煎餅の旅と日常

埼玉県生まれ、埼玉県育ち、生粋の埼玉っ子が関東を飛び出し旅へ行く。様々な街へ行き、現地の鉄道に乗り、様々なものを食べた私の旅のゆるい記録です。

庄内平野の酒田でラーメンを食べるand酒田さんぽ 2019新潟旅#5

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こんにちは。くさせんべいです。

快速きらきらうえつに乗車し、12:51に終点酒田に到着。折り返しもきらきらうえつに乗るので、16:10の出発までの3時間19分間は暇です。せっかくこんなに時間あるのに何もしないのはもったいない…!!ということで酒田観光をした記録です。

 

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引退寸前、きらきらうえつ乗車ミニレポ 2019新潟旅#4 - 煎餅の旅とご飯と日常の記録

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くさせんべいの記事リンク集 - 煎餅の旅とご飯と日常の記録

 

 

 

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 時刻は13:00頃。快速きらきらうえつに乗り酒田駅までやってきました。どんよりした天気だった新潟から150km以上も移動してきたことから、さすがに晴れていました。

さすがは東北というか、ちょっと暑く汗が噴き出るもののカラッとした天候であり、結構過ごしやすい気候です。

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さて、時間があるので観光するわけですが、観光地までは少々遠い様子。バスでもあるかな…と考えていたところ、なんとレンタサイクルがあるのを発見!しかも無料!?

しかし運の悪いことに、私はスーツケース持ち。コインロッカーという手段を考えましたが…貧乏学生の私にはとてもじゃないけど出せない(正確には出したくない)金額です。

 

 諦めて歩いて観光するか? いや…

 

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 こ う す れ ば い い で は な い か 

 

ということでスーツケースを自転車の前カゴに入れてこのスタイルで観光します()

ただのママチャリなので変速機能など存在せず、カゴにスーツケースを入れてるのでハンドルも取られやすくて漕ぎずらいです(笑

ですが無料というのは本当にありがたいですね。

 

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さてさて、酒田市は駅周りに中心部があるわけではなく、駅から少し離れたところに中心部があります。

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 さすがは羽越線を走る特急「いなほ」の終着地の1つとなっているだけあって、中心部には商業施設が集まっています。ちょっと暗く見づらいですが、写真左側には噴水で遊んである子供と付き添いの保護者がいました。

 

さて、13時着で丁度いい時間だったので駅出た直後から食事場所を探していました。ひとまずネットで目星をつけた店に行ってみたのですが…

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 まあ…うん…なんかそんな気はしてたよ…(´・ω・)

なんというか、お盆過ぎて掻き入れ時を過ぎたから休みますって感じでしたね。こればっかりは時期が悪いのでしょうか。

 

再度検索してみると、どうやら近くに評判の良い店がある様子。

 

名物「酒田ラーメン」を食べてみた

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「酒田ラーメン 照月」。写真では見切れてますが、右側には酒田市役所があります。道中見つけた「五郎兵衛食堂」も気になったもの、ここに来て地元名物を食べないのはどうなんだって思い、この店へ。

 

さて、この店が堂々名乗っている「酒田ラーメン」ですが、酒田観光について書かれたHPにはこんなことが書かれています

"実は山形県はラーメン消費量日本一のラーメン王国。お客さんが来たら出前でラーメンが定番の家庭もあるほど!?しかも、人口当たりの店舗数も日本一の激戦区。県民のほとんどは行きつけのラーメン店があると言ってもいいほどのラーメン好きなんです。"

そういうわけで、この酒田市にもたくさんのラーメン屋があります。それがどれ程のものかというと、レンタサイクルを借りた観光協会にラーメンマップが置いてあるほど。そのラーメンの特徴は、

"酒田のラーメンは、湊町だけあってトビウオや昆布、煮干しなどの魚介系ダシの効いたすっきりとしたスープがベースの正統派醤油ラーメン。"

…なんだそうです。しかも"驚きの自家製麺率は8割超と日本一。"とのこと。旅先での食事を楽しむ私としては見逃せないグルメ。車内でこの情報をキャッチしていた私は、売店で売っていた「きらきら弁当」をスルーしてわざわざここまでやってきました。(入れなかった「三日月軒」もラーメン屋でした。) 早速入ることにします。

 

ちなみに勝手ながら引用させていただいたHPはこちら↓

sakata-kankou.com

*1

 

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 券売機で食べたいラーメンとトッピングを選び購入する先払い方式。ラーメン屋によっては味噌だの塩だの豚骨だのとたくさんの種類を取り揃えていますが、この店はシンプルに味は1つのみのようです。代わりに細麺・太麺が選べるようです。また、ラーメンのほかに堂々と「ワンタンメン」のメニューが。少し考えてワンタンメンの細麺を注文。

