糸魚川の町を歩き、トンネル駅へ訪問… 2019新潟旅#8
午後に入った直後。トキ鉄の乗り鉄も兼ねて直江津から糸魚川へやってきました。
今回はその続き。
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日本海を沿って糸魚川へ 2019新潟旅#7 - 煎餅の旅とご飯と日常の記録
糸魚川駅を散策してみる
午後を過ぎ、さすがにお昼の時間だったので目的の食事処がある北口へ向かいます(写真は南口)
歩くこと5分くらい、Google mapで目星をつけていた「あおい食堂」にやってきました。この旅でこれまで臨時休業のパターンが多かったものの、今回のところはやっていて一安心。雨もそんなにひどくはなかったです。
店内は落ち着いた感じですが、スペースはやや狭いです。私は入らなかったものの、2階も食事スペースのようです。持っていくの大変だぁ…
何かご当地物のメニューがあった気がしますが、私は気になった「ミックスフライ定食」を注文。って肝心のメインが写ってない。
内容はエビフライを中心とする3種の揚げ物が乗った定食です。当然と言えば当然なのですが、フライがサクサクしていて美味しかったです。ごちそうさまでした。(メタ話:時間が経ちすぎて味の感想を忘れましたすみません)
このデザインお茶碗いいなぁ。ほしい。
駅に戻ってきました。今後の予定を考えます。ここは立派な新幹線駅なんですけど、どういうわけか静かなんですよね。直江津の方がはるかに賑やかだったような気がします。
糸魚川駅の高架下にはジオパルという施設があります。
日本・世界の地形とか糸魚川についてがパネルで展示されています。結構わかりやすく書かれているので、中高生なら十分すぎるくらい楽しめるんじゃないかなぁって思います。中には観光案内所が併設されています。
ちなみに糸魚川は世界でも有数の翡翠(ヒスイ)の産地で、海岸では翡翠探しもできるんだとか。日本海ひすいラインという名前もこの翡翠が特産であることから来てるそうです。きらきらした名前だけど根拠のないキラキラネームじゃないんですよね。私の地元にはもっと根拠が弱い名前の路線がありまして、その名もアーバn(ry
地形のトリックアート。こどもが遊べるように滑り台がついてます。
大糸線で2010年まで使われていたらしいキハ52系が糸魚川駅の待合室代わりとして使われています。
待合室ですので中にも入れます。車内はいかにも国鉄型という感じですね。
在りし日のキハ52系の写真が車内に展示されていました。この車両については詳しくないのですが、きっと愛されていた列車だったんでしょうね。静態保存だってタダではできませんから、こんな形で保存してくださってる方々には頭が下がります。
奥にはNゲージのレンタルレイアウト、実際に使われていた鉄道遺品の展示なんかがありました。
新幹線改札口へやってきました。北陸新幹線は過去に一度だけ乗り通したことがあるのですが、途中駅にきたことはなかったので撮影していきたいと思います。入場券購入。
接近メロディーに使われている「鉄道唱歌」(新幹線アレンジVer)、生で聞くとやっぱりかっこいいですね。
本当はかがやき号の通過も撮りたかったのですが、本数が少なかったためにはくたか号の発着のみ撮影…まあ、発車メロディー「春よ来い」が聞けたのでよかったとしましょう。ほぼほぼ駅員の声が被ってたけど。
やっぱりE7はいーn(粛清
北口付近のスーパーへ。食事が次いつ調達できるかわからなかったので調達!
駅に戻ってきました。そろそろ糸魚川を後にすることにします。小雨だったので行かなかったんですが、せっかくなら海岸にも行っとけばよかったです。まあどこかのタイミングで大糸線にも乗るでしょうしそのときでいいような気もしますが。
車両はET122系。さらば糸魚川。まあまたいつか来ると思うんですけどね。
ということで、勝手に名付けた3大トンネル駅へ向かいます。
トンネル駅「筒石駅」訪問
3大トンネル駅を通る(降りないとは言っていない)
というわけで、3大トンネル駅2駅目の「筒石」にやってきました。いやー寒い!
