春日部高架化!…に関するつらつら
こんにちは、くさせんべいです。
先日、東武公式より、春日部駅立体交差事業の施行協定を締結したとの発表がありました。簡単に言うと「春日部駅を高架駅にすることにしたよ!」的な発表。
個人的にいろいろ思うことがあったので、ちょっとこの発表に関して色々書いていきたいと思います。
春日部駅を高架化?
今回の発表で高架化されることになったのは春日部駅とその前後、具体的には
野田線(アーバンパークライン):約1.9 km
の区間。
事業期間は今年(令和元年度)~令和13年度
総工費は約650億円
となっています。
高架化区間を図にするとこんな感じ。
東武からの公式発表は今回が初めての可能性がありますが、構想自体は前からありました。…ということでちょっとYouTube漁ったら、2013年に春日部駅高架化について触れた都市計画ムービーが投稿されていました。現在の計画とちょっと差異はありますが。
高架化の理由
なんで高架化するかって言えば、理由は単純でこの周辺の踏切が「開かずの踏切」と化していたからですね。柏方面は単線の野田線ならともかく、伊勢崎線は各停に急行、特急が往来する幹線。しかも朝ラッシュになると列車が詰まりだすという…。それから東西(正確には南西ー北東)の行き来が大変で、鉄道により地域が分断されてしまっているような状況だったのも理由のようです。
春日部駅自体が抱える問題点は?
こちらが現在の春日部駅の配線図。旅客列車が通らない線は点線にしてあります。
見ての通り、上り線が1面1線しかありません。退避?相互発着?なにそれ美味しいの?
一応2番線がありますが、ホームはないので当然旅客列車は退避できません。しかも1番線が直線の構造なので、唯一通過するりょうもう号を2番線経由にするのもほぼほぼ無理っていう。現状2番線は回送列車が使うのみとなっています。
さらに地上駅なので、駅の東西移動が大変です。しかも西口側にはエスカレーターすらないので、エレベーターを使うか階段をのぼるしかありません。
それから、通路もお世辞にも広いとは言えません。
まあ要するに、ターミナル駅としては古すぎる…という感じだったんですね。
高架化後は?
高架化すれば
「東西移動の不便性」「開かずの踏切」「ホームや通路の狭さ」などが解消されるようです。
それから高架化後の配線図予想。計画では4面8線の大ターミナル駅になる計画となっています。つまりはなんと野田線は急行退避駅となるようです。
もちろん伊勢崎線の上りは退避可能に。これにより上り急行(区間急行)が特急を退避できるようになるので、ダイヤを組むときの制約が薄れるほか、ダイヤ乱れ時も柔軟な運用が期待できます。…え?今まで?せんげん台駅は待避線の使用頻度が多すぎてとても退避できるような状況じゃなかったから基本越谷まで追い越せないような状況だったよ?
りょうもう号は春日部通過だから伊勢崎線は高速化のためにもおそらく1線スルー構造になると思います。野田線は不明なのでとりあえず1線スルーで書いてみましたが、急行停車駅であることと制限速度、用地を考えるとY字分岐になる可能性も考えられますね。伊勢崎線ー野田線直通列車は主に4・5番線を使うことになるでしょう。最初は伊勢崎線下り列車が2番線に入れる構造も考えましたが、ギリギリの設備でやりくりする東武のことだから使わないだろうと考えて省きました。…でも春日部駅2番線折り返し列車も十分考えられるかも?いやいやまさか…ところで野田線春日部止の列車は(ry
鉄っちゃんの聖地…撮影ポイントはどうなる?
一瞬で鉄っちゃんと認定されてしまう列車撮影。
じつは春日部駅周辺は東武線内でも優良の撮影ポイントが多くあるのですが、この高架化の際にいくつかの撮影地は消滅してしまいそうです。
ということで再びこの図。
駅の前後が高架化されてしまうので、春日部駅向きを中心に数か所撮影できなくなってしまう構図があると予想されます。
なお、駅南東側の撮影地しか行ってないのでそこについて解説していきます。西側は伊勢崎線は微妙ですが、野田線には優良撮影地がある可能性が無きにしも非ずな感じですね。
☆1 野田線
伊勢崎線をオーバークロスし、春日部へと向かうこの構図。電柱と奥の家に邪魔されるので、うまいこと撮影できるまでは何度かリトライする必要があります。少し難しいですが、編成全体が綺麗に入るこの場所はものすごーく有名な撮影地。
立体化する際にここは複線化されるので、やがてここは消滅してしまうのではないかなって思います…といいつつも、複線化事業はまだまだここまで伸びてないのでしばらくは安泰でしょうが。撮影はお早めに。あとベストポジションは狭いので譲り合って撮影するように。徒歩2分で伊勢崎線の撮影地へ行けます。
☆2 伊勢崎線上り
←再掲
長距離にわたり線路がカーブしているため、曲がってきた電車が撮れる優良スポット。内側は建物なので、編成全体を入れるのはなかなか難しいと思います。車通りが少ないので柵に寄れば安全に撮影ができます。
こちらは高架化の範囲に含まれていないため、今後も撮影スポットとして残りそうです。(といってもかなり範囲ギリギリなので消えてもおかしくはないかも…)
☆2 伊勢崎線下り
これもまた結構綺麗に撮れます。…が、残念ながらこの辺は高架化されるため、高架を下ってくる電車を見上げる視点になるかもしくは壁に隠れてしまうことになりそうです。
☆3 伊勢崎線下り
←編成切れてる
☆2の踏切を渡った内側。長い編成は撮れなさそうな撮影地ですが、電車が傾き迫力ある写真が撮れる場所です。ここは正直わからないですが、ギリギリ範囲外っぽいです。
ちなみにこの写真に見える小さい踏切、上りりょうもう号の通過に合わせて早めに閉まるため、場合によっては開かずの踏切と化します。オマケにここ地元住民めっちゃ使うので遮断時間が長引くと自転車歩行者の列が形成されることもしばしば…
☆3 伊勢崎線上り
←編成入ってない
こちらも同様。高架化でギリギリダメかもしれません。
ちなみにこれらの写真は☆より春日部駅寄りで撮影しましたが、これらは全滅すると考えていいと思います。
ということで、結構存続が危うい撮影地が結構たくさんあります。早いと今年度中に工事が始まってしまう可能性もあり得るので、早めに撮影にいったほうがいいです。
なお近年、SNS上において一部の常識のない撮り鉄による迷惑行為が散見されます。列車撮影は安全と周りの人に気を配り、線路及び敷地内に進入しない・フラッシュを焚かないなど基本的なルールを守ったうえで行ってください。撮影者の行為があまりにも酷い場合、最悪高架化工事のついでにコンクリート壁が設けられて撮影できなくなってしまう可能性もあるんじゃないかと個人的に思っています。
雑記
ということでいろいろ思ったことを殴り書きしてみました。高架化工事が完了した暁には、春日部の町は大きく変わることになると思われます。私としても今の古くて狭くてボトルネックと化している春日部駅が改良されることは望ましいことだと思っています。あとは用地等をどうするかという話ですが…そこに関してはどうとも言えないです。私としては、駅東側にある、線路をオーバークロスする道路の橋が高架化に際してめっちゃ邪魔になると思うんですけれども、そこをどうするつもりなんだろうな…って思ってますね。あとは春日部駅付近だけ線路が東西(正確には北西ー南東)になってるから日照権どうなるかって話でしょうか…。工期10年以上と長いですがひとまず何事もなく無事に工事が終わることを祈るばかりです。
2つの新快速・姫路駅の「えきそば」は蕎麦じゃない? 2019関西食旅#2
「さわやか」のハンバーグを食べた後、天竜川駅まで戻ってきました。これよりさらに西進し、本日中に関西入りします。今回はその続き。
記事リンク↓
前回↓
東海道線を西へ・静岡で「半生」ハンバーグを食べてみる 2019関西食旅#1
食レポ部分↓
天竜川駅に戻ってきました。もともとは12:28の列車に乗るつもりではありましたが、なにやら今朝の踏切支障が影響して前の12:11の列車が9分遅れとのこと。偶然にも1本早い電車に乗れそうです
1本早い電車がやって来ました…が…車内は大混雑。10分弱遅れたのが影響してるようです。運がいいのか悪いのか…まあ終点まで1駅ですし。
[天竜川12:11+→浜松12:15+]
列車はすぐに浜松駅に到着。なんとここで接続列車が接続を待ってくれていたようです。
*1転クロキタ――(゚∀゚)――!!
列車は311系。この列車はどういうところで運用されているのか不明だったのであたってよかったです。本来はここで少し休憩を入れるつもりでしたが、311系と聞いて飛び乗り決断!一路豊橋を目指します
[浜松12:24+→豊橋12:59+]
しばらくすると、列車は浜名湖の上を走ります。この浜名湖は、海水と淡水が混じる「汽水湖」なんだとか。
40分弱で終点豊橋に到着。3分接続で快速がありましたが、買いたいものもあったので休憩も兼ねて見送ります。
この区間からは駅数が増えるため、「快速」「新快速」なども運転されるようになります。ところで新快速の英語訳ですが、東海は"New Rapid"と訳すんですよね。直訳「新しい快速」うーん間違ってはいないんだけど。
駅前見学
コンコースからは新幹線が見えますってあれドクターイエローじゃんまじかよこんな偶然に見られるようなもんじゃないだろ何がどうなってやがる(錯乱)
買い物も済ませ、ここからは快速に乗っていきます。新快速もあったのですが、ぶっちゃけ幸田と共和に停まるか否かだけの違いで速達性はほぼ一緒だったので、大垣での接続のよい快速に乗ることに。
[豊橋13:32→大垣15:02]
1時間ほどで名古屋に到着。
名古屋はスルーします。…帰りに寄りますし。
岐阜に到着。
終点大垣に到着。間髪入れずに米原行に乗り換えます。というか313系ってLEDじゃない方向幕式の行先表示器のやつあったんですね?
