煎餅の旅と日常

埼玉県生まれ、埼玉県育ち、生粋の埼玉っ子が関東を飛び出し旅へ行く。様々な街へ行き、現地の鉄道に乗り、様々なものを食べた私の旅のゆるい記録です。

日本海を沿って糸魚川へ 2019新潟旅#7

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おはようございます。早朝…ってほどでもない時間ですが。新潟駅付近のホテル客室。本日は糸魚川へ向かいます。

前日に無理をしすぎたので、始発で行く計画を変更し2時間ほどの睡眠時間を確保しました。まずは新潟駅へ向かいましょう。

 

※今回はほぼ乗り鉄です。だらだら書くのもアレなのでサクサク進めます。

 

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新潟B級グルメを食べ、新型車両に乗る 2019新潟旅#6 - 煎餅の旅とご飯と日常の記録

記事リンク↓

くさせんべいの記事リンク集 - 煎餅の旅とご飯と日常の記録

 

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ホテルを出ます。朝食は前日に買っておいた弁当を食べました。冷蔵庫に丁度いいスペースがあったのでいれておいたら凍ってたのですよねぇ…。電子レンジで温めましたが、やべーくらい加熱ムラが発生しました。

 

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新潟駅。ホテルは北口だけどこちらは南口。今回は青春18きっぷでなく「えちごツーデーパス」を使います!

青春18きっぷでは当初の目的である北越急行に乗れないため、今回はこちらを使用。ただこの切符だと北側の上限が村上とかその辺になるので、酒田までは乗れません。酒田まで行くきらきらうえつは是非とも乗りたかったので、この辺の日程調整のしわ寄せは全て只見線の行程へ行きました。計画初期は只見線内で1泊の予定だったんですけどね?

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改札内。しらゆき1号のようです。新潟駅は高架化工事真っただ中で、ここは数少ない地上ホームとなっています。

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団体表記がなされていました。結構珍しい気がします。

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うんちょっとまって?私の記憶が正しければこれは現美新幹線だったはずなんだけど?

手前に停まっているE7系とき308号にがっつり視界がふさがれていますが、奥に見えるのはどう見ても定期列車にはないラッピングの新幹線です。

全景を見ていきたかったですがまた見る機会はあると思うので今回はスルー。そのために入場券を買うっていうのも何ですし。

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手前のE7系です。誤乗防止の観点から上越新幹線E7系は1年限定でピンク帯が巻かれることになっています。E7系北陸新幹線用に作られた形式で、北陸用そのままの設計しかも12両編成で2019/3から上越新幹線にも投入されています。

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高架ホームへ向かうコンコースです。

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 さてここからは王道の信越線…ではなく、こちらに停まっている越後線の吉田行に乗ります。この列車は当駅始発でなく、村上からやってきた列車のようです。

115系を期待したんですけれども、115系の運用は3時間後とのこと。そんなに待ってたら計画崩壊しちゃうので、泣く泣く断念してこの電車乗ります。仕方ないね。

(ところで「王道を征く」って書こうと思って検索したら汚ぇ画像で溢れたんですけど)

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さらば新潟駅。新潟旅行なのに新潟駅付近を散策しないのも何なんだって話ですがね。

 

[新潟7:43→吉田8:34 越後線]

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Σ(゚д゚)こんなところに留置線あんの!?

前日きらきらうえつ越後線方面に回送されていって、どこいったんだろうって思ったんですけど、答えはここですね間違いなく。高架上の留置線って珍しいなって思ったんですけど、そういえば地元の北越谷は高架留置線でした。

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高架を下り、単線の橋を征きます。

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新潟付近とあって交換可能な駅は多いようです。

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 白山(東洋大)、青山(青山学院)、新潟大…

なんだか大学とゆかりある名前の駅がいくつもありますね?(前2つは東京だけど)

よし、大学線と名付けよう()

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朝なので列車交換も結構多いです。

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安全側線は手入れされてないのか、錆び錆びになってますね。まあポイントが動けば問題ないのでしょう。

