煎餅の旅と日常

埼玉県生まれ、埼玉県育ち、生粋の埼玉っ子が関東を飛び出し旅へ行く。様々な街へ行き、現地の鉄道に乗り、様々なものを食べた私の旅のゆるい記録です。

新鮮魚介を選ぶ!青森魚菜センターで「のっけ丼」を食べたら楽しすぎた話 北海道陸路旅#C6

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北海道へ向かう旅なかば。まあまあな時間に起きた私は、朝食を食べるべく青森市街へ繰り出しました。午前中は列車に乗る予定が全くないため、しばしゆっくりできます。厚着してちょうどいいくらいの冷え込み具合。たいへんすがすがしい朝です。

「荷物をホテルに置いておいて外に朝食を食べに行く」というのは、ソロ旅のなかでは実は初めてだったりします。いうか今までが異例だった説

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今年は暖冬でしたので、3月とはいえ本州最北端にも関わらずかなり雪は少なめ。雪に不慣れな関東民にとっては歩きやすい道を10分ほど歩きます。駅からもそんなに遠くありません。

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ということでやってきたのはコチラ「青森魚菜センター 本店」。

ここの名物はズバリ「のっけ丼」。海鮮丼というと既に綺麗に盛られて提供されるものが一般的ですが、ここでは海鮮を自分で盛り付けて食べることができます。しかも、その盛り付ける海鮮は自分で選ぶことが可能です。

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中に入ると目の前に案内所があり、ここで食事券のセットを購入できます。

10枚つづり1500円、5枚つづり750円。

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チケットを買うだけ買って市場内をてくてく

市場内にはこのようにたくさんの商店が入っており、見てるだけでも楽しいです。

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大ぶりで実に鮮度のよさそうな海鮮!

「1枚」とか「2枚」とか書いてありますが、これは交換に必要なチケットの枚数。購入した食事券を切り離して店の人に渡し、引き換えに具材を貰うのです

「丼」なのでご飯が必要。まずは市場内に5ヵ所あるらしいご飯屋さんでご飯の丼をいただき、その後、市場内を回ってチケットをを渡して好きな具材を乗せていただくのです。ご飯は普通盛り1枚、大盛2枚。海鮮とご飯の他に、お漬物・味噌汁・お惣菜・お肉なんかもチケットで交換可能

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こんな感じで、卵焼きや魚卵も豊富。店によっては同じもの(例:イクラ)でもチケットが1枚のところと2枚のところがあります。当然、2枚のところは量がたくさんあります。

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チケット1枚で刺身2切れのところも。こういうところですと、刺身1切れずつ違う種類のものに交換していただくよう交渉することもできます。私はやりませんでしたが、オマケのオネダリ交渉もできるようで…?公式HPによると『そんなときは、「おばちゃん」ではなく「お姉さま」と声をかけましょう』と書かれております。

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ご飯の引き換えできる店のひとつ。番号が掲げられており、館内マップと照らし合わせることで目的の店をすぐに見つけることができます。

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味噌汁やお惣菜も。メインはもちろん海鮮ですが、それ以外も意外にたくさんあるので例えば過去の私のような海鮮大嫌いの人が一緒でも楽しく選ぶことができます。

なお、ゆっくりゆっくり具材を選んでしまうとご飯が冷めちゃったりご飯の熱がせっかくの海鮮に移ってしまったりするので、私のような優柔不断な人はご飯を貰わずに市場内をウロウロしてみるのも一手です。

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完成したのっけ丼は、市場内の飲食スペースか市場外の階段をのぼった先にある休憩所で食べることができます。

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ということで、気になる具材を貰ってきました。ご飯ですが、2枚つづりが倍量なら2杯食べた方が2度楽しめるのでは?という発想のもとまずは普通盛り1杯のみ交換。自分で乗っけたかったので、銀トレイに具材を乗っけてもらいました。

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ということで盛り付けてみました

…盛り付け下手か!

ビジュアル的にはアレですが、味は間違いないです。ネタはどれも新鮮で、刺身は弾力がありたいへん美味しいです。ホヤは初めて食べましたが、まさしく珍味という感じでした。

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食事券はバラ売りで1枚ずつ追加購入するすることも可能。食券を足し、2杯目へ

とっくに普段の旅の食費を上回ってますが、食べたいものがたくさんあったから仕方ないことです。

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ということで2杯目!相変わらずご飯が見えてビジュアルがよろしくないですが、それでもさっきよりはマシだと思います。

真ん中に乗っているのはクジラの刺身。捕鯨が禁止されていた時代の生まれなので実はクジラを食べたことがなく、これが人生初のクジラ食となります。シジミ味噌汁も付けてみました。

浮力のある水の中の生物ということで、哺乳類ではあるものの陸の生物の生肉ほどのグニグニとした食感ではなく、ですが魚よりかは弾力のある食感でなかなか不思議でした。

頭付きの海老がプリプリの新鮮なもので、ついつい殻ごと頭までバリバリと食べてしまいましたw

 

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という感じで、青森ののっけ丼を食べてみました。海鮮がたいへん新鮮で美味しいだけでなく、「自分で選んで食べる」という楽しさがあり、満足度や充実感は非常に高いです。

消費税やコストの問題があるのでしょうか、食事券の金額は残念ながら高くなってきてるようですが、大変楽しく美味しく食べられるという点ではこれだけのお金を払う価値はありそうです。

ちなみに、私は飲み(め)ませんでしたが、現金500円でビールも買えるそうなので酒飲みの方々もご安心(!?)です。

 

ごちそうさまでした。

 

ちなみに、のっけ丼はHPもございます。そちらの方が詳しいのでご参考に↓

nokkedon.jp

 

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