 

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お店は比較的若い男女(夫婦?)2人組でやっていました。カウンター越しには調理場がよく見えます。

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材料の一つ一つにこだわりが感じられる紙が貼られていました。

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この店はある程度セルフサービスとなっています。私は食事中結構水飲むので、お水のおかわりがしやすいのはうれしいですね。

 

少々時間はかかりますが、店主のラーメン作り見学が案外いい暇つぶしになるので待ってられます。

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しばらく待つとやってきました。比較的シンプルな盛り付けです。

味の方はというと、あっさりした醤油スープが麺に絡まりとても美味しいです。よくある感じのアブラたっぷりこってり系とは違い、結構あっさりしています。チャーシューは脂身の少ないところを使っていますが、味はよくついていてこってりしていないのがまたイイです。

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何より私が驚いたのはこのワンタン!肉はしっかり詰まっており、それを包む皮は非常に薄い!だからといってすぐ切れるわけでなくしっかり持てます。こんなワンタン初めて食べました。スープの味が絡まりこちらも美味しいです。

(手が太いとか箸の持ち方が変だとかは気にしないでください)

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 私の語彙力ではこのラーメンを語り切れないのが悔しいところ。いつもスープを残す私ですが今回に限ってはスープまでペロリと完食。いやぁ美味しかったです!

(ティッシュとかお手拭きとかは写真に入れちゃ駄目だった気がする)

 

その後、観光ですか~どこから来ました~という話を店主とし、その流れでこの付近の見どころを聞くと、2か所ほど教えていただきました。時間の関係もありあまりゆっくりしてるわけにはいかなかったので、食器をカウンターに戻し店主に美味しかった旨をしっかり伝えてから店を出ました。優しい店主でした。この店はまた行きたいです。

 

さてこれから観光です。

 

山居倉庫にて雰囲気を楽しむ!

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自転車直行で3分。迷うこと5分。店主に教えてもらった見どころの1つ「山居倉庫」の看板が見えてきました。

川に沿って歩いた先にあるようです。店からは近いです。

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( ・ω・)おぉ~すげぇ!

いかにも純和風って感じの建物で、なんだかここだけは一昔前の風景を切り取って持ってきた感じ。川沿いを歩くと唐突にこんな感じの景色が現れました。この雰囲気、個人的に好きです(笑

 

駐輪場が分からず奥まで行ってみると駐車場があり、そこに誘導係のおじさまがいらっしゃったので場所を聞いて駐輪。

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駐車場に面する形でこんな建物が。直売所のようで、ふらっとお出かけに来たような感じの方々がいらっしゃいました。

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Σ(・ω・ )!醤油が売ってるだとぅ!?

欲しい…こういうご当地物ってすっごい欲しいのですけど、お荷物になる可能性が高かったので仕方なく断念。機会があれば買いたいですね。

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建物の中に入ると、お土産店がありました。

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山形の果物を使ったスイーツや海産物が販売されていました。また、さすがは米どころの1つと言うべきか、山形産のお米も販売されています。個人的には蕎麦の実を使った名物料理が気になりました。口に合わなかったときが怖いので今回は見送りましたが。

個人的に感動したのが、こういった郷土料理とか地元産の食材を使った食べ物とかばっかりが販売されているところ。観光地によっては「〇〇に行ってきましたクッキー」みたいな、行ったことを証明するだけで地元の名産とかとは何も関係の無さそうなお菓子ばっかり売られてたりします…

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大人をダメにしちゃう飲み物もたくさん売られています(笑

飲兵衛の方々は大喜びしそうですねぇ…

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小さな神社があります。お参りしようかと思ったものの、余所者でしかも無神教者の私がお願い事をするというのはなんだか、自分勝手というか都合のいいことを言ってる気がしたので止めました。

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裏に回ると、パンフレットでも見た景色が!!

なるほど広告の写真はここで撮影されてたのか~ってしみじみ。お散歩にはこれ以上になく良い雰囲気の場所です。ここだったら毎日でもお散歩したいですねぇ…

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今まで見た方々はほとんど日本人でしたが、ここにて外国人のツアー団体を発見。酒田は高山・北海道といったメジャーな観光地と比べると知名度は低く、またアクセスも良いとは言い難い…つまり、ここにいらっしゃる方々は粗方の観光地は網羅したツワモノなのでしょうね…(※飽くまでも個人の推測です)

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倉庫の売店・見学スペース以外はこんな感じで空いています。…この倉庫って、もしかして今でも使われてる?