車内は混んでて座れませんでした。残念。
[大垣15:09→米原15:40]
小学生でも耳にする「関ケ原」はこの周辺。冬になると結構エグい量の積雪が降るようですが、東海道新幹線は車両に積雪対策はせず「減速」という手段をとるんだとか。
終点米原に到着。
さすがにちょっとばかし長く乗っていたので少し休みたいところはありますが、接続が良すぎる上に米原でやることもないのですぐさま次の電車へ。ここからはJR西日本へと管轄が変わります。列車はJR西日本ご自慢の「新快速」。なんと最高時速130km/hという爆速で走ります*2。
西日本の新快速はちゃんと"Special Rapid"と訳されます。
[米原15:47→姫路18:19 琵琶湖線・京都線・神戸線(東海道線・山陽本線/JR西日本)]
そんなこんなで京都に到着。去年も京都に来ましたが、そのときは新幹線。在来線でここまでやってきたと思うとなんだか感慨深いものがあります。
車内は京都付近から人が増えてきました。
淀川を渡ると、列車は関西の中心都市のターミナル駅「大阪」に到着!数年前に京都→大阪で新快速に乗ったことはありますが、そのときはやたらとMH*3を鳴らす運転士だった記憶が思い起こされます。
米原から乗り続けること実に約2時間半、ついに姫路駅に到着!長い!長すぎる!
しかも豊橋から休憩なしの連続乗車だったので、もう猛烈に疲れました…しかも大阪からは相当な乗車があったので1時間以上に渡って立つことすらできず…
米原から姫路までは200km以上もあるので、俊足の新快速をもってしても相当な時間がかかってしまいます。むしろ、最高時速130km/hだったからこそこの時間で済んだ、といえるかもしれません。
後追いで倉吉行の特急スーパーはくと11号がやってきました。乗ってきた新快速がお隣の線路で解結作業やってる間に追い越していくようです。
今までディーゼル列車=普通列車のイメージだったので、特急型の足回りからディーゼルエンジンの音が聞こえる状況に猛烈な違和感を感じますね…*4
駅を出てみます。目の前には姫路城がどーんとそびえています。方向音痴の人でも絶対迷わない親切設計*5。時間の都合が合わず今回は行けませんが、タイミングが合えば行ってみたいところではあります。
駅ナカのスーパーをふらふら。
それにしても姫路駅前って、本当にしっかり整備されてますね。同じターミナル駅でも、目の前が道路の浅草駅とは大違いです(←比べてはいけない)
色々見終わったので、とりあえず改札内入ってしまいましょう。
姫路駅独自のファーストフード「えきそば」を食べてみる
実はここ姫路駅に来るまでは、特に何か食べようっていうつもりではなかったのですが、ここ姫路に来る前に車内で姫路について調べてたら「えきそば」の文字が。なに?そばと名前がついてるのに蕎麦じゃない?
入るか入らないかさんざん迷ったんですけれども、学割という文字とその安さと好奇心につられて結局フラフラ~。
懐にはまだ食料があったというのに、「お得だから!」ということで学割の大盛を購入。馬鹿かな?
食券を渡すと、愛想のよいおじさまが慣れた手つきで盛り付け。わずか数十秒でみるみるうちに「えきそば」が出来上がっていきます。
という感じですぐに「えきそば」が完成。とり天と天ぷらをトッピングにしてもらいました。
「えきそば」とは言いますが、蕎麦の実特有のあの黒い粒は見られません。
それもそのはずで、使っている麺は曰く"かんすいを入れた黄色いラーメン"なんだそう。ガラパゴスというか、完全に独自文化となっちゃってる「えきそば」ですが、こうなったのも事情があったようです。
"戦後、最も簡単に、しかも大した機械設備もなしに出来る物として、姫路駅で 麺類を販売しようと計画しましたが、当時小麦粉は統制品で手に入りにくい為、 統制品ではない”こんにゃく”に目をつけそば粉とこんにゃく粉を混ぜて、うどんの 様なものを作り、和風だしでうどんの様なものを試作し販売致しました。"
つまり、戦争で物資も何もかもが足りなかった時代に食べられるものを作った、というわけですね。
"しかし、その後うどんは時間がたつとのびて美味しくないのと、腐敗が早く長持ちさせるにはと考えた末、うどんをあきらめ度々の試作の結果、かんすいを入れた黄色いラーメンにたどり着き、当社独自でその製造にのりだし、黄色いそばに和風だしという一見ミスマッチの商品が生まれました。"
こうした事情が、このような不思議なものを生み出した、そういう事らしいです。
実際食べてみるとどうかというと、(食べなれないこともあって)なんとも言えない感じ。麺はラーメン屋で見られるようなあのつるつる~って感じの麺ではなく、全体的に良くも悪くも関東で見られるような「駅蕎麦」のクオリティ。ですが、和風の出汁と独特の麺の組み合わせは、特徴的ながらも結構ぱくぱくといけます。地元だと結構なじんだ味のようで、好きな人は好きな味。
天ぷらは桜エビが入っていて、汁にひたひたにして食べると結構おいしかったです。
完食。ごちそうさまでした。「えきそば」は、お持ち帰りなどにも対応しているようです。天ぷら付きで2人前540円(※増税前価格)。1人あたり270円と考えるとかなり安いほうなんじゃないかと思います。
独特の「えきそば」堪能しました。
なお、えきそば解説の引用元はこちら↓
さてここからは大阪方面へ降り返します。何で姫路まで来たんだよ
待ち時間に播但線の電車をパシャリ。
この新快速に乗ります。
豊橋名物?「あんまき」を食べてみる
車内にてオヤツタイム。というかなんだかこのときじゃないと食べそびれてしまう気がしたので。
豊橋駅で乗り換えのときに買ったものその1。「あんまき」という和菓子?です。この旅の数日前、青春18きっぷで私と同様に西進した人のブログの中で「あんまきを乗り換え時間2分で帰るか!?」みたいな記事があって、「なに?豊橋ってあんまきが有名なの?」と気になり購入。お値段は(増税前価格で)170円と結構お得なお値段でしたので買ってみてしまいました。ちなみにそのブログ内では諦めた的な話だったはず。
私はカスタードと餡が入ったものを購入。他にもいろいろな味がありました。形は折りたたんだ平べったい形をしています。
お味の方はというと、モチモチした皮と中の餡が口の中で混ざり、結構おいしいです。これは牛乳と一緒に食べたくなるお味。
カスタードと餡は一緒に食べると抜群の相性、というわけではありませんが、なにせ2つありますから1つで2度美味しい感じ。なんだかちょっぴりお得感がありますが、1つの味のみがいい!という人は少なくないと思います。
完食。ごちそうさまでした。
…ところで、車内で食事するというのは賛否両論があるようで。一応、クロスシートでガラガラでしかも匂いの出ない食べ物ではありましたが、これってどうなのでしょうかね?
そんな疑問を持ちつつも、大阪方面へ向けて夜の神戸線を走っていきます。
今回はここまで。
次↓
まだ
東海道線を西へ・静岡で「半生」ハンバーグを食べてみる 2019関西食旅#1
こんにちは、くさせんべいです。
2019年の9月頃、関西に行ってきたので、その様子をレポートしたいと思います。
今回の旅は、前回の旅で余った青春18きっぷ3回分を使用する目的で計画。旅にあたってのテーマは「グルメ」とすることにしました。
…のはいいのですが、旅してからあまりにも放置しすぎたせいで味の感想とかをかなり忘れてしまったので、うっすい感想になりそうな予感です。
東海以西の鉄道に関しては詳しくないので、サクサクと進めていきたいですね。
記事リンク↓
旅の記録↓
#1→これ
#2以降→まだ
食レポ部分↓
ということで上野駅。本日分の青春18きっぷに判子を押してもらい駅に入…ったのはいいのですが、この時点で私は汗だくとなっておりました(;´Д`A ```
北千住に到着した準急から日比谷線に乗り換えたのはいいのですが、上野駅での日比谷線からの乗り換え時間は僅か5分。いつもはそんなに長くない通路が今回に限ってはとてつもなく遠く感じられ、しかも重みのある荷物が思ったより足の負担に!汗だくになりながら無人の通路を猛ダッシュする私の姿は、まごうことなき変人だったことでしょうね。
まだ上野東京ラインは動いてない時間帯なので、京浜東北線に乗ります。
[上野5:57→東京6:05 京浜東北線]
ということで東京駅。またも2分という短い時間での乗り換えでしたが、階段降りて昇るだけだったので上野での乗り換えよりかは精神的に楽でした。で、東京駅始発の電車が到着する10番線へと向かったのですが…新幹線ホームにつばさ121号?が見えるばかりで乗車電はまだ来てないようです。
東京駅到着前で乗車電っぽい電車と並走したのですがまだ到着してないとはどういうことでしょう??
