東海道線を西へ・静岡で「半生」ハンバーグを食べてみる 2019関西食旅#1
こんにちは、くさせんべいです。
2019年の9月頃、関西に行ってきたので、その様子をレポートしたいと思います。
今回の旅は、前回の旅で余った青春18きっぷ3回分を使用する目的で計画。旅にあたってのテーマは「グルメ」とすることにしました。
…のはいいのですが、旅してからあまりにも放置しすぎたせいで味の感想とかをかなり忘れてしまったので、うっすい感想になりそうな予感です。
東海以西の鉄道に関しては詳しくないので、サクサクと進めていきたいですね。
記事リンク↓
旅の記録↓
#1→これ
#2以降→まだ
食レポ部分↓
ということで上野駅。本日分の青春18きっぷに判子を押してもらい駅に入…ったのはいいのですが、この時点で私は汗だくとなっておりました(;´Д`A ```
北千住に到着した準急から日比谷線に乗り換えたのはいいのですが、上野駅での日比谷線からの乗り換え時間は僅か5分。いつもはそんなに長くない通路が今回に限ってはとてつもなく遠く感じられ、しかも重みのある荷物が思ったより足の負担に!汗だくになりながら無人の通路を猛ダッシュする私の姿は、まごうことなき変人だったことでしょうね。
まだ上野東京ラインは動いてない時間帯なので、京浜東北線に乗ります。
[上野5:57→東京6:05 京浜東北線]
ということで東京駅。またも2分という短い時間での乗り換えでしたが、階段降りて昇るだけだったので上野での乗り換えよりかは精神的に楽でした。で、東京駅始発の電車が到着する10番線へと向かったのですが…新幹線ホームにつばさ121号?が見えるばかりで乗車電はまだ来てないようです。
東京駅到着前で乗車電っぽい電車と並走したのですがまだ到着してないとはどういうことでしょう??
ほどなくして列車が滑り込んできました。これよりずーっと東海道線を西へ西へと進んでいくのですが、これはその1本目の列車です。ひとまず海側のボックスシートを確保。
ちなみに東海道新幹線(東京駅)の始発列車といえば6:00発のぞみ1号ですが、東武スカイツリーライン沿線に住む埼玉県民は最寄り始発の列車に乗っても100%間に合わないので、東武沿線オタにとっては(乗りに行くのが難しい電車という意味で)夢の列車だったりします。
道中様々な列車と並走、交差します。
近郊区間を良好な線路規格に任せ爆走し、JR東海管轄の御殿場線と乗り換えできる国府津駅までやってきました。東京発車時点でガラガラだった列車は、横浜に至るまでも少々混みましたが、小田原に近づくにつれてボックス含め席は完全に埋まり、通勤ラッシュのごとく凄まじい人数が乗車してきました。朝の下り列車かつ先頭車なのにも関わらずコレとは、東海道線東京口は恐ろしいですね…
そういえば、東海道線だと「短い10両編成」と案内するんでしたっけ?格が違う
市街地が近づくと間もなく小田原駅に到着。大半の人がここで下車したので、ボックスの隅で荷物抱えて(邪魔にならないよう)小さくなっていた私も、ようやく一息。
小田原を出ると、線路は海沿いへ。夏ゆえか空が霞んで写真映えしませんが、時期、時間帯や天候によっては太陽が水面でキラキラ輝く素晴らしい写真が撮れます。
熱海到着。せっかく熱海に来たからには足湯に入ってノンビリしたいところではありますが、接続が良すぎてそんな時間ないので急ぎ乗り換え。ここからはJR東日本からJR東海へ管轄が変わります。
先頭車に乗ろうかと思いましたが、それよりも乗り心地の良さに定評のあるJR東海の列車に乗りたかったので先頭の211系ではなく313系の最後尾へ。
ちなみにここからはオールロングシート。快適なクロスシートで甘やかされてきたお坊ちゃま18きっぱー共はここで悲鳴を上げます。修行が足りんぞ(笑)
ながーい丹那トンネルを通ります。
わずか20分弱で沼津に到着。ここでなんと乗客の半分以上が入れ替わりました。さっき煽ったお坊ちゃま共(の極一部)は、天下のJR東海に対し無礼にもこの区間にクロスシートを入れろと要求しているようですが、もし乗客の入れ替わりが激しいこの区間にクロスシートなんて入れたら確実なサービスダウンに繋がってしまうのは火を見るよりも明らかです。「お客様は神様」とはよく言われますが、その格は余所者の18きっぱーよりも地元住民の方がはるかに高いですし。