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川を渡る橋もなんだか和風って感じがします。

 

ということで「山居倉庫」をぐるっと見学しました。お土産コーナーから少し離れたところに有料の展示施設があったのですが、1・2時間で回り切れるはずがないと確信していた私はここを離れることにしました。1施設だけ見るっていうのもどうなのかって思いますし。

 

酒田市の「港町」としての一面?

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 山居倉庫を出てすぐ北の橋を渡り、直後西へ向かうとまもなく海が見えました。どうやらここ酒田市は港町としての一面もあるようで、港には漁に使われであろう漁船がたくさん停泊していました。

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少し自転車を走らせると、お店で教えてもらった場所のもう一つである海鮮市場が見えてきました。

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「牡蠣1コ500円」 …これが相場として安いのか高いのかはわかりませんが、あんまりお金をガシガシ使うわけにはいかないので今回はやめました(写真には写ってないですが、写真外の方に牡蠣等が1~3個くらい置かれていました)。

訪れた時間が時間だったので、品物は少なく人はまばらでした。

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すみっこの方にはお土産なんかも置いてありました。

 

ここには別館的な販売所があったのですが、その日は建物全体が休みで5店舗くらいあった店が1店舗を除き軒並み休業でした。運の悪い…

空いていた1店舗は確か干し物とお茶を販売していたところだったのですが、持ち帰ってるうちに駄目にしてしまいそうだったので断念。写真はショックで撮り忘れました。

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もうしばらくしたら時間、ってときに「酒田海洋センター」なるものを発見!無料で入れるようなので入ってみます!

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展示付きで海洋について詳しく説明していました。時間がなくてノンビリ眺めてられないのが惜しい!

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展示物は結構古いんだそうです。まあ古くなくても丁寧に扱うべきだとは思いますが…

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写真コーナー

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バルコニーに出ると、酒田の海が眼前に広がります。海近っ!?

夏特有というか、空がちょっと霞んでいて写真映えしないのが惜しいです。

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この港にはクルーズ客船が立ち寄るのだそう。物資の積み込みがあるのでしょうか、いくつかの客船は停泊時間が長めにとられています。いかにも「観光してってください!」という感じですね。

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さて興味の向くままにまわってたら時間がそろそろやばいことになってきたので急いで酒田駅に向かうことにします。

 

 

 

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アレ…ここ…どこ…?

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いや、場所は酒田市役所前ってわかってるのですけど、ここからの駅までの道のりが分からなくなりました。出発時刻は刻刻と近づいており、まっすぐ向かえば余裕ある時間であるもののここで迷っている状況だと相当やばい。

急いでスマホを取り出します。"SIMカード接触不良"…使えねぇ!!

急いで再起動し、無事インターネットに接続できたのでマップを呼び出します。あああ駅の方角ずれてるじゃないかぁー!

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ガチでこんな感じのドタバタをしつつ、間違いなくスピードを出す設計でないであろう借りママチャリを全力で漕いだ結果、なんとか15分以上の余裕をもって駅が見えてきました…

ひとまず所定の場所に自転車を停め、鍵をかけて観光協会に返却しました。こういうレンタサイクルは本当にありがたかったです。最後ちょっとだけ全力出させちゃったけど

 

 

ざっくり きらきらうえつ復路

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帰りも同じ列車で帰ります。内装は往路でたくさん撮ったので写真中心にざっくりと。

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交流電化区間なので701系が停まっていました。

…さてもう発車時間なので酒田を離れます。さらば酒田!ありがとう酒田!

 

[酒田16:10→新潟18:31 羽越線 快速きらきらうえつ]

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写っている背中は車掌さん。往路と同じ方が乗務なさってました。…いやもう本当にお疲れ様です。

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この列車は往路で粗方堪能してしまったので座席からはあまり離れずノンビリモード…といいつつ、気が付いたときには積極的に撮影していたので案外写真は多く撮ってました。

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ということで新潟駅到着。HMブレてるぅ!

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最初で最後のきらきらうえつ乗車。初めてのハイデッカー車両と485系。本当に楽しかったです。最後のラストランまで無事に走ってほしいですね!

ありがとうきらきらうえつ

(身構えていてもやっぱり目の前でMH&警笛はビビる…)

 

なんだか物凄く濃い日だったように思います。まあ、会津若松から新潟経由で酒田まで行ってきたわけですからねぇ。…ところがどっこい、まだ本日は乗り鉄のスケジュールが残ってたり()

 

続きます

 

次↓

新潟B級グルメを食べ、新型車両に乗る 2019新潟旅#6 - 煎餅の旅とご飯と日常の記録

*1:" "内は引用部分です。