新潟B級グルメを食べ、新型車両に乗る 2019新潟旅#6
何 な ん だ こ れ は ()
こんばんは、くさせんべいです。
酒田に行き、その後きらきらうえつで新潟まで戻ってきたのですが、実は本日はまだ乗りたい列車がありまして。
しかし時間が時間だったので先に夕食を済ませることにしました。
(冒頭写真の料理名を一目で当てられる人は新潟市民or長岡市民の可能性アリ)
当記事は、消費税率8%の時の値段を記入しています。値段は現在は変更されているものと思われます。
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庄内平野の酒田でラーメンを食べるand酒田さんぽ 2019新潟旅#5 - 煎餅の旅とご飯と日常の記録
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新潟の珍グルメ?
(何を撮りたかったんだろうその時の私は)
ということで新潟駅より北側へてくてく歩きます。実はこの新潟市には、新潟市民が愛してやまない(と一部で噂されている)B級グルメがあるという話が。旅先でのグルメは現地でしか食べられないものを食べたい派の私は、迷わずその店をチョイス。
ということで「新潟交通 万代シティバスセンタービル」へ向かっています。ただしバスには乗りません。歩いてるときは小雨でした。新潟の方は終日雨模様だったのでしょうか?
結構歩いてバスセンター到着。1階のバスターミナルの脇には立ち食い蕎麦屋*1がありました。
目的の店は2階にあるらしいです。2階への階段は何処デスカ。
こちらが目的地、新潟市内を中心に展開するローカルチェーン「みかづき」です。
そして今回食べたかったのが「イタリアン」という料理。
おそらくは「イタリアン?イタリア料理??」ってなる人が圧倒的多数だと思うのですね。
かのWikipediaの記事によると "イタリアン(Italian)とは、もともとは英語で「イタリア人・イタリア語・イタリア風の」という意味だが、イタリア料理をさす場合もある。"
と書かれています。イタリア料理といえば、ピザ*2とか、パスタとかが思いつくと思います。…が、この店で出てくるイタリアンは、そういうイメージとはかけ離れたもの。
それがコレ
…ミートソースっぽいのがかかってるけど、どういうわけか麺は茶色いです。なんだこれ。
あるサイトによると、
"自家製太麺とキャベツ・もやしを特製ソースで炒め、粉チーズで味付け。
白生姜(紅生姜じゃないのがミソ) を添え、特製トマトソースをかけて提供しています。
初めて見る人は「なに、これ?」って思うかも。
麺の見た目や歯ごたえは焼きうどんのよう・・・でも、中華麺なので「焼きそば」なのです。"
(” ”内は引用)
…は?焼きそば?
焼きそばの上にトマトソースがかかってるってことですが、他県民からすれば「なんじゃそりゃ!」ってなる料理です。
実際、私が調べた時も、そして実際に目の前に出てきたときも「?!」ってなりましたからね(笑)
焼きそばにトマトソースってことで、なんだかゲテモノ臭(失礼)がします。が、案外食べてみるとこれが結構おいしいのです。
麺の具材はシンプルで、麺のソースがトマトソースの味と喧嘩することもありません。だからといってトマトソースの味しかしないのではなく、麺の味とうまく調和して独自の料理へと昇華させています。また白生姜が味変に上手いこと役立っており、食べてて最後まで飽きませんでした。
はじめは「ソース焼きそばにトマトソースをぶっかけたもの」というイメージでしたがそんなことはなく、むしろ麺ソースの主張は控えめです。というかソース焼きそばのソースは使われてなさそうな感じ?
そして何よりも安い。そして早い。その驚きのお値段なんと340円。しかも注文してすぐお水取りに行ってたら、その最中に呼ばれました。多分3分もかかっていません。こんなに早いの!?って思ってしまうほど早いです。あのマックとタメ張れる速さですよ。
「みかづき」は本当にイタリアン中心の店で、ご飯とかパンとかそういうよくある料理の名前なんて一切並んでいません。全国的によく見る料理といえば「たこ焼き」「ポテト」「グラタン」そしてドリンクと甘味くらいなもの。一方イタリアンだけはやたらと種類が豊富で、「ビーフイタリアン」「カレーイタリアン」他、「和風きのこイタリアン」なんてのもあります。最早イタリアンとは何ぞや。
注文を受け取る際、こんなものを貰いました。次回利用時のクーポンだそう。ただでさえ340円と安いイタリアンなのに、クーポンを利用するとなんと50円引きで怒涛の200円台(290円)まで値下がりします。経営大丈夫?