ほどなくして列車が滑り込んできました。これよりずーっと東海道線を西へ西へと進んでいくのですが、これはその1本目の列車です。ひとまず海側のボックスシートを確保。
ちなみに東海道新幹線(東京駅)の始発列車といえば6:00発のぞみ1号ですが、東武スカイツリーライン沿線に住む埼玉県民は最寄り始発の列車に乗っても100%間に合わないので、東武沿線オタにとっては(乗りに行くのが難しい電車という意味で)夢の列車だったりします。
道中様々な列車と並走、交差します。
近郊区間を良好な線路規格に任せ爆走し、JR東海管轄の御殿場線と乗り換えできる国府津駅までやってきました。東京発車時点でガラガラだった列車は、横浜に至るまでも少々混みましたが、小田原に近づくにつれてボックス含め席は完全に埋まり、通勤ラッシュのごとく凄まじい人数が乗車してきました。朝の下り列車かつ先頭車なのにも関わらずコレとは、東海道線東京口は恐ろしいですね…
そういえば、東海道線だと「短い10両編成」と案内するんでしたっけ?格が違う
市街地が近づくと間もなく小田原駅に到着。大半の人がここで下車したので、ボックスの隅で荷物抱えて(邪魔にならないよう)小さくなっていた私も、ようやく一息。
小田原を出ると、線路は海沿いへ。夏ゆえか空が霞んで写真映えしませんが、時期、時間帯や天候によっては太陽が水面でキラキラ輝く素晴らしい写真が撮れます。
熱海到着。せっかく熱海に来たからには足湯に入ってノンビリしたいところではありますが、接続が良すぎてそんな時間ないので急ぎ乗り換え。ここからはJR東日本からJR東海へ管轄が変わります。
先頭車に乗ろうかと思いましたが、それよりも乗り心地の良さに定評のあるJR東海の列車に乗りたかったので先頭の211系ではなく313系の最後尾へ。
ちなみにここからはオールロングシート。快適なクロスシートで甘やかされてきたお坊ちゃま18きっぱー共はここで悲鳴を上げます。修行が足りんぞ(笑)
ながーい丹那トンネルを通ります。
わずか20分弱で沼津に到着。ここでなんと乗客の半分以上が入れ替わりました。さっき煽ったお坊ちゃま共(の極一部)は、天下のJR東海に対し無礼にもこの区間にクロスシートを入れろと要求しているようですが、もし乗客の入れ替わりが激しいこの区間にクロスシートなんて入れたら確実なサービスダウンに繋がってしまうのは火を見るよりも明らかです。「お客様は神様」とはよく言われますが、その格は余所者の18きっぱーよりも地元住民の方がはるかに高いですし。
あ、ここで貨物列車に抜かれました。
それで吉原駅付近まで来たのはいいのですが、踏切支障だかなんかで先行列車が詰まっているらしく、ここにて抑止されることに。まあ急いでいる旅でなかったので別によかったんですがね。
373系乗りたいなぁ…
静岡到着。本来1分乗り換え(多分対面)で先行してた興津始発に乗れたのですが、遅れたのでその列車はさっさと先にいってしまったようです。で、吉原付近でもたもたしてるうちに後続の列車が追い付いてしまったようで。
沼津で、JR東から接続してきた列車と接続した列車ですので、残念ながら上野駅のダッシュ乗り換えは無駄だったようです。まあ遅れたんだし仕方ないね。
[静岡9:42+→天竜川10:49+]
静岡駅に停車中の新幹線。偶然にもその時から余命宣告がされてた700系が停まっていました。
大小いくつもの川を渡ると、列車は最初の目的地天竜川駅に到着。ここで今回の旅1回目の食事へ行こうと思います。
改札を出ると、駅舎からは上り列車が見えました。
”生焼け”だけど大丈夫?静岡ローカルチェーン「さわやか」の絶品ハンバーグを食べる
ということで天竜川駅。時刻は11時前。駅前北口ロータリーの目の前の道路を北へてくてく歩きます。始発列車に乗る前に朝食をお腹に入れたっきり何も食べてないので、お昼には少し早いですがお腹が空いてしまいました。
途中「東海道」と書かれた案内板の道路を横断します。国道1号線でしょうか?
歩くこと15分程、大通りに面した道に目的の店が。静岡出身の芸能人が言ったことでその名前が知られ、その味から県外からも多くの人が訪れるにも関わらず、訳あって静岡のローカルチェーンでありつづけるレストラン「さわやか」(浜松篠ケ瀬店)です。
早速入店。
店舗によっては開店前から並ぶとのことで、入店したのが11時過ぎだったので少々不安でしたが、平日の昼間だったゆえかすぐ案内されました。開店から15分過ぎてないのにもう席の半分以上が埋まっていたからすごいですね。
このさわやかの何がウケてるっていうと、生焼けのハンバーグを提供してる点。ビーフステーキだと、(よっぽど状態が悪くない限り)表面さえ焼けばレアだろうが問題は無いのですが、ハンバーグだと話は別。肉の表面についてる細菌が中に入り込んで繁殖するので、一般家庭でレアのハンバーグなんてやった日には食中毒を起こしかねません。
その点、さわやかでは徹底した衛生管理が行われているようで、さわやかが静岡県内にしかないのもそれが理由のよう。工場から輸送してきた肉を使うので、その輸送中に肉がレアで食べられなくならない輸送範囲が静岡県のみのよう。
ちなみに豚肉は完全に加熱しないと食べられないので、言うまでもなくビーフ100%です。
それゆえに青春18きっぷを使うような貧乏学生にとってはまあまあいいお値段がします…一応、平日ランチとのことで夜時間帯よりもリーズナブルにスープ+ライスが付いたセットを食べることができました。
看板メニューげんこつハンバーグのランチを注文。ランチ価格1210円でした。
すぐにスープが運ばれてきます。旨い!スープの時点で旨い!野菜の出汁か何かが効いていて、空腹状態で飲むと余計にお腹が空いてくるような感じかします(笑
いよいよ本命のハンバーグが運ばれてきました。早速と言わんばかりに店員さんがまんまるなハンバーグを切り分け、熱々の鉄板に押し付けます。じゅうじゅうという音が食欲を搔き立てます!流れるような手つきで切り分けてしまったため切る前のボールが撮れなかったのがちょっと残念。
油がはねるので、さっきの紙を持ち上げて服にかからないようにします。
ソースはオニオンとデミグラスで選べるようです。私は圧倒的人気を誇るオニオンソースを半分だけかけてもらいました。ちなみに岩塩をかけて食べるのが通の食べ方とか。片方にはかけてもらわなかったのは通ぶって…というよりかは、何もかけないハンバーグの味はどうなんだろうっていう好奇心によるものだったり。
旨い!確かに半生ではありますが、半生の肉が良く焼けた肉の部分と合わさって家庭じゃ絶対出せない食感を生み出しています!
ていうか純粋に肉が旨い!岩塩だけでも文句なしに食べられるレベル。
オニオンベースのソースをかけてるともっと美味しいです!
完食。ごちそうさまでした。この味ならこの値段も妥当…いや、むしろ安いというべきでしょう。他にもデザートメニューとか、このハンバーグを使ったハンバーガーとかも扱っているようですが、お腹の容量と金額から断念。次はそちらも食べてみましょうかね(最早再度来ること前提)
お会計済ませたとき、お口直しに、と飴をサービスしてくださいました。ただ味が良いだけでなく、目の前で肉を焼くパフォーマンス的なサービスや、食後のちょっとしたサービスもリピーター確保に一役かっているのだろうなって思いますね。人気なのもうなずけます。
ちなみに早い時間だったのであんまり並んでないですが、混雑する時間帯は「順番待ち番号券」を発券できるほか、各店舗の待ち時間をHPでも確認できるようです。面倒なアプリDLとか会員登録とかする必要が無いのは楽そうですね。
店舗入り口には美味しさへのこだわりを書いたポスターが何枚も張られていました。
駅に戻ってきました。駅近店舗だと「新静岡セノバ店」(JR東海道線静岡駅・静岡鉄道新静岡駅)、「掛川本店」(天竜浜名湖鉄道西掛川駅)、「浜松高塚店」(JR東海道線高塚駅)などがありますが、東海道線沿いで到着時刻が丁度いい店舗はここだったので浜松篠ヶ瀬店を選びました。
ちなみに浜松駅前という超好立地に存在する「浜松遠鉄店」があることに気づいたのはもっとずーっと後の話。
ところでこの「さわやか」ですが、人気であることにあやかって名前を勝手に使ったりする業者がいるようです。以下HPからのコピペ
『
最近、各地で「さわやか」の名前を無断で使用したり、「さわやか」を連想させるような表現で、ハンバーグを販売している店舗・業者があり、お客様からもお問い合わせ・ご質問をいただいております。
さわやかとそのような店舗・業者とは一切関わりはございません。
さわやかは産地から店舗・テーブル上まで、「安全・健康・元気の出るおいしさ」を届けるために、全て「自社」で徹底した衛生管理のもとハンバーグを製造しております。
さわやかのハンバーグは、通販含め、「静岡県内のさわやか33店舗」以外では一切販売しておりません。
』
とのこと。人気というのがいいことばかりではないようです。
私としてはこれからも静岡県内のローカルチェーンとして頑張ってほしいので、こういう悪徳業者は無くなってほしいし、客側としてもそういう業者の売り上げに貢献しないようにしてほしいですね。
今回食べた「さわやか」のHPはこちら。↓
ホーム画面で早くも飯テロされますので空腹時に開くのはやめたほうがよさそうです(笑
今回はここまで。東海道線でさらに西へ向かいます。
次↓
2つの新快速・姫路駅の「えきそば」は蕎麦じゃない? 2019関西食旅#2
*1:時刻+…遅れ
北越急行を全力で楽しむ沿線観光(後編/沿線観光編)+地元へ 新潟旅2019#10(終)
どうも、くさせんべいです。
今回も北越急行沿線巡り。前編ではほぼ列車と駅のみでしたが、後編は沿線施設も訪ねていきます。
記事リンク↓
前回↓
北越急行を全力で楽しむ沿線観光(前編/駅・列車巡り編) 新潟旅2019#9 - 煎餅の旅とご飯と日常の記録
ということでほくほく大島駅。ここから南へ向かって少し歩きます。
この先に「日本一」を自称する、あるものを扱う店があると知ってそこに向かうわけですが…
駅前ですら何もなさそうなのに、こんなところに日本一を語るナニカがあるのか?と思いつつもてくてく。
マジであった
ということでやってきた店は「日本一うまいトコロテン」というお店…これ、ただ単純に自称した肩書なんかじゃなくて、店の名前なんですよ。
ということで店内へ。都会者の偏見でてっきりご年配の方が経営してるのかと思いましたが、若いお兄さん含め一家で経営しているって感じでした。
さっそくところてんを注文。さあ、日本一のところてんのお味とやらは…と言いたいところですが、私は生まれてこの方「ところてん」なぞロクに食べてないので、比較しようがないんですよね。とりあえずありのままの感想を。
ちなみにここは黒餡蜜でなく、酢醤油やシソ醤油で食べるようです。
うおお!綺麗に並んだところてんにかけた醤油が反射してキラッキラ輝いてる!すげぇ!
1本1本のところてんの角がしっかり立った角柱形。写真に箸1膳ではなく1本しか写ってないように、このところてんはなんと1本箸で食べます!中心部から真ん中をすくうようにとると意外に落ちないんですよ。
食感は…ずいぶんところてんを食べていないのでどうとも言えないですが、ぷるぷるした感じで、さっぱりした酢醤油が爽やかで美味しいです。
300円って高いのか安いのかわからなかったのですが、後日江の島行ったらところてん500円、知人からは伊豆でところてん食べ放題1000円みたいなことを聞いたので、ここは相当リーズナブルなところのようです。安くてうまいとか最強ですね!(何が?)
