煎餅の旅と日常

埼玉県生まれ、埼玉県育ち、生粋の埼玉っ子が関東を飛び出し旅へ行く。様々な街へ行き、現地の鉄道に乗り、様々なものを食べた私の旅のゆるい記録です。

旅のハイライト~ダイヤ改正で変わったもの 北海道陸路旅#C0

こんにちは。くさせんべいです。

先日旅に行ってきました。7泊8日という、今までの旅と比べ圧倒的に長い旅となりました。今回は「チャプター0」として、旅のハイライト、特に旅中で訪れた「ダイヤ改正で変化の生じた点」を中心に書いていきたいと思います。時系列順ではありません。

 

ちなみに旅行中にダイヤ改正日を迎えましたが、関東で話題となっているサフィールとかリニューアル踊り子とか仙台ひたちとかにはち~~~~~っとも目をくれずひたすら旅していました。まあどうせ誰かがラストランやらファーストランやらに乗って早くも記録に残していることでしょう。私の領分ではありません。

あ、でも251系は乗っておくべきだったとは思う。いつかお金を貯めてスーパービュー踊り子の展望グリーンに乗るのがささやかな夢だったんだけどなぁ…

 

記事リンク↓

kusasenbei.hatenablog.com

 

  

東北本線・最後の白河越えツーマン運転

f:id:Kusasenbei:20200322110411j:plain

東北本線の黒磯~新白河の間では、黒磯駅構内直流電化のため数年前から交流電車が黒磯駅に乗り入れできなくなり、E531系とキハ110系の運用になっていました。しかしながら今回のダイヤ改正をもってキハ110系の運用は廃止、E531系に統一となり、さらに従来ツーマン運転だったE531系運用は(都市型)ワンマン運転へと変更となりました。区間には無人駅が含まれており、これをもってキセル乗車が容易になってしまうのではないかという疑問の声が上がっていますが、それはともかくとして…キハ110系の最終運用…は見られませんでしたが、E531系のツーマン運転も最終日でしたので乗ってきました。

※「白河超え」は私が勝手に名付けた言い方です。

 

函館本線長万部~小樽で新型車両H100系が運用開始

f:id:Kusasenbei:20200322094725j:plain←※JR東のGV-E400系

f:id:Kusasenbei:20200322094640j:plain

少し前の新潟旅ではGV-E400系に乗ってきましたが、それと基本的な設計が同じのH100系が先日のダイヤ改正から運行開始しました。この列車はまず手始めとして函館本線長万部~小樽に導入され、キハ201系を除く同区間の運用を一斉に置き換えました。

この列車はさらに増備され、老朽化が凄まじいことになっているキハ40系等を置き換えていくようです。

共通設計なので座席はJR東日本のような少し固めのシート、つまりはキハ40系に見られるあのフカフカなシートとは似つかないシートでしたが、案外お尻が痛くなるということはありませんでした。

なぜこの区間から導入したのか…自分は、「直通列車が圧倒的に少なかったから」「JR北では初採用の列車なので故障しても問題が少ない区間に導入したかったから」「同区間が赤字続きでガチでヤバいので経費を少しでも圧縮したかったから」「倶知安方面のサービス向上をついでに」みたいな理由じゃないかと(勝手に)予想していますが、真相はいかに。

まーともかく、キハ40系の記録はお早めに。

 

磐越西線の指定席サービス開始

f:id:Kusasenbei:20200322110535j:plain

f:id:Kusasenbei:20200322110604j:plain

いわゆる「乗り特列車」であった485系の快速運用が消え、同車両にあった指定席サービスも同時に消えた磐越西線。臨時を除いて「全車自由席」の状態が数年続いていて、地元住民からは「指定席車両を復活させてくれ」という要望があり、とうとう今回のダイヤ改正をもって指定席サービスが復活することになりました。といってもさすがに新たに列車を仕立てるつもりは全くなかったようで、その要望に対しては「既存のE721系1編成を改造して指定席に変える」という方法で応えました。そうきたか

ということで早速指定席に…というわけではなく、その前日の無料開放最終日ではありますが、本当にちょこっとだけ乗ってきました。まあそのレポートは後でするとして…この列車は「快速」なので青春18きっぷ北海道&東日本パスでも(指定席券を買い足せば)乗車できる乗り特列車となっています。本数は限られていますが、利用する価値は十分に高いと思います。磐越西線って、案外利用客多いみたいですし…