別で注文してしまったため、貰ったばかりのクーポンを使う形になってしまいましたが、アイスクリームも注文。この「みかづき」は創業当初は甘味処だったらしく、アイスクリームのほか「アズキアイス」「コーヒーゼリー」なども扱っています。
ちなみに「イタリアン」ですが、「みかづき」の他にも「フレンド」という店も提供するそうです。それぞれで味に独自性があり、新潟県民のなかでは「みかづき」派と「フレンド」派で分かれてるのだとか。今回フレンドには行きませんでしたが、そちらも機会があれば食べたいですね。ちなみに「みかづき」は新潟市中心、「フレンド」は長岡市中心のようです。
本来なら何か他のものでも追加で食べるつもりだったのですが、あの1皿とアイスで満足してしまったので店を出ます。私の人生のなかでもそうそう見ることのない珍グルメでした(笑
ごちそうさまでした。
ちなみに引用元はこちら↓
東日本ローカル線用の新型車両に乗る
特急いなほの間合い運用で運転される「快速らくらくトレイン村上」。元常磐特急フレッシュひたち用車両だった653系で運転されます。乗車整理券310円で乗車可能な乗り特列車なのですが、どうしても乗りたい列車ができてしまったため今回はお見送り。
…で、悠長に見送ってたら時間がギリギリになってしまったので急いで乗車します。目指すは新津。新津って今回の旅で結構頻繁に訪れてますね。駅だけ…
[新潟20:07→新津20:27 信越本線]
乗車した列車はキハ110(100)を中心とした列車で会津若松行。途中の新津まで向かいます。
新津駅。乗車したかった列車が見えてきました。
ブレッブレですが乗車してきた列車。
新潟で悠長に過ごしていたら余裕もって乗り換えできる列車に間に合わなくなってしまったことがわかり、結果的に3分乗り換えの列車に乗車することになってしまいました。アホじゃん?
ということでこちらが乗りたかった新型車両EV-E400系です!ディーゼル発電式のハイブリット気動車で、従来のハイブリッド列車と違い駆動は電気のみで、ディーゼルは発電用と割り切られてます。
この旅の本当に僅か数日前に運転が開始された列車で、そのときには行程がほとんど決まっていたものの少しの変更で乗れることがわかりました。(当初の計画はらくらくトレイン村上に乗車して村上まで往復のつもりだった) ネットで運用は調べていたものの正直「本当に来るの?」と半信半疑だったので、運用に入っていてホッとしていました。
時間はあまりないのでさっさと乗ります。
[新津20:30→中条21:20 羽越線]
座席は2+1列のセミクロスシート。
これからのJR東日本のローカル線標準型となるようですが、残念なことに座席は(国鉄型やキハ110と比べて)柔らかくはありません…まあ実際のところ、導入線区は磐越西線・羽越本線・米坂線など割と短区間利用者が多そうなところなのでこっちの方がいいのかもしれません。*3
感覚としては確か常磐線のE531系の座席くらいでしょうか。E231のマジで硬いやつよりかはマシだなって思った記憶はあります。
ちなみに、(確認はしていませんが)窓は開けられるようです。上半分の窓を下に降ろす方式のようです。緊急用なのか、それとも風景を楽しんでもらう為なのかは不明ですが、冷房付きが当たり前の最近の車両において「ほぼすべての窓が開閉対応」っていうのは珍しい気がします。*4
ここは長距離利用客に配慮してるのか、飲み物どころか小さい駅弁なら置けそうなくらい広い窓脇スペースがあります。窓を全開にしてもひじ掛けくらいの機能は果たしそうな感じ。これは便利ですね。
前面には液晶が表示されています。ワンマン運転で運賃表を表示する画面のような感じですが、今回は行先表示・次駅表示のみでした。
お手洗いは首都圏の近郊型で見るような円筒型ではなく、701系でたまに見られるバリアフリーお手洗いと同じような感じです(ただしこちらは半自動ボタンがついてます)。当然洋式です。車椅子だと中での旋回は無理ですが、広く開くので入るのにはあまり苦労しなさそうです。
さて乗った感じについてですが、電車と気動車を中心に乗ってきた私の感想は「違和感ぱないwww」って感じです。…いや床下からはディーゼルの音が聞こえるのに、加速が完全に電車のそれなんですもん。体が感じる加速と耳が拾う音の組み合わせが過去の記憶と一致しないわけで、そりゃ違和感バリッバリなもんです。でも乗り心地に関しては結構いいと思います。
それから、自動放送の声優さんは今まで聞いたことない方でした。
乗った列車は村上駅北のデッドセクション区間を通過し鼠ヶ関まで行く列車で、新発田で白新線の新潟方面行に接続するほか、村上からは最終列車となります。ところで当列車は村上ー間島で新潟行最終列車と離合してしまう上、酒田行最終のいなほ13号も今川駅で通過待ちをしてしまう(!?)列車なので、もしも寝過ごして村上を超えてしまうと悲惨なことになりかねません…
中条駅に到着。乗ってきた列車をお見送りします。最後にもう1列車だけ乗車し、新潟駅へ戻ります。が、その列車の到着までは14分あるのでちょこっと探索。中条駅なんて多分二度と来ないでしょうからね。
自動改札がありますが、青春18きっぷを入れてしまうと改札機が喚きだしてしまうので仕方なく写真右の空いてるスペースを通ります。最早当然というか窓口はやっていませんね。
東口の階段です。…この駅、どういうわけか照明に虫がたかっていたんですよねぇ…
中条駅東口駅舎。
周りはやや暗めでした。
鳥のオブジェがあります。駅構内にはエレベーターのほか、まさかの観光案内所もあります。観光名所が近くにあるのでしょうか。
跨線橋ではなんか壮大な音楽が流れていたのですが、あれ何だったのでしょうか…?