このところてんはこの地域の美味しい水を使って作られているとかで、(撮り忘れたけど)湧き出している水を自由に飲むこともできます。生水だから危険ということもなく、大変美味しい水でした!
調子に乗ってかき氷も注文。今流行りのフワフワかき氷ではないですが、美味しい水を使っているので美味しい気がしますね!(違いは分かっていない)
ということで、午前中の間食。ごちそうさまでした。秘境感漂う場所にあるこの店ですが、意外にも時折車がやってきてはさまざまな人が食べに来ました。そもそもこの店自体数世代続いているようなので、廃業する心配はしなくてよさそうです。ちなみに冬季休業です。
その後ほくほく大島駅に戻って、通過する超快速の撮影。
駅舎内も撮影します。
その後、やってきた列車に乗車します。私のほかにここでも地元利用客らしき方がもう1名乗りました。
[ほくほく大島10:05→まつだい10:11]
ほくほく大島駅付近はトンネルが少し広めに掘られています。
まつだい駅で下車。
この駅は道の駅「まつだいふるさと会館」が併設されている珍しい駅なので、少し早い時間に駅に来ても道の駅で時間を潰せそうです。
ファミリーマートが施設内にあります。地元住民のインフラの1つなのでしょうか、なんと通常のお弁当とかインスタント食品のほかに、生肉も販売されていました。すごい!
この道の駅で記念切符購入しようと思ったんですけど、ここは扱ってない駅のようです。代わりにマンホールカードを頂きました。
館内には681系のモニュメントが置いてあります。電車の生首だ…*1
外にも681系の石像があったようですが、見事に探し忘れました。
それから、超快速がまた通過するようなので撮影。
散策もそこそこに、また電車に乗ります。交換列車があるわけでもないのに、1線スルーじゃない方の線路に入ってきました。何故でしょう??
[まつだい10:53→十日町11:02]
ということでやってきました十日町駅。既に4回通っているのに改札を出るのは地味に始めてです*2。
昼食時間帯なので、ここから北東に少し歩いて店に向かいます。
途中飯山線の踏切を渡ります。
反対側を見ると、飯山線の十日町駅が見えます。車両はキハ100系(110?)。丁度列車が2編成到着していますね。
列車がなかなか来ない飯山線沿線をてくてく。
歩くこと15分くらい、道の駅「クロステン十日町」に到着。
中には土産コーナーやレストランもありますが、内装はなんか公民館みたいな感じでした。
レストランに入ります。…が、少々お値段はお高め。仕方ないです。
十日町といえば、十日町蕎麦。また、新潟県といえばへぎ蕎麦。メニューにもへぎ蕎麦の名前があったので、当然それを注文
してねぇぞこいつ。
…へぎ蕎麦、高かったんですよ。
注文したのは、何も特色のないカツ丼…ではなく、地元の食材を使用したカツ丼です。確か1080円。早速頂きます。
………!? 旨い!?
カツにたれと共に絡んだ卵はトロトロなのに、衣はサクサク!カツが薄いなんてこともなく、ご飯と一緒に食べるとめちゃくちゃ美味しいです!
正直ごくフツーのカツ丼かとずっと思っていましたが、予想以上に旨い!ぶっちゃけ言えば、人生で食べたカツ丼の中で最も美味しいです!
もちろん完食。美味でした。
時間はありますが、粗方回ってしまったので駅に向かって戻ると…おや…あれは…!?
やっぱり!キハ40改造のShu*kuraじゃないですか!
初めて見ました。指定席快速なので乗るための料金はそんなに高くないのですが、なにせ酒をテーマにした列車ですので、お酒を飲めない私には少々精神的なハードルが高いです。とはいえキハ40が余命宣告されてしまったので、この列車についても長くないのかなって思っています。早く乗りにいったほうがよさそうですね。
こちらにはキハ110系が停まっていました。
えちごツーデーパスに途中下車印を押してもらい駅を出て、JR駅舎の方を撮影。
急ぎ改札を通り、ほくほく線の方の改札を通ると、間もなく列車がやってきました。これで終点直江津まで向かいます。ちなみに右側の線路は現在使用停止中の通過線で、かつての十日町を通過する特急はこちらの線路を使用していたようです。
車内は転換クロスシートの車両でした。日曜にトンネル内でシアターを放映する「ゆめぞら」で映像を上映するための放映機がセットされている関係で、片側の荷だなありません。うーん地味に不便そうです。でもゆめぞらは見てみたいですね。
犀潟駅手前でJR線とオーバークロスします。
そのままJR線を走り、直江津に到着。
今回の旅で最後の直江津駅。えちごトキめき鉄道の車両と並べてパシャリ。
そして今回の北越急行乗車のフィナーレには、特急はくたかに代わって登場した看板列車「超快速スノーラビット」に乗車します!
これは特急はくたかの利用客の25%近くが直江津利用客であったことを踏まえ設定された列車で、直江津方面行2本・越後湯沢行1本が1日に運行されています。車両最高速度110km/hをフルに活用した俊足列車で、その驚くべき停車駅は(再速達の2本は)十日町のみ、起点終点の犀潟と六日町すら通過します。その評定速度は、この列車より最高速度の速いはずの新快速やつくばエクスプレスを超える88.09km/hで、特別料金不要の普通列車では堂々1位、ツワモノ特急に混ざって評定速度ランキング(在来線)20位以内に食い込むというすさまじい記録を持った列車です。ほくほく線内はほぼトップスピードで走行するので、ほくほく線内に限定すればその評定速度はもっと高くなるのだそう。
ほくほく線の車両にはお手洗いが無いので済ませてから乗り込むと、間もなく発車しました。
[直江津13:57→越後湯沢14:55 超快速スノーラビット]
2両編成ですが、車両はボックスシートでした。最速達列車ですが、当然のように1両編成でも運行されています(笑)
青春18きっぷは使えないと案内板でしきりに案内されていました。キセルする人、やはりいるのでしょうか。
今回の旅で7回目の信濃川を超えます。
十日町発車後。先ほど訪れた道の駅が見えます。
…この列車は最速達列車ですが、普通列車ももともと速度が速い上駅間距離が長いので思ったほど超快速に乗っている感じはしないですね…
ちなみにこの列車、私が乗ったときは十日町のみに停車する最速達の停車パターンの列車でしたが、利便性向上のため2020年のダイヤ改正で虫川大杉・まつだいなどにも停車する準速達パターンに変更されるそうな。
そのまま六日町を通過し、上越線を快走。
そのまま越後湯沢駅へ滑り込みました。
四半日程度ではありましたが、ほくほく線沿線巡り終了。とても楽しかったです!
改札を出ます。広いコンコースは、冬のスキー利用者の賑わいと、それからかつてのはくたか発着時代の賑わいを想像させられます。
駅舎をパシャリ。東西の差…
お土産屋は夏でもそれなりに賑わっています。その一つにも訪問!
米どころ、そして酒の造られる場所、新潟。ここCoCoLo湯沢は、日本酒を専門に扱っており、しかもその一角で500円でおちょこ5杯分の日本酒が試飲できるそうな。お得かどうかはわかりませんが、酒飲みの間ではかなり有名のようです。
駅外のお店でお土産を買ったのですが、店のおば様から「どこから来たの~」って聞かれ、埼玉県から来たことやこれから新幹線で帰るってことを話したら、「新幹線内で食べてね~」ってなんとお菓子をオマケしてくださいました!やっすいお土産しか買ってなかったのに…!ありがとうございました!
長かった新潟旅行もいよいよフィナーレ。
えちごツーデーパスは大宮まで対応してませんので、ここからは新幹線で帰ります。予約した新幹線は、これまた余命宣告されたE4系MAX。
急ぎ切符を通して改札内へ
キタ――(゚∀゚)――!!
もう入線してるかと思ったのですが、思ったよりギリギリに入線してくるようですね。
当然ではありますが、2階席を予約しています。えきねっとで。
…いやちょっと待て。そのマークは何だ。
最も安くなるえきねっとでのE4系予約は普通車だと1階席しか予約できなくて、仕方ないのでグリーン車を予約するしかなかったんです。これでもお先にトクだ値だと正規自由席料金より600円も安いんですよ。ちょっとした贅沢です。
それではいざ地元へ!ありがとう新潟!
[越後湯沢16:01→大宮 上越新幹線MAXたにがわ412号(E4系)]
E4系乗車は最後になるかもしれないので車内散策していたらあっという間に新清水トンネル過ぎていました。さすが新幹線…
車内にてオヤツタイム。新潟こしひかりパイは、オマケにくださったお菓子です。ありがとうございました!
道中各駅に停まりましたが、退避は1度としてなく、あっという間に「まもなく大宮」のアナウンス。全力で現実に戻されてる感じがしますねwww
大宮到着!余命僅かなE4系は、終点東京に向け走り去っていきました。ラストランのその日まで頑張って走ってほしいですね。
- E4系に乗車 Clear!
一番最後は勝手知ったる東武野田線アーバンパークラインにて帰宅。
ということで、新潟旅終了。ホテル3泊は、自身で予約した旅行の中では最も長いものとなりました。上越線の遅延、小出の町での土砂降りなどに始まるトラブルというのも結構ありましたが、とても楽しい旅行となりました。
ちょっと余談。小出で雨に濡れたとき、靴が「防水?なにそれおいしいの」状態になっていたためびしょぬれになり、そして旅が終わるまで乾く様子を見せませんでした。そのせいで私の足による匂いテロが度々発生していたんじゃないかと思います。居合わせた人、申し訳ありませんでした…
その靴は1週間くらいで新しい靴に替え、即行で靴箱行になったまま日の光を浴びていません。今までは好んで地味なスニーカーを履いていましたが、これを機にスニーカーを履くのをやめました。スニーカーって、長時間歩くには不向きなんですってね。まあこの新しい靴がまたちょっとしたトラブルを作るわけですが、それはまた別のお話。
次は関西旅行のことを…書けたらいいですね。
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2019年内更新間に合ったー!