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 途中までは住宅街の様相でしたが、郊外に向かうにつれ田園風景の広がるローカル線の様相へと変わっていきました。

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ここまで郊外に出てようやくボックスが空きました。結構乗るんですねぇココ…

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終点、吉良吉田に到着しました。

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当初の予定では、始発の列車に乗ってここで弥彦線に乗り換え、弥彦神社を覗いてくる予定でした。弥彦神社は諦めたので、ここからは当初の予定通りに進みます。

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乗り換えは僅か6分。ですがダッシュ弥彦駅舎を撮影。すぐさまとんぼ返りして改札を抜けます。

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跨線橋の階段を降ります。左側には弥彦線E127系が停まってますね。

ん?もしかして右の車両は…?

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やっぱり! 115系キタ――(゚∀゚)――!!

実は高崎の115系が生きてるうちに乗りにいけなくって、唯一乗ったのが高崎駅に停車中の115系を少し覗いただけだったんですよ。そんなワケで、動いてる115系に念願の初乗車です!

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前方窓は小さめで、前面展望は少々見にくいですね。

さて、この電車で越後線を完乗してしまいましょうか。

 

[吉田8:39→柏崎9:47  大学線  越後線]

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雰囲気がいかにも昭和っぽいと言いますか。何がどうこうっていうのは言えないけど、とにかくいいですね。

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青の座席はまあまあ柔らかいです。地元東武には6050系という、115系とは比べ物にならないくらい柔らかいシートを持つ電車が走っているのですが、おそらくあれは東武の電車が柔らかすぎるだけなんでしょうね。うん、きっとそうだ。

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この編成の車歴ははわかりませんが、座席番号があるあたり過去に急行運用があったのでしょう。115系の急行て遜色急行って呼ばれたんでしたっけ?

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この電車は窓が開きます。

駅停車中で安全であることを確認し、腕を伸ばして撮影。良さげな感じ(何が?)。

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日本の米所を駆け抜けていきます。

カタンコトンカタンカタンコトンカタン、という軽快なジョイント音が響くゆったりした空間。なんだかこのまま昼寝しちゃいたいくらい心地の良い雰囲気です。

 

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残念無念。なんだかずっと乗っていられそうだった115系は1時間ちょっとの走行を経て終点柏崎駅についてしまいました。

ちなみに新潟駅での3時間後の電車(11:01新潟発内野行1532M)は、寺泊始発新潟行の折り返し運用だったようで、途中その運用に入る予定の115系とすれ違ってました。あまりにも急だったので撮影はできなかったんですよね…

 

新潟地区の115系に乗車 Clear!

次新潟来たときにはすでに引退してるかもしれないので、いろいろ撮影!

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もう幕が吉田行に変わってますが、次の運用は1時間後のようです。長いですね。

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次の電車まで実に49分も停車時間があるので、駅を出て駅前をぶらつきます。

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人気の少ないアーケード街。かつては特急が停まる元気な街だったんでしょうか。いや今でも特急はあるし停まりますけどね。

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駅近くにはでっかい会社があります。会社名は「株式会社ブルボン」…ん?ブルボン?あのアルフォートとかのような超有名なお菓子を作っている会社だよね?こんなところに本社あったの!?

柏崎駅の観光案内所に塩バニラ味のアルフォートが売られていて、なんでだろとか思ってたんですけど、なるほどそういう理由ですか。

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駅に戻ってきました。

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長岡方面行の電車が発車していくのが見えました。

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跨線橋を渡ると間もなく乗車電がやってきました。これで直江津へ向かいます。車両はもはや見慣れたいつもの。

[柏崎10:36→直江津11:19 信越線]

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しばらく海沿いを走ります。

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青海川駅。海に近い駅として結構有名な駅で、さまざまなドラマのロケ地にも選ばれてるようです。最初は降りることも考えたんですが、列車本数が少なすぎるうえによくよく考えたらこの駅に思い入れなぞ無かったので今回はスルー。

