煎餅の旅と日常

埼玉県生まれ、埼玉県育ち、生粋の埼玉っ子が関東を飛び出し旅へ行く。様々な街へ行き、現地の鉄道に乗り、様々なものを食べた私の旅のゆるい記録です。

103系と和田岬線・稲荷寿司の夜食 2019関西食旅#3

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さてさて、前回神戸駅までやってまいりました。今日の宿はここがJR最寄り駅となるのですが、ちょっと用事をこなしに即Uターンします。

 

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くさせんべいの記事リンク集

前回↓

2つの新快速・姫路駅の「えきそば」は蕎麦じゃない? 2019関西食旅#2

食事部分(短め)↓

 

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207系?は地味に初乗車です。

[神戸→兵庫 JR神戸線]

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その用事というのがコレ。大阪環状線から撤退したことで話題となった103系が残る「和田岬線」です。じつは山陽本線の支線扱いだとか。

ちょうど乗り換え?改札を通過したところで電車が到着し、サラリーマンが降りてきました…って、人数多っ?!

和田岬線は支線であるうえに日中時間帯は1本も電車が走らない路線ということで、わが地元東武大師線みたいな短編成ローカル?輸送を担っているのかと思いきや、20m級車体6両編成という私鉄近郊列車並みの輸送力を持った車両が大活躍する通勤路線だったようです。イメージと全然違う…

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関東圏の鉄道を管轄するJR東日本からはかなり早い時期に103系が撤退しており、私自身103系には乗ったことがありませんでした。大阪環状線から103系が撤退してしまったということで、車歴的にもそろそろ全滅へのカウントダウンが始まるんじゃないかと思い急遽乗ってきました。

国鉄時代に大量製造された車両ということですが、車内はリニューアルされておりあまり古さは感じませんでした。むしろ武蔵野線205系の方が車歴が若いはずなのに古さを感じてしまいます。

 

[兵庫→和田岬 JR和田岬線]

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兵庫を発車して僅か数分で到着。ものすごく近い距離でした。

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ホームには屋根がなく、というか駅舎らしいものすらありません。1駅だけの盲腸線ということで改札は兵庫駅で終わらせてしまうのですが、同じ方式の改札を行っている東武大師線とはやはり性質が全く違うようです。当たり前だ。

駅前にはファミマがあり、そこが待合室代わりになっている印象です。

 

真っ暗のなかやることもないので、折り返しの列車で即座に戻ります。

[和田岬→兵庫 和田岬線]

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ということですぐさま兵庫駅到着。人が降りたタイミングで車内の写真を撮ってみます。シートは青モケットで、結構柔らかい方だった記憶があります。

 

ということで、103系初乗車でした。この時点での私は103系がここから結構なスピードで淘汰が進んでいくものだと思っていたのですが、つい先日(執筆時点)これまた国鉄を代表する列車の1つであった201系が余命宣告され、103系よりも早く全滅してしまうことが決定してしまいました(なお103系はしれっと生き残る様子)。例によって201系も未乗車両なので、また来年度関西行く用事が出来てしまう結果となりました。

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兵庫駅自体は有人駅であるものの、和田岬線側の窓口は無人化されているようです(自動改札機は別のところに存在)。青春18きっぷでは通れないのでJR西日本のコールセンターを使用。初めて使いました。

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その後有人改札を通り兵庫駅舎の南口と北口を撮影。

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駅前をちょっとだけ回ってから先ほどの神戸駅

[兵庫→神戸 神戸線]

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神戸駅に到着。階段を降りると、最北のホームへの通路がありました。この時間は使えないようですが、そもそもこのホームを使うことはあるのでしょうか?