北越急行を全力で楽しむ沿線観光(前編/駅・列車巡り編) 新潟旅2019#9
今回の鉄道旅、その最大のメインと断言できる「北越急行」。「はくたか」がかつて走った路と知って、特色のある路線と知って、某小傘ちゃん推し運転士の動画からほくほく線のその魅力を聞いて、すっとずーっと訪問したかった路線でした。路線自体は前回に完乗してしまいましたが、今回は沿線観光も併せて全力で楽しみたいと思います。
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前回↓
糸魚川の町を歩き、トンネル駅へ訪問… 2019新潟旅#8 - 煎餅の旅とご飯と日常の記録
ということで宿前。見事に田んぼ…。民家はあるので、ド田舎ってわけではなさそうですが、街灯が無かったのはさすがに怖かったです。お化けとか妖怪とかじゃなくて、治安や安全確保の問題で。
ちなみに宿ですが、結構清潔で悪くはなかったように思います。まあ私は二度とリピしませんがね。
駅へ向かう途中、こんなものを発見しました。てんねん…おんせん…スタンド…?
ずいぶんと謎なものがこの地にはあるようです。家の湯舟に温泉を引き込めるようです。需要あるんだろうなぁ。
左右に横切る六日町バイパスを通ります。
遠ーくには関越自動車道が見えます。あそこは夜も車のライトがひっきりなしに動いていた記憶があります。
まさかの一部信号機が動いてません。おいまぢか。
てくてく歩くこと約15分、六日町駅に到着しました。
時間はあるので東口の駅舎をパシャリ。
駅内に戻ります。
運行情報板がありました。列車位置だけでなく、その種別も表示してくれる超親切仕様。ほくほく線の途中駅はほとんど無人駅なので、運行情報が1画面で全て分かるこういうのが必要不可欠なんでしょうか。でもJRだとこういうのが無い無人駅の多さを考えると、北越急行の親切ともいえるのかもしれません。
本日はこの列車…というより、この時間の列車に乗りたくて六日町駅周辺に宿泊しました。車両はHK100系。1両編成というたいへん短い電車。
本日はまずこの電車に乗ります!切符は引き続き「えちごツーデーパス」を使います。
[六日町6:18→儀明信号場6:55頃 北越急行ほくほく線]
宿では思ったより時間が無かったので、後ろの運転席横スペースで昨日買った朝食を頂きます。(昨日買った蕎麦だったので腹壊さないか心配でしたが杞憂でした)
十日町駅。ここで列車交換を行った後、時間調整の為か8分ほど停車します。
まつだい駅を出ると、列車はすぐに鍋立山トンネルに入ります。単線トンネルなので、気圧が高くなるのか耳がツンとします。
さて、この鍋立山トンネルは9,116.5 m の単線鉄道用トンネルです。詳しいことは他のサイトや動画を見ていただくとして、このトンネル、完成までに実に約22年という膨大な時間がかかっています。この付近は泥火山が複数存在する膨張性地山でとても土圧が高く、曰く「トンネルの形を最も丈夫な円形にしてもダメだった」「最新のボーリングマシンが掘削中に押し戻され、しかも圧力により壊された」「当時既に珍しかった手堀りも交えて掘削が行われた」などもはや冗談としか思えないレベルの難工事になったそうです。
さてさて、他のところに泊まる選択肢があったのにも関わらず、大して立地もよいわけでもない旅館に泊まってまでこの列車に乗りたかった理由が、この儀明信号場。この列車は特急はくたかが廃止された現在における唯一の「信号場交換列車」なのです。
現役時代は「赤倉信号場」「薬師峠信号場」も活用し、特急や普通列車の交換を行っていて、しかも1日に2回「信号場追い抜き」も行われていました*1。トンネル内という手間かかるところに設置されていることや、信号場が長い線路になっていることは、かつてここが「特急街道」であったことを示す名残の1つでもあります。儀明信号場も交換回数は激減してしまいましたが、幸いにもこの信号場はイベント等でも使われるので当分は休止・廃止されることはなさそうです。
列車は少し広い空間に出ると、2本に分かれた線路の片方に停車します。
こちらの列車が完全に停車すると、もう一方の信号は進行を現示。
「ご案内いたします。信号場停車です。反対列車通過を待ちます。発車まで3分ほど、お待ちください」
列車は停車するとすぐに、交換列車が空気を押すごうごうという音が響きはじめます。
そして数分後、交換列車が横を勢いよく通過していきました。
交換列車が走り去ると、こちらの停止信号もまもなく進行を現示し、乗車電車は発車しました。
しばらく走ると、ほくほく大島駅に到着します。こちらは単線の棒線駅ですので列車交換はできません。
さて、直江津方面はしばらく用事がないのでどこか適当な駅で降りて引き返します。その降りた駅というのが
大 池 い こ い の 森 駅
秘境駅マニアもあまり来ないであろう小さな駅です。最速達列車はもちろんのこと、快速にすら通過される不憫な駅です。なぜここに降りたし。
乗車電は去っていってしまいました。他の降りた人もいないので、1人ぽつーん。
反対側。
改札を出ます。当然ではありますが無人駅です。
駅前はロータリー?が整備されています。
駅舎。結構立派に作られています。
自販機もありました。こんな駅に自販機置いて採算とれるのでしょうか…?
バス停。本数はまあまあありますが、日中のバスが全くない鬼畜仕様。駅前なのに中継点なあたりもうなんとやら…
駅舎内には手作り感あふれる沿線案内があり、温かみがあります。
時間が近づいたのでホームに戻ると、折り返しの列車がやってきました。さっきの電車が犀潟に到着するのと入れ替わりでほくほく線に入ってきた列車です。この列車で、今度は注目される方の秘境駅へ行きます
[大池いこいの森7:28→美佐島8:01]
ということでやってきました 美 佐 島 駅
私が通った土合駅、筒石駅に並んでトンネル駅の1つと言われる駅。土合駅と筒石駅はホームにいてもお咎めはありませんでしたが、この駅は列車通過があまりにも危険すぎて列車到着前後以外でホームに滞在することは禁止されています。監視カメラがついていて、長時間ホームにいると放送で退出するよう言われるんだとか。
ホームはやはりトンネル駅らしくひんやりしていました。
駅を出るまでに重厚そうな扉が2枚あります。安全上の理由によりホーム側の扉は列車が来るまで開きません。また、片方が空いている場合もう片方は閉まるようになっています。なんでも両方開けっ放しにしてはくたかを通過させる実験を行ったところ風圧で駅舎の窓ガラスが割れたとかなんとか。
扉を開けると、筒石駅よりかは段数が少ない階段がありました。
階段を昇り振り返ります。
駅内には和室の待合室が設けられるなど、重厚感のあるホーム前とは打って変わって温かみの感じられる駅舎となっています。
いかにも山の上にありますって感じの駅です。
本当は美佐島駅を通過する列車も見たかったんですが、大変残念なことに美佐島駅で通過列車を撮ろうとするとロスになる時間がかなり長かったので断念しました。
ということでホームに戻り、1駅移動します。これにて3大トンネル駅全制覇です!
- 3大トンネル駅を通る 3/3 Conplete!
[美佐島8:22→魚沼丘陵8:28]
私と同じタイミングでやってきたファン(らしき人)は乗らないことを選択したようです。それから、この駅マニアばっかりかと思ったんですが、どう見ても観光客とは思えないおばさまがいらっしゃったあたり日常利用客もいらっしゃるようです。
魚沼丘陵駅で下車。
この駅は時間があったのでちょっと来てみたかった駅、というだけです。お手洗いは外にあるようですね。
田んぼが広がる、いい意味での田舎。ただ田んぼだらけというわけでなく、家も複数建てられています。
折り返し列車がやってきました。複数人の地元利用客がいて、細々ながら地元住民の重要な足となっていることがよくわかります。
この列車は特別なラッピングがなされているようです。
ということで前日からカウントして4回目の十日町を通り、ほくほく大島駅にやってきました。
少し高いところにある線路に横付けするような形で駅舎がついています。なんだかデザインとしては柱の上に駅舎乗っけたような感じですね…
ここから、少し歩いて目的地へ向かいます。が、今回はここまで。
次↓
糸魚川の町を歩き、トンネル駅へ訪問… 2019新潟旅#8
午後に入った直後。トキ鉄の乗り鉄も兼ねて直江津から糸魚川へやってきました。
今回はその続き。
記事リンク↓
前回↓
日本海を沿って糸魚川へ 2019新潟旅#7 - 煎餅の旅とご飯と日常の記録
糸魚川駅を散策してみる
午後を過ぎ、さすがにお昼の時間だったので目的の食事処がある北口へ向かいます(写真は南口)
歩くこと5分くらい、Google mapで目星をつけていた「あおい食堂」にやってきました。この旅でこれまで臨時休業のパターンが多かったものの、今回のところはやっていて一安心。雨もそんなにひどくはなかったです。
店内は落ち着いた感じですが、スペースはやや狭いです。私は入らなかったものの、2階も食事スペースのようです。持っていくの大変だぁ…
何かご当地物のメニューがあった気がしますが、私は気になった「ミックスフライ定食」を注文。って肝心のメインが写ってない。
内容はエビフライを中心とする3種の揚げ物が乗った定食です。当然と言えば当然なのですが、フライがサクサクしていて美味しかったです。ごちそうさまでした。(メタ話:時間が経ちすぎて味の感想を忘れましたすみません)
このデザインお茶碗いいなぁ。ほしい。
駅に戻ってきました。今後の予定を考えます。ここは立派な新幹線駅なんですけど、どういうわけか静かなんですよね。直江津の方がはるかに賑やかだったような気がします。
糸魚川駅の高架下にはジオパルという施設があります。
日本・世界の地形とか糸魚川についてがパネルで展示されています。結構わかりやすく書かれているので、中高生なら十分すぎるくらい楽しめるんじゃないかなぁって思います。中には観光案内所が併設されています。
ちなみに糸魚川は世界でも有数の翡翠(ヒスイ)の産地で、海岸では翡翠探しもできるんだとか。日本海ひすいラインという名前もこの翡翠が特産であることから来てるそうです。きらきらした名前だけど根拠のないキラキラネームじゃないんですよね。私の地元にはもっと根拠が弱い名前の路線がありまして、その名もアーバn(ry
地形のトリックアート。こどもが遊べるように滑り台がついてます。
大糸線で2010年まで使われていたらしいキハ52系が糸魚川駅の待合室代わりとして使われています。
待合室ですので中にも入れます。車内はいかにも国鉄型という感じですね。
在りし日のキハ52系の写真が車内に展示されていました。この車両については詳しくないのですが、きっと愛されていた列車だったんでしょうね。静態保存だってタダではできませんから、こんな形で保存してくださってる方々には頭が下がります。
奥にはNゲージのレンタルレイアウト、実際に使われていた鉄道遺品の展示なんかがありました。
新幹線改札口へやってきました。北陸新幹線は過去に一度だけ乗り通したことがあるのですが、途中駅にきたことはなかったので撮影していきたいと思います。入場券購入。
接近メロディーに使われている「鉄道唱歌」(新幹線アレンジVer)、生で聞くとやっぱりかっこいいですね。
本当はかがやき号の通過も撮りたかったのですが、本数が少なかったためにはくたか号の発着のみ撮影…まあ、発車メロディー「春よ来い」が聞けたのでよかったとしましょう。ほぼほぼ駅員の声が被ってたけど。
やっぱりE7はいーn(粛清
北口付近のスーパーへ。食事が次いつ調達できるかわからなかったので調達!
