引退寸前、きらきらうえつ乗車ミニレポ 2019新潟旅#4
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↑安かったのでこの後の列車内でつまもうかと思ったけど結局やめたやつ
こんにちは。くさせんべいです。新潟駅の改札内通路から。始発の磐越西線に乗りここまでやって来ました。これから、ある列車に乗車します。
って既にネタバレしてるじゃないですか。
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2019新潟旅#3 宿泊と、雨で残念な磐越西線 - 煎餅の旅とご飯と日常の記録
駅東改札のマツモトキヨシで飲み物を2本購入し、ホームに向かいます。
さて今回乗車する列車がもう表示されてますね。
フルカラーで列車の絵が表示されてる!すげ~!
さて今回は、2019年9月いっぱいで定期運用を引退することとなった
快速きらきらうえつ
に乗車します。
既存の485系を(魔)改造して、2001年11月に運行開始。高い人気を経て土休日を中心に実に17年以上も運行されたいわゆる「ジョイフルトレイン」です。
ですが種車が国鉄の置き土産である485系であり、各地で定期運行されていた同形式が次々と引退していくなかでさすがに定期運行を続けるのが難しくなってしまったのか、2019年9月にその役割を快速海里に譲る形で引退することになってしまいました。
今回は8月、引退1ヶ月半くらい前に乗車したときの記録です。
只見線を1日で完乗せざるを得なくなった原因。
入線し写真を撮っていたら、唐突にカフェラテが飲みたくなってしまったので下のNewDaysでアイスカフェラテを購入。時間が迫ってたのでそそくさと乗り込みます。
車両最前部・最後部には展望が見られるラウンジがあります。
今回座ったのは1番前から2列目のA席。座った席から余裕で前面展望が見られるのでラウンジスペースにはあまり行かないようにしました。
引退が近いこともあって、平日にもかかわらずガチ勢の多くの方が乗車しています。指定席は売り切れでした。
職員さんのお見送りのもと、終点酒田にむけて2時間40分の旅が始まります。
警笛&ミュージックホーン頂きました~(´ω`*)
[新潟10:11→酒田12:51 羽越本線 快速きらきらうえつ]
新潟出てしばらくは平野を走ります。新発田までは白新線区間で、普通列車の本数も多いです。
車内散策します。
全4両編成のうち2号車が売店兼フリースペースとなっています。また、同じ号車に観光案内の映像スクリーンがあります。きらきらうえつの文字が光ったり、下方の出っ張り部分にきらきらうえつの車体が流れて表示されたりでスゲェ…!ってなりました。また、この号車の席は売店で食事等を購入した人が40分限定で使えるそうです。そちらは利用しませんでした。
売店。グッズや飲み物、酒、おつまみなどを販売していました。引退まで2ヶ月をきっていたこともあり、売店にはひっきりなしに買い物にくる乗客が来ていました。私も並びます。
デッキ。左奥側はお手洗いで、右側は客室内へのスロープです。この列車はハイデッカー仕様なのですが、お手洗い以外完全バリアフリー仕様で車椅子の方にも優しい設計となっています。…ただ単純に車内販売用かも?
車両後方に来てみます。顔出しパネルが置いてあり、記念撮影ができるようです。他後方展望が見られ、ちょっとしたシート(腰掛)があります。
客室内。往路では撮り忘れたので、復路の写真ですが。
乗務員さんによる指定席券の検札がきました。引退記念として、新潟支社の社員がデザインした記念カードが検札した人に配られました。引退は素直には喜べませんが、こういった心遣いは大変嬉しかったです。
村上発車後。村上駅の北側に直流・交流を切り替えるデッドセクションがあります。この電車は種車が485系と古い車両であるため、交直切り替えのときは一部の非常灯以外の電気が一時的に消えます。最近の電車ではこのように電気が消えなくなってしまったので、この光景は貴重です。
村上を出ると、羽越線は海岸沿いが走るようになります。うーみだー!
桑川駅。この駅で数分間停車するためちょっとだけ下車できます。
乗客は思い思いに下車しては列車を撮影したり、写真右奥側にある駅の出入り口から目の前の海岸に向かったりしていました。
ところで奥にある跨線橋目掛けて走っていく集団が見えたのですが、あの方たちは反対ホームへ向かおうとしていたのでしょうか?
列車撮影もほどほどに駅を出ると、こんな看板を発見!
一部の道の駅(といっても結構な数)では記念切符を扱っているのですが、飛び込んで確認するとこの道の駅は取り扱い駅であると判明。即購入!
列車の発車時間が近づきますが、せっかくなので目の前の海岸へ。2枚ほど写真を撮影し列車へ急ぎ足で戻ります。
今回は急ぎ足だったので次はもっとゆっくり訪れたいですね。
道の駅の名前にもなっているように、この付近の海岸線は笹川流れという景勝地となっています。景色こそ綺麗なものの、雲がかかってどんよりとしています。残念。
この辺りの地形をみるとわかるのですが、崖が海岸近くまで迫っており線路は海岸付近に通さざるを得なかったと推測されます。冬は結構荒れるようなので、この地域の車両は塩害で整備に苦心しているのではないでしょうか?
小波渡駅を通過すると、羽越線はいったん内陸方面へ進路を向けます。吹浦周辺でまた海に近づきますが、このきらきらうえつはその手前の酒田終点なので海沿いの区間はおしまい。
ここに来てようやく爽やかに晴れました。
MHを鳴らしつつ、列車は庄内の田園地帯を駆け抜けていきます。
列車は最上川を渡ります。終点には間もなくです。
終点、酒田到着!
引退を控えた列車は観光列車らしい賑わいを見せました。
記事執筆時点できらきらうえつは廃止され、同区間は観光列車海里が担うこととなっています。485系のこの編成は残り12月までの臨時運転のみとなってしまいました。種車485系が特急運用から完全に消滅し、原形をとどめる車両は動かないも同然、わずか残された車両は風前の灯…この列車が、ラストランのその日まで無事に運行されることを願っています。
きらきらうえつに乗車 Clear!
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