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神戸駅の北側に出て駅舎をパシャリ。神戸駅東海道線の終点であり、山陽本線の始点でもあります。…が、駅舎は高架化されていて当時の面影らしいものは全く無く、JR神戸線の中間駅として機能してるそうです。しかも2つ隣の三ノ宮のほうが発展しているという…

 

神戸駅を離れ、ホテルへ向かいます。

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ホテルは高速神戸駅の付近ですが、何せ地下駅なものなので目安が分かりません。

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少し迷いましたが、無事到着。今日はここ「チサンホテル神戸」に宿泊します。

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なかなかリーズナブルなビジネスホテルではありましたが、その割には立派なエントランスがついていました。一瞬もっと高級なホテルなんじゃないかと疑ったくらい。しかもアニメティも豊富。

早速チェックインします。今回はシングル喫煙室です。

 

え?

 

喫煙室??

 

予約間違えてるぅーーーーΣ(゚д゚lll)ーーーー!!!

 

てっきり禁煙室かと思い込んで予約したようです…ダメ元でホテルの方に禁煙室にかえてもらえないかとお願いするも、禁煙室本日は満室とのこと。Oh...orz

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フロントの人に謝られつつも空気清浄機があるからそれを使ってくれと案内されました。完全に自業自得な事態なのに丁寧に対応してくださいました。いい人だ…(´・ω・`)

仕方ないので空気清浄機をフル稼働します。しばらくするとヤニ臭も落ち着いてきました。

写真はシーツをめくってしまった後なので乱れていますが、室内はしっかり掃除されていて清潔感がありました。

 

豊橋稲荷で夜食

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豊橋駅で買っておいた「壷屋」の稲荷寿司を取り出します。本当は夕食にでもするつもりだったのですが、姫路駅でえきそば見つけて、(しかも大盛で)食べてしまったせいであんまりお腹が空いていません。が、汁漏れが起こっていることから早く駄目になってしまうことは明白であり、しかもこの時を逃すと食べずにポイすることになりかねなかったので食べることに。

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中には関東に多いとされる俵型のおいなりが7つ入っていました。汁漏れが起こっていたように、この稲荷のおあげには汁がたっぷり含まれているようです。具材入りの稲荷もあったようですが、私は(関東では)オーソドックスな白米の稲荷にしました。

 

この稲荷を買おうと思ったきっかけは、古本として売り出されていた鉄道雑誌*1にこの豊橋稲荷についての記事が載っていたことです。この稲荷寿司は根強い人気があるそうですが、何か特別なタレとかそういうのがあるわけではなく、代わりに1つ1つを丁寧に昔ながらのレシピ通りに作っているのだそうです。そのこだわりが垣間見えます*2

ところでこの豊橋駅の稲荷寿司は昔ながらの駅弁であり雑誌に載るほどのものではありますが、昔は稲荷寿司は時刻表の欄外に載らないほどありふれた弁当だったそうな*3

 

食べてからずいぶん時間が経ってしまったので適当な感想は言うつもりはないのですが、感じとしては甘めの味付けだったように思います。今度は空腹のときに、そしてあわよくば誰かと一緒に分け合って食べたいですね。そのときはきっと今回よりも美味しく感じられることでしょう。

 

 

次の日もやや早めの時間から動くので、日付が変わらないうちに早く寝ることにします。

では、また。

 

 

次↓

ぼっかけうどんと神戸市営地下鉄 2019関西食旅#4

*1:鉄道ダイヤ情報第48巻11号 通巻378号 平成25年11月号 P.26-29 このページに(資)壺屋弁当部代表社員松尾浩志さんへのインタビュー記事が存在する。ちなみにこの雑誌の古本屋での販売価格は税抜100円であった。

*2:雑誌のインタビューで壷屋の松尾さんは、「油揚げを煮詰める作業は複雑なものではなく、レシピも昔から何も変えていないのですが、作業の担当者が変わると途端に『職人さんが変わったのですか?』と問い合わせしてくる常連さんもいらっしゃいますから、難しいものだと思います」と話している。壷屋のこだわりもそうだが、常連さんに愛されていることもよくわかる。

*3:ソースは忘れました。