鍾乳洞もそうですが、トンネル内や洞窟内は1年を通して気温が安定してるそうです。それゆえ夏に来ると寒く冬に来ると温かいんだとか。
乗ってきた列車をお見送りします。
この駅に列車が来ている場合、電子式の踏切の遮断音が聞こえます。トンネル内に響くので、人気のなさ、暗さ、ひんやりした空気や雰囲気も相まってちょっとした肝試しみたいな感覚です。人によっては怖いかもしれませんね。
うーんこの要塞感w
場所的や利用客数を考えると仕方ないとはいえ、「バリアフリー?何それ美味しいの?」という感じに長い階段がそびえています。健常者でも大変。
ここはもともと地上駅だったのが、北陸本線の複線化の際にトンネルを掘る形で複線化されることになり、当時からあった駅を移した結果がこれなんだとか。
階段を昇り、振り返ります。奥左手に直江津方面のホームへの扉があります。
階段昇って右手、糸魚川・富山方面のホームに続く通路。
階段昇って左側に進むと出口へ続く通路が見えます。通路内はじめじめしていますが、ちゃんとした靴でくればそんなに滑りやすいわけではなかった…はずです。
通路を右に曲がると、駅舎に続くながーいながーい階段が佇んでいます。1段1段は結構幅が広く、そんなに高くないうえにところどころに踊り場がありますので、仮に落ちても無傷か軽傷で済むと思います。打ちどころが悪くなければ、ではありますが。
右側にはどう考えてもエスカレーターを設置しようかと検討したであろうスペースがあります。同じ境遇の土合駅と同様、結局断念したのでしょうけれども。
少し昇って振り返ります。この奥は斜坑で、線路のあるトンネルまで続いており、現在でも換気の役割がある…と聞いたことがあります。特急はくたかが運行しているうちに来たかったなぁ。
トンネルを昇っていくと少しづつぽかぽかした温度へとかわっています。
昇り切った先には小さな駅舎がありました。三セク移管直後までは有人駅でしたが、現在は無人駅になっているようです。記念入場券は直江津で買えます。
海抜66mの高台。駅舎はこじんまりとしています。
駅舎を出て、筒石駅舎を臨みます。やや秘境感はありますね。
駅について解説した看板が立てられていました。
戻ってきて、今度は糸魚川・富山方面のホームへ向かいます。
糸魚川・富山方面ホーム前から通路への階段。
ホームの扉。
ホームに入ります。間もなく、列車の接近を知らせる音が鳴り響きます。
踏切のような警戒音は聞いてて少し恐ろしいですが、列車接近時には警戒音にあわせて「Daydream Beliver」(セブンイレブンのあの曲の原曲)が流れるので、なんだかミスマッチ感がして笑えてきます。
列車がやってきます
ということでこの列車で一つ隣の駅へと行きます。本当はもうちょっと遅い時間の列車でそのまま直江津へ向かう予定でしたが、思ったより早く見学が終わってしまったのと「せっかくここまで来たからにはいろいろな駅に行きたい!」ということで急遽糸魚川方面へ。
- 3大トンネル駅を通る 2/3
[筒石17:02→能生17:09]
これまで乗っていた列車とは違い、4列4人掛けボックスシートでした。イベント列車、でしたっけ?
能生駅に到着。降車後お見送り時手を振ると、なんと振り返してくれました!優しい!