西口。駅舎はずいぶんと綺麗です。おそらく最近造られたのでしょうね。
ホームに戻ってきました。
やってきました。傍から見れば特急いなほ号の列車ですが、この列車は特別料金不要の「快速」つまり、らくらくトレイン村上以上に乗り特な列車です。中条駅で降りたのもこの列車に乗るため。
表示はきっちり「快速」です。
中条駅を離れ、宿のある新潟駅へ向かいます。さらば中条。多分もう来ないと思うよ()
こんな時間の新潟行の7両編成ということだけあって、乗車率はなかなかに悲惨なことになっています。多分1両編成でも全員乗れてしまうくらい。これほどまでにガラガラな特急型なんて初めて見ましたよ…
ちなみにこの列車はらくらくトレイン村上の折り返し列車です。そんなわけで座席はほぼ全て後ろ向きで、前向きに座りたかったら自分で転換する必要があります。そのまま座ってた人も結構多かったですね。
特急型でありながらローカル線のごとく足を伸ばすこともできます。贅沢だぁ…
(元)国鉄型の485系に乗ってしまっていたのでこの座席に座って「硬くね?」って思ってしまいました。ただこちらは通常のリクライニングの他に、座面を前後に動かすこともできるようです。ガラガラなので座席をフルに倒したって怒られません。
ガラガラの列車サイコー!!
…って思ってた時期が私にもありました。実際乗ってみると外が暗いことや内装も相まってなんだか寂しくなってきます(´・ω・`)ボッチ…
新潟に到着。終電もまもなくの新潟駅には乗客もほとんどおらず閑散としています。
新幹線でもさすがにこんな時間から東京まで行けるわけがなく、越後湯沢行の最終が1本あるだけです。いや最速の列車だと1時間半ちょっとで東京まで行けるので途中停車駅を最小限にまで絞れば設定は可能ですが、需要はなさそう。
新潟駅を出て北東へ5分強、今回泊まる宿に到着です。朝は始発に乗り、終電の1-2時間前まで電車に乗ってしまったものなのでこの時点で結構な疲れがたまっていて、体にガタがきています。無茶はあまりよくないですね…
ということでシングルイン新潟第三に到着*5。
次の日は始発で動く予定でしたが、あまりにも無茶を重ねてしまったので休むことに決めました。ホテルの内装なんかは次回。ではでは。
新型車両のEV-E400系に乗車 Clear!
次↓
日本海を沿って糸魚川へ 2019新潟旅#7 - 煎餅の旅とご飯と日常の記録
*1:ずっと後になって知ったのですが、ここの立ち食い蕎麦屋は美味しいらしく、またカレーがボリューミーなんだそう。今回は食べるものが決まっていたのでスルーしましたが、次新潟行くときは立ち寄りたいですね。
*2:正確にはピッツア。ピザはアメリカ料理で厚めの生地を大きめに焼き、シェアして食べる場合が多く、一方ピッツアはイタリア料理で薄め生地でありシェアは基本的にしないものなのだそう
*3:このEV-E400に置き換えられる形でキハ40が引退するそうです。ところで導入予定のない只見線のキハ40の後継はどうなるのでしょうか?私個人的には座席の柔らかいキハ100を入れてほしいです
*4:JR北海道のH100もこの列車と基本設計が同じ列車なので、そちらの運用も考慮して窓開閉可にしたのかもしれません。H100は2020春より函館本線山線で運用開始だそうです
*5:第一・第二がもっと駅近くにありますが、ここは最も安く、また静かでした。今回の旅におけるホテルのコスパは最も高かったです