あ、ここで貨物列車に抜かれました。
それで吉原駅付近まで来たのはいいのですが、踏切支障だかなんかで先行列車が詰まっているらしく、ここにて抑止されることに。まあ急いでいる旅でなかったので別によかったんですがね。
373系乗りたいなぁ…
静岡到着。本来1分乗り換え(多分対面)で先行してた興津始発に乗れたのですが、遅れたのでその列車はさっさと先にいってしまったようです。で、吉原付近でもたもたしてるうちに後続の列車が追い付いてしまったようで。
沼津で、JR東から接続してきた列車と接続した列車ですので、残念ながら上野駅のダッシュ乗り換えは無駄だったようです。まあ遅れたんだし仕方ないね。
[静岡9:42+→天竜川10:49+]
静岡駅に停車中の新幹線。偶然にもその時から余命宣告がされてた700系が停まっていました。
大小いくつもの川を渡ると、列車は最初の目的地天竜川駅に到着。ここで今回の旅1回目の食事へ行こうと思います。
改札を出ると、駅舎からは上り列車が見えました。
”生焼け”だけど大丈夫?静岡ローカルチェーン「さわやか」の絶品ハンバーグを食べる
ということで天竜川駅。時刻は11時前。駅前北口ロータリーの目の前の道路を北へてくてく歩きます。始発列車に乗る前に朝食をお腹に入れたっきり何も食べてないので、お昼には少し早いですがお腹が空いてしまいました。
途中「東海道」と書かれた案内板の道路を横断します。国道1号線でしょうか?
歩くこと15分程、大通りに面した道に目的の店が。静岡出身の芸能人が言ったことでその名前が知られ、その味から県外からも多くの人が訪れるにも関わらず、訳あって静岡のローカルチェーンでありつづけるレストラン「さわやか」(浜松篠ケ瀬店)です。
早速入店。
店舗によっては開店前から並ぶとのことで、入店したのが11時過ぎだったので少々不安でしたが、平日の昼間だったゆえかすぐ案内されました。開店から15分過ぎてないのにもう席の半分以上が埋まっていたからすごいですね。
このさわやかの何がウケてるっていうと、生焼けのハンバーグを提供してる点。ビーフステーキだと、(よっぽど状態が悪くない限り)表面さえ焼けばレアだろうが問題は無いのですが、ハンバーグだと話は別。肉の表面についてる細菌が中に入り込んで繁殖するので、一般家庭でレアのハンバーグなんてやった日には食中毒を起こしかねません。
その点、さわやかでは徹底した衛生管理が行われているようで、さわやかが静岡県内にしかないのもそれが理由のよう。工場から輸送してきた肉を使うので、その輸送中に肉がレアで食べられなくならない輸送範囲が静岡県のみのよう。
ちなみに豚肉は完全に加熱しないと食べられないので、言うまでもなくビーフ100%です。
それゆえに青春18きっぷを使うような貧乏学生にとってはまあまあいいお値段がします…一応、平日ランチとのことで夜時間帯よりもリーズナブルにスープ+ライスが付いたセットを食べることができました。
看板メニューげんこつハンバーグのランチを注文。ランチ価格1210円でした。
すぐにスープが運ばれてきます。旨い!スープの時点で旨い!野菜の出汁か何かが効いていて、空腹状態で飲むと余計にお腹が空いてくるような感じかします(笑
いよいよ本命のハンバーグが運ばれてきました。早速と言わんばかりに店員さんがまんまるなハンバーグを切り分け、熱々の鉄板に押し付けます。じゅうじゅうという音が食欲を搔き立てます!流れるような手つきで切り分けてしまったため切る前のボールが撮れなかったのがちょっと残念。
油がはねるので、さっきの紙を持ち上げて服にかからないようにします。
ソースはオニオンとデミグラスで選べるようです。私は圧倒的人気を誇るオニオンソースを半分だけかけてもらいました。ちなみに岩塩をかけて食べるのが通の食べ方とか。片方にはかけてもらわなかったのは通ぶって…というよりかは、何もかけないハンバーグの味はどうなんだろうっていう好奇心によるものだったり。
旨い!確かに半生ではありますが、半生の肉が良く焼けた肉の部分と合わさって家庭じゃ絶対出せない食感を生み出しています!