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直江津に近づくにつれ天候が悪化していきます。勘弁してください。

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後は特徴的なものもなく、直江津に到着。完 全 に 悪 天 候

うーんこれは酷い。

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当駅から妙高側・糸魚川側は第3セクターの「えちごトキめき鉄道」(いかトキ鉄)に移管されていますので、トキ鉄の車両がほとんどです。

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接続が悪く結構な時間が余ってあるのですが、残念ながら駅周辺には時間を潰せるようなところがなさそうなうえに雨のせいで出歩きたくなかったので、妙高はねうまラインでお隣春日山まで行ってみます。青春18きっぷでなくえちごツーデーパスなのでトキ鉄も問題なく乗れます。

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やっぱり天気悪いですねー…

 

[直江津11:35→春日山11:39 えちごトキめき鉄道 妙高はねうまライン]

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糸魚川方面の線路と別れ、旧JR信越本線妙高・長野方面へ向けて走っていきます。

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間もなく春日山駅に到着。1面1線の棒線駅です。

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こんな感じで木製の駅名看板がありました。

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棒線駅の小さな駅ですが、駅には地元学生が多くいました。こういうと失礼ですが、柏崎よりも多かった気がします。

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駅舎をパシャリ。

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そうこうしてるうちに乗車列車がやってきました。ここって、入線時に接近メロディーが鳴るんですね。後に調べてみたところ、ここは「村の鍛冶屋」というメロディーが流れるそうです。

ところでこの列車なんですが、1両でパンタグラフもなかったんですよね。全線直流電化の路線なのに気動車も運用に入るんですか?

 

[春日山11:48→11:54 妙高はねうまライン]

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直江津に戻ってきました。左の列車が乗ってきた列車で、ET122形というようです。この気動車は、JR西日本キハ127系の両運転台車キハ122系がベースだとか。

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改札を出て駅舎をパシャリ。学生が多くいました。まだ8月の下旬だったのですが、新潟の学生の夏休みは短いのでしょうか?

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改札内に戻ってくると、私が新潟を出た時間より2時間38分も遅く出発したはずの特急しらゆき4号が停車していました。やっぱり特急は早いですねぇ。

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先ほど私が向かった妙高方面へ向けて走っていきました。この特急は上越妙高駅で下りはくたか559号に9分で接続・上り562号に33分で接続するようです。乗り換え結構シビアなんですけど、遅延時どうするんだろ??(時刻表の乗り換え標準時分は8分)

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さてここからはなぜか階段から遠くにあるホームから発車する泊行の列車に乗って糸魚川へ向かいます。

 

[直江津12:21→糸魚川 定刻13:02 日本海ひすいライン]

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車内は学生でいっぱい。1両で座り切れるはずがなく、立ち客多数でした。

1両なのにも関わらず車掌が乗務しており、発車直後検札がやってきました。青春18きっぷキセルする人がいるのでしょうか?車掌さんは優しそうな雰囲気の人…というより、実際優しい人でした。

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ここ旧北陸本線は当然ながら電化されていますが、電化方式が途中で直流と交流で切り替わる関係で気動車で運転されています。交直流電車は載せる機器の関係上2両以上が必要ですがそれだと空気輸送になりかねず、そもそも交直流電車が高い。おまけにかつてのJRは相当な年期の経った古い急行型を運用しており、さすがにボロいと言わざるを得ない列車を譲り受けるわけにはいかなかったのでしょう。

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この区間はトンネルが多いです。

 

と、このあたりで情報が。雨の影響をモロに受け、この先徐行運転をするとのこと

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雨の影響で川は増水し、茶色く濁ってしまっています。

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糸魚川には十数分遅れて到着。運転士さん、車掌さん、お疲れ様です。運転士さんも車掌さんと同じく優しい人でした。

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ということで糸魚川到着。この後は昼食を食べに行きます。ですがいったん一区切り。

続きます。

次↓

糸魚川の町を歩き、トンネル駅へ訪問… 2019新潟旅#8 - 煎餅の旅とご飯と日常の記録