越後じゃない湯沢駅訪問+奥羽本線、唯一の快速に乗って 北海道陸路旅#3
1日目、東北本線・奥羽本線を北上し横手駅へやって来ました。今回は横手駅よりさらに北上し、秋田駅へと向かいます。
記事リンク集↓
前↓
ということでここは秋田県横手市。ネットカフェ「快活クラブ」を出て旅を続けます。ナイト8時間パックを使い、延長料金というか余計にお金がかかる前に出て来たので、始発より少々早い時間に出ることになりました。マックとかは軒並み閉まってた(朝早いんだから当たり前)ので、コンビニ飯でございます。
やってきました横手駅。駅近なのですぐ着きました。
待合室にて朝飯。
ここからは、横手6:00始発各駅停車追分行。この列車はピンチヒッターとして秋田に転属してきた719系H10編成・H13編成の数少ない運用。元々磐越西線で使っていた列車を使っていた列車を、車両が足りないらしい秋田地区に持って来て使うというなんとも珍しい列車。車体は秋田地区の色合いに準じた塗装。そしてこの列車、実は1年前に、私がこのブログを始めたきっかけとなる旅で一度出会った車両なのです。
いつまで走るかわからない…その貴重さ、珍しさ。そして、
前回乗れなかったリベンジとしてこの機会に乗るつもりでした。はじめは。
(´・ω・`)
(´・ω・`)
(´・ω・`)
ですが旅の計画も練り始めていた2019年11月頃、とんでもないニュースが飛び込んできます。
『719系H-10、H-13運行終了。廃車か。』
(´・ω・`)
(´・ω・`)
( ゚Д゚)ハァ?!
…なんということでしょう。約2年という短命でまさかの終焉。引退、廃車となってしまいました。これにより、リベンジは二度とできなくなってしまいました。
いつか乗れると、思っていたのに…
リベンジは、もう、叶い、ません。
(ノД`)・゜・。
ご乱心?上り列車に乗ろう
そんなことなので、ここからは奥羽本線上り列車に乗ります。
ちなみに本日の第一目的地は秋田、下り方面です。主さんご乱心。
つーか普段使われていないっぽいホームだから間違えて時間ギリギリになってしまいました。
[横手5:39→??5:59 奥羽本線上り2424M]
「今年は小雪」と言われますが、確かに昨年訪れたときよりはるかに雪が少ないです。
朝、それも横手始発ということで車内はガラガラでした。
湯沢駅訪問
ということでやってきたのは「湯沢」駅。さすがにご乱心といっても、終点まで乗るなんて酔狂なことはしません。そもそもご乱心とかではなく理由があってここに来たわけですから。
たぶんこんな駅もう当分来る機会自体ないでしょうから、色々見学しましょう。院内止まりの列車は行先が赤文字で書かれていました。番線注意のときは発車番線が赤文字ですが、行き先が赤文字というのは珍しい印象。つーかネタバレしてるし
東口。かなーり大きなロータリーがありますが、朝早くだからか人気がなくし~んとしています。駅舎から見る限りは、いかにも「町」っていう印象ですね。都会民としては山に近い町というのはなかなか新鮮です。
駅舎は最近建て替えられたのか立派ですが、窓が多い、カクカクしたデザインはどこか横手駅や、夏に訪れた新潟の中条駅を彷彿とさせます。おそらくデザインの一部は流用していると予想しますが、真相はいかに。
NewDaysがあったようですが、確かこの時間はやってなかったと思います。
打って変わって西口。東口もそうでしたが、山が近くにありこの地域は盆地であることがよくわかります。駅前には同様にロータリーがありました。
西口駅舎。
夏に訪れた糸魚川に続き、ここもジオパークの1つのようで。こうやって旅している間にジオパーク認定町の駅は制覇しちゃいそうな気がしてきました。いやさすがにないか…
1日片道1本のみ!湯沢→秋田の快速に乗る
ということでここからはこの旅の目的の一つ、1日片道1本のみ・湯沢→秋田の快速に乗車します!
↑モチロン快速幕も出します。
元々は719系かコチラの快速か…で迷っていたのですが、719系がお亡くなりになられてしまったので必然的にコイツに乗ることになりました。この列車も縁のある列車で、去年の東北旅で乗車していました(↓リンクは上のと同じやつ)。
去年は盛岡出発という関係で大曲からの乗車となったのですが、今回は始発の湯沢駅から乗車できます。これで早朝の横手始発が無かったら湯沢駅周辺で宿泊地探さなければいけなかったのですが、幸いそんなこともなく。そう考えると、横手に(私が唯一利用実績がある)快活クラブが存在していたのも不思議な縁というものなのでしょうか?多分ただの偶然。
駅舎から縦写真で。こうして見ると、701系の良さを感じます。
ホームに降りてきました。
撮影に気がとられて気づいたら発車時刻が迫ってました。これに乗り遅れると予定がガラガラがっしゃんと崩れていくので、早めに乗り込みます。
[湯沢6:33→秋田7:54 奥羽本線下り快速3427M]
そういえばこの区間、もともとは全区間に特別急行が走る大幹線だったので、山形新幹線開業後とかには結構な快速や(区間)特急が走っていたようで。この列車は特急廃止後の流れを汲む快速の系統ではない、みたいな話をきいたことがあります。この辺は詳しくないので、言及は避けておきます。
旅行日は土曜。休日というのも相まって車内はガラガラ。去年は平時の平日だったこともありまあまあ乗ってましたが、今回はそうではありませんでした。
停車駅は、十文字、横手、飯詰、大曲、刈和野、和田、四ツ小屋、終点秋田。
通過駅は多くが下り線側の1線スルー方式かY字で、結構スピードを出せる模様。ただ最初の通過駅であるはずの下湯沢だけは1線スルーなのにも関わらずわざわざ制限のかかる方に入ってゆっくりと通過していきました…1線スルー構造はやめちゃったんでしょうか?
どこの駅かは忘れましたが、列車交換。
ポンポン駅を飛ばしていくので結構面白いのですが、残念なことに写真ではなかなか伝えづらいです。
中心地秋田からそこまで離れていないのですが、山間を走るため駅の規模はやや小さめ、線路は大きいカーブが連続します。前は「こんな超揺れる路線乗るかーー!!」とグロッキーになりながら思っていたのですが、こう快速で突っ走ると案外楽しい路線のように思えてきます。ただ下り線の線形がいいだけかも。
あっという間に秋田駅に近づき、進行方向左側には新幹線の車両基地が見えてきました。
到着!秋田駅!
昨年に引き続き、2回目の訪問です。
ちなみにこの快速、直後の列車と比較すると11分程速く走ります。停車時間を加味すると、大体5分くらいの速達効果があります。「このくらいなら飛ばさなくていいだろ」って感じもしますが、こういうのはロマン(?)があっていいのです。
ホーム上では701系が縦列停車する光景が見られました。ホーム上から4本の701系が見られる駅なんてここ以外にはないのでは…
ということで、719系は乗れませんでしたが、前は途中からしか乗れなかった快速のリベンジをしてきました。ここから「もう一つのリベンジ」をすべく次の列車に乗り継ぐのですが、今回は一旦ここまでとしましょう。
続きます。
次↓