ていうか純粋に肉が旨い!岩塩だけでも文句なしに食べられるレベル。
オニオンベースのソースをかけてるともっと美味しいです!
完食。ごちそうさまでした。この味ならこの値段も妥当…いや、むしろ安いというべきでしょう。他にもデザートメニューとか、このハンバーグを使ったハンバーガーとかも扱っているようですが、お腹の容量と金額から断念。次はそちらも食べてみましょうかね(最早再度来ること前提)
お会計済ませたとき、お口直しに、と飴をサービスしてくださいました。ただ味が良いだけでなく、目の前で肉を焼くパフォーマンス的なサービスや、食後のちょっとしたサービスもリピーター確保に一役かっているのだろうなって思いますね。人気なのもうなずけます。
ちなみに早い時間だったのであんまり並んでないですが、混雑する時間帯は「順番待ち番号券」を発券できるほか、各店舗の待ち時間をHPでも確認できるようです。面倒なアプリDLとか会員登録とかする必要が無いのは楽そうですね。
店舗入り口には美味しさへのこだわりを書いたポスターが何枚も張られていました。
駅に戻ってきました。駅近店舗だと「新静岡セノバ店」(JR東海道線静岡駅・静岡鉄道新静岡駅)、「掛川本店」(天竜浜名湖鉄道西掛川駅)、「浜松高塚店」(JR東海道線高塚駅)などがありますが、東海道線沿いで到着時刻が丁度いい店舗はここだったので浜松篠ヶ瀬店を選びました。
ちなみに浜松駅前という超好立地に存在する「浜松遠鉄店」があることに気づいたのはもっとずーっと後の話。
ところでこの「さわやか」ですが、人気であることにあやかって名前を勝手に使ったりする業者がいるようです。以下HPからのコピペ
『
最近、各地で「さわやか」の名前を無断で使用したり、「さわやか」を連想させるような表現で、ハンバーグを販売している店舗・業者があり、お客様からもお問い合わせ・ご質問をいただいております。
さわやかとそのような店舗・業者とは一切関わりはございません。
さわやかは産地から店舗・テーブル上まで、「安全・健康・元気の出るおいしさ」を届けるために、全て「自社」で徹底した衛生管理のもとハンバーグを製造しております。
さわやかのハンバーグは、通販含め、「静岡県内のさわやか33店舗」以外では一切販売しておりません。
』
とのこと。人気というのがいいことばかりではないようです。
私としてはこれからも静岡県内のローカルチェーンとして頑張ってほしいので、こういう悪徳業者は無くなってほしいし、客側としてもそういう業者の売り上げに貢献しないようにしてほしいですね。
今回食べた「さわやか」のHPはこちら。↓
ホーム画面で早くも飯テロされますので空腹時に開くのはやめたほうがよさそうです(笑
今回はここまで。東海道線でさらに西へ向かいます。
次↓
2つの新快速・姫路駅の「えきそば」は蕎麦じゃない? 2019関西食旅#2
*1:時刻+…遅れ