線路より低い位置に駅舎があります。というか有人駅なんですね。
能生駅舎をパシャリ。
直江津方面のホームへ行くと、間もなく接近放送が流れ列車がやってきました。今回の旅でのえちごトキめき鉄道最後の乗車列車です。
[能生17:22→直江津17:49]
ブレッブレですがさっき来た筒石駅ですw
疲れからか寝落ちしてしまい、気づけば終点糸魚川…急ぎ準備して列車を降ります。
3回目の直江津駅。
というところで今回はここまで…としたかったのですが、キリ悪いので続きを書いちゃいます。どうせ誰も見てないブログだしサイレント更新しちゃっても問題ないよね。
予定が狂ったほくほく線
さてここから18:03の北越急行ほくほく線に乗って六日町へ行きます。車両はHK100系。北越急行の開業と同時に運行開始した車両で、今は亡き在来線特急「はくたか」の140km/h(開業当初)から逃げるために、最高時速110km/hと通勤電車並みの起動加速度3.0km/h/sという、もはやローカル線とは思えないほどインチキ臭い性能を持っているようです(比較・中央線のE233系0番台は営業最高速度100km/h、起動加速度3.0km/h/s)
乗り込んで、ゆっくり六日町まで向かうことに…
その時、気づきました。
何かが足りない
「スーツケース置いてきちゃった」
列車を飛び出し即ダッシュ。幸いにしてスーツケースが荷だなに乗った列車はまだ発車していませんでした。
ダ メ で し た
約1時間待ち。しかも直江津始発でなく、2駅隣の犀潟始発。何やってんだろなコイツ。
仕方ないので次の列車まで町をふらつきます。
直江津駅北口のエスカレーターは途中がフラットになる珍しいタイプのものです。
さて時間になったので信越本線のE129系で犀潟まで向かいます。ほくほく線じゃなくてJRです。というのも、北越急行とJRの接続は少々特殊でして…
路線図で示すと、こんな感じになっています。次の列車は直江津から直通するのではなく犀潟駅を始発とするので、JRで犀潟駅まで行く必要があるんです。地味に面倒。
[直江津18:43→犀潟(さいがた)18:51 JR信越本線]
乗り換えが3分しかないので急ぎます。
内装の違いはあれど、車両形式は全てHK100系。撮影もほどほどに、さっさと乗り込みます。改めて、北越急行ほくほく線、初乗車です!
…と言いつつも、外真っ暗闇なので特に写すものが無く。結局やや寝ぼけながら十日町に到着。
この駅でも対向列車と交換待ち。
六日町到着。トンネル区間でスマホ使えないのが地味に辛かった…
駅にて。実はほくほく線は収支改善の一環として、佐川急便の荷物を載せて輸送するサービスを行っているようです。写真のような荷物を車椅子スペースに固定して運ぶんだとか。その理由は次回。
- 北越急行に乗車 Clear!
駅東口前に出ると、目の前に図書館とスーパーがあります。なんと便利な立地!
とりあえずスーパーにいっていくつか物資を調達。図書館は入りませんでしたが、せっかくなら覗いておけばよかったです。
宿泊場所の付近には何もなさそうなので、宿とは逆方向に少し歩いて今夜の食事
やっていて一安心。食事処「あさひ」です。食事処なんですが、なんだか雰囲気はちょっとした居酒屋っぽい感じなんですよね…
餃子定食を注文。餃子の数がもっと多い方が私好みなんですが、これでも十分満足できるくらい美味しかったですね。
右上に見える煮物が地味に美味しかったです。この地域の郷土料理…らしいのですが、名前がちょっとよくわからなかったです。(そのとき書いたメモには「ふの煮物」と記していました)
無論きっちり完食。ご馳走様でした。
目的の宿は西口側にあるので、六日町駅に戻ってきましたってめっちゃブレブレじゃないですか。
てくてく宿に向かって歩くのですが、何というか…何もないんです。民家とかがあるんですけど営業してる店なんて1つもなく、人もロクに歩いてなく、あるのは時折通過する車だけっていう状況。こんなところに宿泊場所なってあんのかよ?
六日町バイパスを渡ります。左手側には遠くに信越自動車道の明かりが見えます。この道路までは街灯があったのですが、そこを超え県道124号を右に曲がると、もうロクに街灯がなく真っ暗でもはや何も見えない状態…スマホのライト機能を使って視界を確保します。ライト使わざるを得ないとかどんな田舎よ?
都市の感覚で来ちゃった私も私ですが、もうなんでここの宿選んじゃったんだろうって感じ。この時点で既に若干の後悔。
ちなみに真っ暗でしたが、天気は良くなかったので星空なぞ全く見えませんでした。いくらなんでも運悪すぎないか??
ようやく宿が見えてきました。中にはなんかよくわかんないオッサンが1名。一人で切り盛りしているんでしょうか?
他の宿泊者は1名程度。夏休みなのにこんな少なさとはこれ如何に。通された部屋は大人数向けだったらしく、異様に広くて落ち着かなかったです。いちおう宿の謳っている「天然温泉」はホンモノのようです。
ちなみに写真がないのは宿を切り盛りしてるらしいオッサンに直々に「撮影禁止」を言い渡されてしまったからです。
次の日も速いのでさっさと寝ることにします。
今回はここまで。つづきます。
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北越急行を全力で楽しむ沿線観光(前編/駅・列車巡り編) 新潟旅2019#9 - 煎餅の旅とご飯と日常の記録