っていましたが、予想以上に旨い!ぶっちゃけ言えば、人生で食べたカツ丼の中で最も美味しいです!
もちろん完食。美味でした。
時間はありますが、粗方回ってしまったので駅に向かって戻ると…おや…あれは…!?
やっぱり!キハ40改造のShu*kuraじゃないですか!
初めて見ました。指定席快速なので乗るための料金はそんなに高くないのですが、なにせ酒をテーマにした列車ですので、お酒を飲めない私には少々精神的なハードルが高いです。とはいえキハ40が余命宣告されてしまったので、この列車についても長くないのかなって思っています。早く乗りにいったほうがよさそうですね。
こちらにはキハ110系が停まっていました。
えちごツーデーパスに途中下車印を押してもらい駅を出て、JR駅舎の方を撮影。
急ぎ改札を通り、ほくほく線の方の改札を通ると、間もなく列車がやってきました。これで終点直江津まで向かいます。ちなみに右側の線路は現在使用停止中の通過線で、かつての十日町を通過する特急はこちらの線路を使用していたようです。
車内は転換クロスシートの車両でした。日曜にトンネル内でシアターを放映する「ゆめぞら」で映像を上映するための放映機がセットされている関係で、片側の荷だなありません。うーん地味に不便そうです。でもゆめぞらは見てみたいですね。
犀潟駅手前でJR線とオーバークロスします。
そのままJR線を走り、直江津に到着。
今回の旅で最後の直江津駅。えちごトキめき鉄道の車両と並べてパシャリ。
そして今回の北越急行乗車のフィナーレには、特急はくたかに代わって登場した看板列車「超快速スノーラビット」に乗車します!
これは特急はくたかの利用客の25%近くが直江津利用客であったことを踏まえ設定された列車で、直江津方面行2本・越後湯沢行1本が1日に運行されています。車両最高速度110km/hをフルに活用した俊足列車で、その驚くべき停車駅は(再速達の2本は)十日町のみ、起点終点の犀潟と六日町すら通過します。その評定速度は、この列車より最高速度の速いはずの新快速やつくばエクスプレスを超える88.09km/hで、特別料金不要の普通列車では堂々1位、ツワモノ特急に混ざって評定速度ランキング(在来線)20位以内に食い込むというすさまじい記録を持った列車です。ほくほく線内はほぼトップスピードで走行するので、ほくほく線内に限定すればその評定速度はもっと高くなるのだそう。
ほくほく線の車両にはお手洗いが無いので済ませてから乗り込むと、間もなく発車しました。
[直江津13:57→越後湯沢14:55 超快速スノーラビット]
2両編成ですが、車両はボックスシートでした。最速達列車ですが、当然のように1両編成でも運行されています(笑)
青春18きっぷは使えないと案内板でしきりに案内されていました。キセルする人、やはりいるのでしょうか。
今回の旅で7回目の信濃川を超えます。
十日町発車後。先ほど訪れた道の駅が見えます。
…この列車は最速達列車ですが、普通列車ももともと速度が速い上駅間距離が長いので思ったほど超快速に乗っている感じはしないですね…
ちなみにこの列車、私が乗ったときは十日町のみに停車する最速達の停車パターンの列車でしたが、利便性向上のため2020年のダイヤ改正で虫川大杉・まつだいなどにも停車する準速達パターンに変更されるそうな。
そのまま六日町を通過し、上越線を快走。
そのまま越後湯沢駅へ滑り込みました。
四半日程度ではありましたが、ほくほく線沿線巡り終了。とても楽しかったです!
改札を出ます。広いコンコースは、冬のスキー利用者の賑わいと、それからかつてのはくたか発着時代の賑わいを想像させられます。
駅舎をパシャリ。東西の差…
お土産屋は夏でもそれなりに賑わっています。その一つにも訪問!
米どころ、そして酒の造られる場所、新潟。ここCoCoLo湯沢は、日本酒を専門に扱っており、しかもその一角で500円でおちょこ5杯分の日本酒が試飲できるそうな。お得かどうかはわかりませんが、酒飲みの間ではかなり有名のようです。
駅外のお店でお土産を買ったのですが、店のおば様から「どこから来たの~」って聞かれ、埼玉県から来たことやこれから新幹線で帰るってことを話したら、「新幹線内で食べてね~」ってなんとお菓子をオマケしてくださいました!やっすいお土産しか買ってなかったのに…!ありがとうございました!
長かった新潟旅行もいよいよフィナーレ。
えちごツーデーパスは大宮まで対応してませんので、ここからは新幹線で帰ります。予約した新幹線は、これまた余命宣告されたE4系MAX。
急ぎ切符を通して改札内へ
キタ――(゚∀゚)――!!
もう入線してるかと思ったのですが、思ったよりギリギリに入線してくるようですね。
当然ではありますが、2階席を予約しています。えきねっとで。
…いやちょっと待て。そのマークは何だ。
最も安くなるえきねっとでのE4系予約は普通車だと1階席しか予約できなくて、仕方ないのでグリーン車を予約するしかなかったんです。これでもお先にトクだ値だと正規自由席料金より600円も安いんですよ。ちょっとした贅沢です。
それではいざ地元へ!ありがとう新潟!
[越後湯沢16:01→大宮 上越新幹線MAXたにがわ412号(E4系)]
E4系乗車は最後になるかもしれないので車内散策していたらあっという間に新清水トンネル過ぎていました。さすが新幹線…
車内にてオヤツタイム。新潟こしひかりパイは、オマケにくださったお菓子です。ありがとうございました!
道中各駅に停まりましたが、退避は1度としてなく、あっという間に「まもなく大宮」のアナウンス。全力で現実に戻されてる感じがしますねwww
大宮到着!余命僅かなE4系は、終点東京に向け走り去っていきました。ラストランのその日まで頑張って走ってほしいですね。
- E4系に乗車 Clear!
一番最後は勝手知ったる東武野田線アーバンパークラインにて帰宅。
ということで、新潟旅終了。ホテル3泊は、自身で予約した旅行の中では最も長いものとなりました。上越線の遅延、小出の町での土砂降りなどに始まるトラブルというのも結構ありましたが、とても楽しい旅行となりました。
ちょっと余談。小出で雨に濡れたとき、靴が「防水?なにそれおいしいの」状態になっていたためびしょぬれになり、そして旅が終わるまで乾く様子を見せませんでした。そのせいで私の足による匂いテロが度々発生していたんじゃないかと思います。居合わせた人、申し訳ありませんでした…
その靴は1週間くらいで新しい靴に替え、即行で靴箱行になったまま日の光を浴びていません。今までは好んで地味なスニーカーを履いていましたが、これを機にスニーカーを履くのをやめました。スニーカーって、長時間歩くには不向きなんですってね。まあこの新しい靴がまたちょっとしたトラブルを作るわけですが、それはまた別のお話。
次は関西旅行のことを…書けたらいいですね。
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2019年内更新間に合ったー!