駅に戻ってきました。そろそろ糸魚川を後にすることにします。小雨だったので行かなかったんですが、せっかくなら海岸にも行っとけばよかったです。まあどこかのタイミングで大糸線にも乗るでしょうしそのときでいいような気もしますが。
車両はET122系。さらば糸魚川。まあまたいつか来ると思うんですけどね。
ということで、勝手に名付けた3大トンネル駅へ向かいます。
トンネル駅「筒石駅」訪問
3大トンネル駅を通る(降りないとは言っていない)
というわけで、3大トンネル駅2駅目の「筒石」にやってきました。いやー寒い!
鍾乳洞もそうですが、トンネル内や洞窟内は1年を通して気温が安定してるそうです。それゆえ夏に来ると寒く冬に来ると温かいんだとか。
乗ってきた列車をお見送りします。
この駅に列車が来ている場合、電子式の踏切の遮断音が聞こえます。トンネル内に響くので、人気のなさ、暗さ、ひんやりした空気や雰囲気も相まってちょっとした肝試しみたいな感覚です。人によっては怖いかもしれませんね。
うーんこの要塞感w
場所的や利用客数を考えると仕方ないとはいえ、「バリアフリー?何それ美味しいの?」という感じに長い階段がそびえています。健常者でも大変。
ここはもともと地上駅だったのが、北陸本線の複線化の際にトンネルを掘る形で複線化されることになり、当時からあった駅を移した結果がこれなんだとか。
階段を昇り、振り返ります。奥左手に直江津方面のホームへの扉があります。
階段昇って右手、糸魚川・富山方面のホームに続く通路。
階段昇って左側に進むと出口へ続く通路が見えます。通路内はじめじめしていますが、ちゃんとした靴でくればそんなに滑りやすいわけではなかった…はずです。
通路を右に曲がると、駅舎に続くながーいながーい階段が佇んでいます。1段1段は結構幅が広く、そんなに高くないうえにところどころに踊り場がありますので、仮に落ちても無傷か軽傷で済むと思います。打ちどころが悪くなければ、ではありますが。
右側にはどう考えてもエスカレーターを設置しようかと検討したであろうスペースがあります。同じ境遇の土合駅と同様、結局断念したのでしょうけれども。
少し昇って振り返ります。この奥は斜坑で、線路のあるトンネルまで続いており、現在でも換気の役割がある…と聞いたことがあります。特急はくたかが運行しているうちに来たかったなぁ。
トンネルを昇っていくと少しづつぽかぽかした温度へとかわっています。
昇り切った先には小さな駅舎がありました。三セク移管直後までは有人駅でしたが、現在は無人駅になっているようです。記念入場券は直江津で買えます。
海抜66mの高台。駅舎はこじんまりとしています。
駅舎を出て、筒石駅舎を臨みます。やや秘境感はありますね。
駅について解説した看板が立てられていました。
戻ってきて、今度は糸魚川・富山方面のホームへ向かいます。
糸魚川・富山方面ホーム前から通路への階段。
ホームの扉。
ホームに入ります。間もなく、列車の接近を知らせる音が鳴り響きます。
踏切のような警戒音は聞いてて少し恐ろしいですが、列車接近時には警戒音にあわせて「Daydream Beliver」(セブンイレブンのあの曲の原曲)が流れるので、なんだかミスマッチ感がして笑えてきます。
列車がやってきます
ということでこの列車で一つ隣の駅へと行きます。本当はもうちょっと遅い時間の列車でそのまま直江津へ向かう予定でしたが、思ったより早く見学が終わってしまったのと「せっかくここまで来たからにはいろいろな駅に行きたい!」ということで急遽糸魚川方面へ。
- 3大トンネル駅を通る 2/3
[筒石17:02→能生17:09]
これまで乗っていた列車とは違い、4列4人掛けボックスシートでした。イベント列車、でしたっけ?
能生駅に到着。降車後お見送り時手を振ると、なんと振り返してくれました!優しい!
線路より低い位置に駅舎があります。というか有人駅なんですね。
能生駅舎をパシャリ。
直江津方面のホームへ行くと、間もなく接近放送が流れ列車がやってきました。今回の旅でのえちごトキめき鉄道最後の乗車列車です。
[能生17:22→直江津17:49]
ブレッブレですがさっき来た筒石駅ですw
疲れからか寝落ちしてしまい、気づけば終点糸魚川…急ぎ準備して列車を降ります。
3回目の直江津駅。
というところで今回はここまで…としたかったのですが、キリ悪いので続きを書いちゃいます。どうせ誰も見てないブログだしサイレント更新しちゃっても問題ないよね。
予定が狂ったほくほく線
さてここから18:03の北越急行ほくほく線に乗って六日町へ行きます。車両はHK100系。北越急行の開業と同時に運行開始した車両で、今は亡き在来線特急「はくたか」の140km/h(開業当初)から逃げるために、最高時速110km/hと通勤電車並みの起動加速度3.0km/h/sという、もはやローカル線とは思えないほどインチキ臭い性能を持っているようです(比較・中央線のE233系0番台は営業最高速度100km/h、起動加速度3.0km/h/s)
乗り込んで、ゆっくり六日町まで向かうことに…
その時、気づきました。
何かが足りない
「スーツケース置いてきちゃった」
列車を飛び出し即ダッシュ。幸いにしてスーツケースが荷だなに乗った列車はまだ発車していませんでした。
ダ メ で し た
約1時間待ち。しかも直江津始発でなく、2駅隣の犀潟始発。何やってんだろなコイツ。
仕方ないので次の列車まで町をふらつきます。
直江津駅北口のエスカレーターは途中がフラットになる珍しいタイプのものです。
さて時間になったので信越本線のE129系で犀潟まで向かいます。ほくほく線じゃなくてJRです。というのも、北越急行とJRの接続は少々特殊でして…
路線図で示すと、こんな感じになっています。次の列車は直江津から直通するのではなく犀潟駅を始発とするので、JRで犀潟駅まで行く必要があるんです。地味に面倒。
[直江津18:43→犀潟(さいがた)18:51 JR信越本線]
乗り換えが3分しかないので急ぎます。
内装の違いはあれど、車両形式は全てHK100系。撮影もほどほどに、さっさと乗り込みます。改めて、北越急行ほくほく線、初乗車です!
…と言いつつも、外真っ暗闇なので特に写すものが無く。結局やや寝ぼけながら十日町に到着。
この駅でも対向列車と交換待ち。
六日町到着。トンネル区間でスマホ使えないのが地味に辛かった…
駅にて。実はほくほく線は収支改善の一環として、佐川急便の荷物を載せて輸送するサービスを行っているようです。写真のような荷物を車椅子スペースに固定して運ぶんだとか。その理由は次回。
- 北越急行に乗車 Clear!
駅東口前に出ると、目の前に図書館とスーパーがあります。なんと便利な立地!
とりあえずスーパーにいっていくつか物資を調達。図書館は入りませんでしたが、せっかくなら覗いておけばよかったです。
宿泊場所の付近には何もなさそうなので、宿とは逆方向に少し歩いて今夜の食事
やっていて一安心。食事処「あさひ」です。食事処なんですが、なんだか雰囲気はちょっとした居酒屋っぽい感じなんですよね…
餃子定食を注文。餃子の数がもっと多い方が私好みなんですが、これでも十分満足できるくらい美味しかったですね。
右上に見える煮物が地味に美味しかったです。この地域の郷土料理…らしいのですが、名前がちょっとよくわからなかったです。(そのとき書いたメモには「ふの煮物」と記していました)
無論きっちり完食。ご馳走様でした。
目的の宿は西口側にあるので、六日町駅に戻ってきましたってめっちゃブレブレじゃないですか。
てくてく宿に向かって歩くのですが、何というか…何もないんです。民家とかがあるんですけど営業してる店なんて1つもなく、人もロクに歩いてなく、あるのは時折通過する車だけっていう状況。こんなところに宿泊場所なってあんのかよ?
六日町バイパスを渡ります。左手側には遠くに信越自動車道の明かりが見えます。この道路までは街灯があったのですが、そこを超え県道124号を右に曲がると、もうロクに街灯がなく真っ暗でもはや何も見えない状態…スマホのライト機能を使って視界を確保します。ライト使わざるを得ないとかどんな田舎よ?
都市の感覚で来ちゃった私も私ですが、もうなんでここの宿選んじゃったんだろうって感じ。この時点で既に若干の後悔。
ちなみに真っ暗でしたが、天気は良くなかったので星空なぞ全く見えませんでした。いくらなんでも運悪すぎないか??
ようやく宿が見えてきました。中にはなんかよくわかんないオッサンが1名。一人で切り盛りしているんでしょうか?
