煎餅の旅と日常

埼玉県生まれ、埼玉県育ち、生粋の埼玉っ子が関東を飛び出し旅へ行く。様々な街へ行き、現地の鉄道に乗り、様々なものを食べた私の旅のゆるい記録です。

愛知県の2つの麺・東海道を東へ 2019関西食旅#9(終)

おはようございます。前回は舞鶴から名古屋まで来ました。今回はその続き。

 

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前回↓

いざ名古屋・ご当地?とんこつラーメン 関西食旅#8

 

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ということで名古屋駅。今日は基本的に帰るのが主目的なのでぶっちゃけチェックアウト時間まではぐーたらしてもよかったのですが、乗りたい列車があったので早起きしてきました。関東方面は上り列車ですが、いったん下りに乗ります。

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[名古屋7:12→大垣7:47 東海道線 特別快速]

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どこかの川か忘れましたが、川辺だけ霧がかかっていて面白かったのでパシャリ。

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朝早くの腹ごしらえには前日その辺のスーパーで買った天むすを食べたのですが、割引シールが貼っているやつを選んでしまったせいか腹痛と共に急にお通じがっ…乗り換え時間が短かったのでこりゃヤバイと思いましたが、車内トイレに駆け込むことで事なきを得ました。

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ということで大垣からは折り返して「ホームライナー大垣4号」に乗車します。特急型車両を使用していますが、青春18きっぷでもライナー料金330円を払えば乗車可能。車両は681系で、JR西日本の車両を借りて運行するといういわばアルバイト運用です。

ライナー券を買える場所がわからなかったので車掌さんに聞いたら、車内で買えるとのことで、(車掌さんの負担は増えてしまいますが)お言葉に甘えさせていただくことに。

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車内をパシャリ。同じくしらさぎ号の運用に入ることもある683系とは内装は似ていますが、雰囲気は少し違いますね。

座席に関しては、どこかで乗ってくる人がいたら譲ればいいやと思って最後方車両の出入口から一番遠い最後尾に座りました(が結局終点まで自分の席を指定された乗客が現れることはありませんでした)。

 

[大垣7:47→名古屋8:41 ホームライナー大垣4号]

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あ~~~GTOの音最高なんじゃぁ~~~~~

ゴホンッ

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ライナー料金をしっかり払います。

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写真はあまり撮っていないですが、このときの私はテンション上がりまくりでした。だってGTOだし

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ということで名古屋に到着。もっと乗っていたかったですが仕方ないので下車します。

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幕は既にしらさぎ幕に変わっていました。ここからこの列車は折り返して北陸へ向かいます。

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おや、こちらはシートの色が違いますね。指定席でしょうか?

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グリーン車青春18きっぷで乗れるなら大喜びでグリーン料金払っていたところですが、このグリーン車は「指定席」として販売されます。グリーン車指定席は青春18きっぷのルール上残念ながら乗れません*1

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名古屋・豊橋方先頭車は非貫通式のようです。

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編成の反対側まで来たらなんかちょうどいいところにきしめん屋が。

朝はちっこい天むす2つしか食べてないので、まだお腹の容量は空いています。

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ということで注文してしまいましたw

特別なトッピングもなにもつけてないただの「きしめん」を注文したのですが、デフォルトで油揚げ・鰹節・ネギがついてきました。これはうれしいですね。

実にお手軽な名古屋飯。ところでこれ、その辺の駅の駅蕎麦より旨い説あるな…

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乗ってきたホームとは反対側にまた別の681系が停まっていたのですが、食事中にどこかへ回送されていきました。

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その後は名古屋の名物?ナナちゃん人形を探しに行ったのですが、地上のアーケード部分(すなわち店外)にあることを知らずにめっちゃウロウロしていました。新宿や梅田よりも名古屋駅のほうがよっぽど複雑ですわ。

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その後はせっかくなのでこの地域の私鉄「名古屋鉄道」、いわゆる「名鉄」にちょっとだけ乗車することに。

名鉄鉄ヲタの間でも「名鉄沼」と呼ばれるくらい色々とカオスな私鉄のようです。我が地元東武も深みに陥るとなかなかの沼なのですが、聞く限りでは名鉄はもっと深い沼のようで…

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詳しいことについては他の方のサイト・動画等を見ていただくとして、名鉄名古屋駅だけでも「巨大ターミナルなのにホームが2面3線しかない」「かなり多くの種別が乗り入れる」「支線直通列車多数」「編成も多種多様」などというカオス要素&初見殺しの罠がたくさんあります。

方面別に乗車整理を行うため、一応鉄道に興味ない家族も行先さえしっかり把握してれば問題なく乗れるくらいには親切な案内ですが、行先を把握してない人・駅の案内をちーっとも聞かない人(一部そういう人もいる)を中心に誤乗が多発しそうな感じです。初見で駆け込み乗車すると死にます()

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とりあえず適当な列車に乗って金山へ行きます。

[名鉄名古屋→金山 名鉄本線]

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金山でもいくつか撮影していました。

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情報量が多いのに3色LED掲示板とな…?