※車両検査等、稀に運用が無い日もあるので詳しくは各社から販売されている時刻表をご確認ください。 

 

札沼線廃線まで僅か2ヶ月

f:id:Kusasenbei:20200322100143j:plain

浦臼新十津川で運転本数が僅か1日1本となっている札沼線、またこの路線は北海道医療大学新十津川が2020年5月7日をもって廃線となることも決まっています。留萌本線、夕張支線と続き廃線ラッシュが続くJR北海道、前2つは乗車できませんでしたが、今回こそはと最初で最後の札沼線乗り納めをしてきました。

廃線まで2ヶ月を切っていたので鉄道ファンもわんさか…と思いきや、やはり直近の情勢の影響か、新十津川駅に行く唯一の列車なのにも関わらず1両編成のボックスが全て埋まる程度という少なさでした。

新十津川駅の駅前の売店で地元住民とお話していましたが、やはり少ない様子。なんと去年の同じ時期よりも少ないそうです(去年は人が多かったので列車を増結して2両で運行されていたほどだそうです)。それから、皆家を出ないので商売あがったりだという話もしていました。ちなみに、鉄道路線廃線に伴って最終日が近づけば近づくほど鉄道ファンがわんさか増えるので、新十津川町の町民も「廃線まで僅かだから人いっぱい来るぞ」と言っていたそうです。

新十津川から滝川までは僅か数キロ、今回の列車に乗った鉄道ファンの一部は滝川駅に向かったほか、町民も多くは普段滝川駅を利用するそうです。現在、新十津川駅が終点の札沼線、もし滝川駅に線路が繋がっていたら運命は変わっていたのでしょうか。

 

函館:観光客の消えた街

ここ数ヶ月で一気に広がって猛威を振るっているなんちゃらウイルス。私はなんだかマスコミの金となっているのではと邪推してしまうのですがそれはさておいて、ここ直近の情勢により観光客が激減。あの外国人の多さで近年は凄まじいことになっている京都をガランとさせるほどの観光客減少は、北海道有数の大規模観光地である函館にも影響をもたらしていました。

f:id:Kusasenbei:20200322103328j:plain

ということで朝市です。もう一度言います。函館朝市です

平日の朝だし時間も遅いから空いてるのかなぁ~なんてそのときは考えていましたが、店の店員に話を聞く限りではそうでもない様子。本当かどうかは分かりませんが、数か月前は道路がアジア系外国人観光客等で埋まり、そのあまりにもの人の多さは日本人観光客が100メートルくらい流されるくらいだったそうな(朝市店員談)。売れ行きが乏しいのか、商魂たくましい朝市のおばちゃん達は物凄い勢いで私に何か買わせようとしてきました。だが相手は筋金入りのドケチである私。相手が悪かったですね!!!

 

さすがに「観光客が消えた」というのは言い過ぎでしたが、普段どこにでもいるようなアジア系観光客はほとんどいませんでした。ヨーロッパアメリカ系の観光客もはっきり記憶にある限りでは数グループくらい、あとはチラホラと様々な国の観光客がいる程度で、函館・倶知安・札幌と外国人観光客の多そうなエリアを通ってきたにも関わらず今回の旅全体で見た外国人観光客は30人いくかも怪しいレベルの少なさでした。

代わりに日本人観光客(しかもほぼ若者)は割と来ていて、札幌や函館ではスーツケースをガラガラ引っ張る日本人の若者の姿が多く見られました。その数、見た外国人の数の約3倍以上で、旅慣れた鉄道ファンなどのスーツケースを持たない人を合わせると結構な人数になります(といっても平時の江ノ島等とは比較にならないほど少ない人数ではありますが)。

 あんまりホイホイとお金を使えるほどお金が潤沢には無く申し訳なかったのですが、それでも観光案内所の方は「いえいえ、来てくださるだけでもありがたいですから…」とおっしゃっていました。

 

 

ということで、今回の旅のハイライトを記述してきました。実際の旅の様子は、時系列順に書いていく#T(part)で記述していくとして、まずは旅のワンカットをいくつか#C(part)で記録していくことにします。どうせ長くなるのは火を見るよりも明らかですし、時系列順にチンタラ書いてたら磐越西線指定席とかH100系とかが古いネタになっちゃうからね!

 

それでは、また。