他の宿泊者は1名程度。夏休みなのにこんな少なさとはこれ如何に。通された部屋は大人数向けだったらしく、異様に広くて落ち着かなかったです。いちおう宿の謳っている「天然温泉」はホンモノのようです。
ちなみに写真がないのは宿を切り盛りしてるらしいオッサンに直々に「撮影禁止」を言い渡されてしまったからです。
次の日も速いのでさっさと寝ることにします。
今回はここまで。つづきます。
次↓
北越急行を全力で楽しむ沿線観光(前編/駅・列車巡り編) 新潟旅2019#9 - 煎餅の旅とご飯と日常の記録
日比谷線直通「THライナー」情報発表!沿線住民が考察してみる。
2019年12月19日、とうとう日比谷線⇔東武線の直通のライナー列車の情報が発表されました。その名称は
「THライナー」
ということで、沿線住民の私が私なりにこの列車について考察していきたいと思います。
※沿線住民ではありますが、日比谷線を使う都心方面ユーザーではありません。
△試運転ちうの70092F(北千住駅地上ホーム)
△春日部→一ノ割を行く東武70000系71710f
- 基本情報
- THライナー停車駅
- 車両は?
- 車内装備は?
- 料金発表。本線ライナーより高い?
- 運転時刻は?
- 走行ルートはどうなる?
- ☆注目すべきポイント
- ▲不安要素
- なぜこの時期に設定?
- 日比谷線直通の事情
基本情報
名称…………THライナー
運行開始日…2020年6月6日
使用車両……70090型7両 (東武70000系ベース)
運行日………毎日(土休日問わず)
運行時間……上り朝2本
下り夕方5本
料金…………大人は580円または680円(後述)
THライナー停車駅
上り
久喜→東武動物公園→春日部→せんげん台→新越谷(ここまで乗車専用駅)→上野→秋葉原→茅場町→銀座(ここまで降車専用駅)→霞が関→各駅に停車(フリー乗降)→恵比寿
下り
霞が関→銀座→茅場町→秋葉原→上野(ここまで乗車専用)→新越谷→せんげん台→春日部→東武動物公園→久喜(ここまで降車専用)
※北千住は通過(実際は運転停車という形になると思われます)
※新越谷ー久喜は基本「急行」の停車駅に順じますが、越谷と和戸は通過します。
車両は?
車両は東武70000系をベースにした70090型を使用するようです。
最近、70000系に混じって普通列車運用に入るようになりました。
車内装備は?
※こちらは普通列車運用に入っているときの様子。
車内はロングシートにもクロスシートにもかえられる所謂「デュアルシート」で、東上線のTJライナーに使われる50090型や、京王電鉄の京王ライナーなどにも採用されています。
普通列車運用にも入り、THライナーでは普通の座席(以下「赤座」)は前向きのクロスシート、普通列車運用ではオールロングシートで運用されます。ただし優先席部分(以下「青席」)は常時ロングシートのようです。
赤席はドア間が縦(2列+2列)×横3列の配置となっており、車端部には3人掛けの青席があります。ぶっちゃけTJライナーと同じ。
各座席片側にはひじ掛けがついています。また、赤席は2列の座席間に格納可能なひじ掛けがあります。
リクライニング機能はありません。
座席の硬さは70000系とだいたい同じくらいでした。座席の角度はほぼ直角…というほどきつくはありませんが、そんなに角度は大きくないです。
赤席はコンセントが座席下についています。青席はコンセントが座席上についてます。
いずれもTHライナー運用時のみ使用可能です。
座席のひじ掛け内側にコンセントがある500系(リバティ)と違い、座席下にコンセントがあるため、スマホを充電しながらいじりたいときは長いUSBケーブルが必要そうです。
いうまでもありませんが、USBを使いたい場合は変換プラグが必要です。
料金発表。本線ライナーより高い?
※2020/2/26追記
ライナー列車ですから、当然ライナー料金が発生します。この料金ですが当初、公式からは「決まり次第お知らせ」と記述されていましたが、2020/2/25にとうとう料金が発表されました。
料金
大人 日比谷線内⇔新越谷・せんげん台 580円
⇔春日部~久喜 680円
小児 日比谷線内⇔新越谷・せんげん台 300円
⇔春日部~久喜 350円
車内料金(座席未指定)は200円加算されます。
☆比較対象
東武本線(スカイツリーライナー・アーバンパークライナー)※実質特急
上り520円、下り420円 (※大宮発のアーバンパークライン内完結のライナーは320円)
上り(小川町ー川越発)470円、下り(&上りふじみ野から)370円
西武鉄道(Sトレイン)
平日大人510円(こども260円)
京王電鉄(京王ライナー)
一律410円
京浜急行(ウィング号)
一律300円
メトロとの共同運行のためか、やはり高くつく結果になりました。それどころか、同様のメトロ乗り入れライナーであるSトレインよりも高く、ライナー列車の中では高水準の料金となってしまったようです。また、本線ライナーよりも高くなっています。このライナー列車のために渡り線(後述)を設置しているので、仕方ないといえば仕方ないですね。
なお、小児料金も設定されています。
運転時刻は?
運転時刻も2020/2/25に発表されました。
平日上り…6時台と8時台
下り…18時台より1時間ごと
休日上り…8時台と9時台
下り…16時台より1時間ごと
と、平日は通勤客、休日は都内お出かけ層を意識したダイヤとなっているようです。なお、下り列車はピッタリ1時間ごとに運転されます。そのため、上野駅は毎時25分発車…などと覚えておけば時刻表を確認する必要がなくなるたいへん便利なダイヤとなっています(ただし平日と土休日では何時台まで運転されるかが変わるほか、銀座・茅場町は土休日は平日より1分早く発車しますので注意)
詳しい時刻は記事または東武鉄道HP、東京メトロHPをご確認ください。
※下2つは、発表から時間が経っている場合表示されないことがあります。
東武鉄道HP
東京メトロHP
走行ルートはどうなる?
(ヘタクソな)東武線内配線図
赤………THライナー停車駅
赤+青…急行停車駅
緑………各停のみ停車駅
東武線内の実際の走行ルートは
北千住ー梅島 :緩行線
梅島ー西新井 :緩行線⇔急行線 転線
西新井ー北越谷:急行線
北越谷ー久喜 :(複線)
となるようです。
東武伊勢崎線(スカイツリーライン)の北千住ー北越谷は複々線化がなされており、4本並ぶ線路のうち、日比谷線直通含む各駅停車の線路(緩行線)は内側を走る方向別複々線となっています。日比谷線は北千住始点です。
注目すべきなのが配線。前面展望を見るとわかるのですが、北千住日比谷線ホームを出た下り列車はすぐに高架を下り、緩行線に合流するやいなや直ぐに荒川橋梁を渡ります。しかも急行線へ転線する路線は(保守用を除き)北越谷までありませんでした。
そのため発表から長らく走行ルートは不明でしたが、西新井駅南側に転線用の線路の工事がなされていることから、西新井付近に渡り線を新規に設けて主に急行線を走ることが判明しました。北千住を出た下り急行は荒川を渡り始めるあたりですでにスピードを出してますので、停車のために速度を落とす西新井付近で渡り線を設けたのは合理的判断だったと思われます。
↑西新井駅すぐ南の渡り線(下り線)。下りTHライナーはここから緩行線(右)→急行線(左)へと転線し、右カーブで西新井駅へ入っていく。確認はしていないが、西新井駅下りホームの北千住側からならなんとか渡り線が見られるかもしれない。
☆注目すべきポイント
日比谷線直通のこの列車ですが、いくつか見どころがあります。いくつか独断と偏見でピックアップしてみます。
まず、現状(2019年)の日比谷線直通列車は全て各駅停車ですので、乗り換えなしで日比谷線に早く行く手段はありません。さらに急行などの本線系統の優等種別は北千住駅1階ホームに到着するので、上りで日比谷線に乗りたい場合1階から3階の日比谷線ホームへと昇る必要があります。運転開始後は列車限定ながらこれが解消されるわけですね。
久喜駅発着なのもポイント。日比谷線直通の列車は竹ノ塚・北越谷・北春日部・東武動物公園・南栗橋で発着の設定がなされており、久喜は急行の本数は多いものの日比谷線直通列車はありませんでした。
個人的に驚いたのが土休日も運転されること。平日は日比谷線はバカ混みしますから需要があるのは当然なのですが、土休日となると需要はどうなるのでしょうかね?TJライナーが土休日も運転されていることを考えると需要はあるのかもしれませんが。
△上り500系(新越谷)
それからTHライナーは新越谷にも停車しますので、今までどんなに電車が混んでいようとも立ち乗りするより他手段がなかった越谷市民も座って通勤通学帰宅ができるようになります。
あと個人的に注目してるのは草加・越谷の通過線の前面展望を撮影できる可能性があるという点。6050系による快速・区間快速が廃止されて以来、通過線の前面展望を見られる車両はGW等ごく一時期に臨時運行される634型特急スカイツリートレインのみとなっていたので、運転開始後は撮影のハードルが下がります(最も夜の時間帯は70000系の運転室後ろのカーテンが下げられていることがほとんどなので、実際は下りの前面展望の撮影は難しいと思われますが)。
▲不安要素
- 遅延の広範囲への波及
- 前後列車への乗客の集中・混雑悪化
- ダイヤ乱れ発生時の運休
- 誤乗の多発(追記)
一番の不安要素はやはり「遅延」。特に朝夕の日比谷線は混雑のせいで遅れるのが日常茶飯事です。それゆえラッシュ時間帯は大半の列車が複々線終点の北越谷止まり、数少ない南栗橋行も北越谷で余分時間を設けて急行線への遅延の波及を最小限にしています。
先述の通り、下りTHライナーは西新井付近で急行線へと転線しますので、もしも日比谷線で遅延が発生すると、その遅延を急行線へと持ち込んでしまいます。折り返し運用も考えると断言はできませんが、大幅遅延が発生すると運休になるリスクはありますね。(まあ急行線が遅れることもあまり珍しい光景ではありませんがね…)
△上り特急りょうもう号(北春日部)
ちなみに他に考えうる懸念はJRとの競合。THライナーの発着駅久喜はJR宇都宮線との乗り換え駅でもあります。同じく久喜に停まる特急りょうもう号は浅草発着なので行先で住み分けがなされているような感じですが、THライナーは上野まで行くのでJR宇都宮線とガッツリ競合することになります。…最も料金はJR(グリーン車利用)の方が高くなると思われますし、途中駅需要もあるのでそんなに心配をする必要はないでしょうが。
(2020/6/1追記)
もう一つの不安要素が浮上しました。今まで優等列車の運転の無かった日比谷線に普通運用にも入る列車を使って優等種別を走らせるわけですから、運転開始直後は誤乗が多発する可能性が高いことです。特に北千住で乗り換える人が上野で駆け込み乗車なんてしようものなら、780円ぶん取られて新越谷なる謎都市に連れてかれてと悲惨な状況になることでしょう。誤乗車ありがとうございま~す()
上野以南であっても、誤乗する可能性はあります。そういう場合に備えて「上野を出ると、新越谷まで停まりません。間違えてご乗車のお客様は、この駅でお降りください…」と誤乗したことを伝える車内放送を組み込んだ方がよいのではないでしょうか…?