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駅舎をパシャリ。

ここから適当な列車で豊橋へ移動します。路線は再びJR。

 

[金山→豊橋 JR東海道線]

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ということで豊橋。旅行最後の昼食はここで済ませることにします。

 

食べて美味しい。食べて楽しい?豊橋カレーうどん

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ということで駅から数分、やってきたのは「勢川本店」。

実はここ豊橋周辺では、地域の名物として「豊橋カレーうどん」という料理が存在しています。

これを知ったきっかけですが、舞鶴のときにも話題にした同人誌作家N氏がTwitterかなんかで流して広まったあるイラストです。というかむしろそれがN氏を知ったきっかけだし原作を知ったきっかけだしそれに引きずり込まれた原因だしあれなんか私N氏にめっちゃ影響されてね?(イマサラ

店内に入り早速注文。

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ということでやってきました。カレーうどん。実は私はカレーうどんというものを初めて食べます。

お味はというと、カレーの味もしっかりついてますが、基本的に和風ベースのつゆが全体の味をしっかり支えており、「うどんにカレーをぶっかけた」なんてチャチな表現ではとても表現できるようなものではありません。つゆはとろみがついていて、麺を食べるとつゆが絡んできます。油揚げはつゆをしっかり吸ったしみしみで、シンプルなウズラ卵と供えられたお漬物がちょうどいいアクセントになっています。これは美味しい!

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さて、普通のカレーうどんとしてもなかなかにクオリティの高いこれですが、ちょっとした遊び心というか、ギミックが隠されています。

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なんとこのカレーうどん容器の底に「とろろご飯」が隠れています!

つまりカレーうどんを食べた後、そのまま今度はカレーうどんのつゆを利用した混ぜ飯として食べることができます。美味しいのはそうですが、食べた後にとろろご飯を掘り出して味変できる楽しさも兼ね備えてます。

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つゆも全て飲んで完食。ごちそうさまでした。

ちなみにこの「豊橋カレーうどん」ですが、名乗るには条件があって、

  1. 自家製麺を使用する。
  2. 器の底から、ごはん・とろろ・カレーうどんの順に入れる。
  3. 豊橋産ウズラ卵を使用する。
  4. 福神漬けまたは壷漬け・紅しょうがを添える。
  5. 愛情を持って作る。

というもの。乗せる具材やつゆの味はある程度自由のようなので、店によって違いが出てくるようです。ネットで見る限り盛り付けも全く違うようなので、今度来たときは他の店にも行ってみたいですね。

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そうそう、カレーうどんですが勢いよくすするとつゆが服に飛び散りそうな感じだったので食べる際はご注意を。

引用元↓

www.honokuni.or.jp

 

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後はもうひたすら帰るだけです。

[豊橋13:23→浜松13:57/14:10→静岡15:22/15:24→熱海16:41]

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そうそう、豊橋駅構内にこんなお菓子も。フワフワしたスポンジとなめらかなクリームとザクザクしたブラックサンダーがいい感じにマッチした美味しいお菓子でした。

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ということで熱海に到着。

時間的に寄れそうな感じもしないのでさっさと次の電車へ。ここからがラストスパートです。

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ここからはJR東日本、車両も見慣れたものになります。

無事ボックス確保。

 

[熱海17:04→上野18:48 東海道線快速アクティー]

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実はこの日、京急線神奈川新町駅付近の踏切で立ち往生したトラックに電車が突っ込んだ日で、架線柱がやられたためこの日は終日運転再開できない日となってしまっていました。そのため振替輸送の煽りを受けて下り列車はもう大混雑、私が乗る上りも(前にこの時間に乗ったことなかったので比較のしようがないのですが)心なしか混雑していたように思われます。

ちなみに現場付近が見えないか見ていましたが、ビルに囲まれていたのと日がすっかり落ちていたこともありちっとも見えませんでした。

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品川からは通勤客も乗ってきて大混雑。

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上野駅で下車。この後どう帰るか迷いましたが、青春18きっぷを使っていたので常磐線経由で帰ることに。

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ということで北千住。この後東武線で帰りました。いくら楽しい旅とはいえ、東武線の放送を聞くとものすごく安心感を感じるあたり私の地元はここなんだなって実感します。帰る家があるって素晴らしい。

 

さて、これまで何度も旅行してきましたが、今(執筆時点)も飽きることなく旅行に行こうとしています。

トラブルなんかもありますが、それも含めた予想のできない非日常っていうのが物凄く楽しいのです。そして旅で知ったことは、私の人生の糧になっていると私は感じています。

次はどんな出会いがあるのでしょうね。

*1:そもそも「グリーン車自由席は乗車可能」というルール自体JR東日本近郊列車の中間車に連結される2階建てグリーン車に乗れるようにするための特例みたいなもののようです