なぜこの時期に設定?
※ここは私の考察です。
このタイミングで運行開始した理由は車両更新の時期だったからだと思われます。
さらに東上線ではTJライナー、本線(スカイツリーライン等)ではスカイツリーライナー、アーバンパークライナーなど複数のライナー列車を運行しており、ライナー列車のノウハウもあるので他線直通でもいけると判断したのでしょう(最も本線のライナーは車両からシステムまでほぼ全てが特急と変わりませんが)。
ちなみに車両更新の理由の1つはホームドアの設置です。日比谷線は今までずっと18m3or5ドア8両編成で運行していましたが、20m4ドア7両編成に統一することで他の列車とドア位置を統一することができます。
日比谷線直通の事情
△(画像)日比谷線直通用車両2代目の東武20000系(北越谷)
日比谷線は、1962年に北千住まで延伸すると同時に東武線と直通運転を開始しました。この路線はもともと東急東横線とも直通運転を行っており、むしろ直通開始前は東横線との直通利用がメインになるという予測がなされていたようで、開業当初は中目黒ー八丁堀は8両対応だったのに対して、茅場町ー北千住は6両対応ホームだったそうです。が、いざ蓋を開けてみるとド田舎開発が東横線ほど進んでいなかったはずの東武線からの乗客が殺到、当初用意した4両編成で捌ききれず、たった2年で早くも増結車2両を新造して6両化されるという伝説のような話があります。
これに関しては東武線の事情で、本線は首都圏直通の路線であるにも関わらず山手線に接続していないんです。これ沿線に住んでいても結構不便に感じます。ですので本線から速く山手線に行きたい場合、北千住で日比谷線に乗り換えるか日比谷線直通に乗るかもしくはJR常磐線に乗るしかないんです(TXは高いうえに秋葉原終着なので論外)。
そんなわけで日比谷線は東武線から山手線への輸送を担う重要路線なのですが…そんなバカ混みする路線の車両を優等種別に入れるわけにはいかないと判断したのかどうかは知りませんが、ずいぶん昔から日比谷線直通車両は全て各駅停車なんです。となれば日比谷線直通の優等種別を運転してほしいとの需要が噴出するのは自明の理なわけで。
これについては東武側も考えていたようで、(年度は忘れましたが)東武の中期経営計画のなかには「日比谷線直通の急行の検討」というものがありました。ただ急行をガッツリ運行するのはやはり無理と判断したのか、結局ライナー列車の運行にとどまったというわけです。そのライナー列車というのがこのTHライナーです。
当日の様子(2020/6/6追記)
とうとうTHライナーが運行開始しました!当日の様子は、軽く書き殴ったこちらの記事をご覧ください↓
速報!THライナー2号乗車レポ - くさせんべいと東武のはなし
雑記
ということで、書いた時期的に出遅れ感半端ないですがTHライナーについてまとめ・考察してみました。
私は都心通勤通学ユーザーではありませんが、1度だけ朝ラッシュ直撃の日比谷線を利用したことがありまして。東武線内は「まあ急行よりかはマシじゃね?」くらいの混雑率だったのが、北千住に到着したとたん他線からの乗客が殺到し混雑が激化…上野まで楽しくもないおしくらまんじゅうされながら揺られ、わずかな時間でしたがすっかりへとへとになってしまったというにがーい思い出があります。1日でも嫌になるレベルなのに、世の中の企業戦士たちは毎日こんな電車に揺られるわけですから、大変だなぁってすごく思います(まるで他人事)。日比谷線は北千住始発に乗れば比較的マシ…なハズ?
上野から新越谷って案外遠くて、都心方面から帰ってくるとき…特に旅行帰りなんかはへとへとになって帰ってくるわけで、ですが特急は新越谷を通過してしまうのでどんなに疲れていようとも確実に座って帰るみたいな手段がなかったんですよね。結局JRとの連絡が目的なのが大半なので、初乗り運賃がかからないよう常磐線経由で利用することがほとんどでした。帰りに少しでも座りたければ上野・品川始発の常磐線を探したりとか。そのため、ライナー列車設定により帰りの選択肢が増えるというのは私にとっては大変喜ばしいことであります。
不安要素こそありますが、この列車が無事に運行開始し大好評を得ることを期待したいですね。
ところで今回のTHライナーの停車駅に抜擢された新越谷駅ですが、現在は各駅停車と急行(+準急・区間急行・区間準急)に加え、臨時運行の尾瀬夜行2355・スノーパル2355が停車する駅です。が、開業当初は「武蔵野線が出来たからこっちも駅造るね」くらいの駅だったようで、駅前には特に何もなく、停車列車は各駅停車のみ、準急にすら通過されるような駅だったそうです(当時の準急は現在の急行のような立ち位置)。が、利用客が増えてきたため準急を停車させると、利用者さらに増加し昔からの主要駅であった越谷を抜いてしまったというオチがあります。当時は駅前に何もない駅だったそうなので、その時代とは比べ物にならないくらいの大出世をしたことになりますね。
新越谷に停車し越谷を通過すると決まったことについては色々な方面からツッコミが入っていそうですが、これはただ単純に配線の問題なんじゃないかなぁって思っています。新越谷は急行線に直接面する形でホームがありますので、例え特急が停車しても問題はないのですが、越谷駅は急行線が通過線と待避線に分かれる構造となっているんですよね。写真を見れば分かるんじゃないかと。
△右側の線路が通過線(越谷駅)
それで通過線側にホームはありませんので、もしも急行線の列車が越谷駅で退避をしたかったら速い方は越谷を通過する以外に手段はないんです。その先のせんげん台駅は、車掌の放送で「せんげん台駅での各駅停車待ち合わせはございません」とわざわざ放送するくらい退避線をしょっちゅう使う駅ですので、もしも越谷停車となるとダイヤ上の制約が生じるんでしょうね。越谷駅のその不便さは、各駅停車を対面接続させることで補ってくれる…と信じたいですね。大袋ユーザー涙目ェ…
それから、北千住通過にもツッコミが入っていました。あの駅では運転停車する可能性が高いですが、仮に「上り列車は北千住から指定席券不要」としてドア開けすればとんでもない人数の乗客が乗り込んできて大変なことになる未来しか見えません。かと言って有料立ち席乗車券を発行しようにも、あの駅でドア開けしようものなら誤乗が多発する未来しか見えず、結局「ドア開けせずそのまま発車」が正しい気しかしません。
ただ、「下りはせんげん台から指定席券無しで乗車可」という下りスカイツリーライナーと同様のサービスはやってもいい気がしますが…いや、それやると春日部で大量乗車を招いてしまうのでしょうか?しかも和戸通過ですしねぇ。
2020/2/20 追記
現時点で70090型が2編成が甲種輸送され、さらに試運転も始まったようです。おそらくですが、THライナーが運用を開始する前から70090型は通常営業に入ると思われるので、毎日見ることができるようになる日はもうすぐでしょうね。
…ところで本文に書いたように日比谷線は混雑路線なのですが、着席定員を減らす列車をラッシュ運用に入れて本当に大丈夫なのでしょうか…?
2020/3/21追記
先日、70090型が営業運用に入ったようです。大変喜ばしいことではありますが、思った以上にたくさんの人がこのTHライナーに関心を寄せているようでびっくり。一番列車の切符取れるのかコレ…?!
それから03系の引退し、また一部の70090型が運用開始したことは、もう20000系の完全引退までは秒読みになったことでもあります。状況的に一ヶ月二ヶ月もつか怪しいので、20000系を記録したい人は即座にでも記録しに行くことを強く推奨します。
↑残念ながら引退してしまったようです。
2020/3/30追記
先日諸事情で電車に乗ったら偶然にも70092Fの試運転に遭遇…!しかも、その直後に通常運用に入っている70093Fにあたってしまったのでついでとばかりにいろいろ撮影してしまいました。
その内容についてはざっくり反映済みです。
ちなみにこの半月程前に詳細情報が発表され、THライナーは全座席が事前指定の列車となることが発表されました。私の推測ですがおそらくは東武の特急の座席予約システムを流用するのでしょうね。いかにも東武らしいというか。
ー2020/6/1追記
旧システム流用でなく、手直しまたは新造した可能性が高いと思われます。
2020/3/31追記
29日をもって20000系列の運転が完全に終了したとの噂が。状況が状況だったこともあり、ラストランイベントは全くなかったようです。まあもうこの時点で70000系列はそろっていましたし、THライナーの運行開始日を考えればこの時期の完全離脱も当然といえば当然でしょう。20000系が撮れなかったという人は諦めて宇都宮線へどうぞ。
新規製造が落ち着いたこの後は、中期経営計画の内容を考えると(100系に代わる)新型特急列車の製造の時期になると考えられますが、野田線の8000系も車齢的に結構やばいことになっている(いくつかの編成は車齢50年以上に)ので60000系の追加製造も考えられそうですね。
2020/6/1追記
指定席券は4:50頃から販売開始されていました。プレスリリースがまるで誤認させる書き方だったためか、9時から販売と勘違いする人がかなり多かったようです(そもそも何時から販売かは書いてなかった)。ですが9時までに全て売り切れる…というわけではなく、それどころか通路側ロングシート部に至っては午後でも座席が買えたようです。
それから、THライナー4号(上り2番列車)は1号車2号車が不自然にも満席でした。団体…Twitterでの推測ではテレビ等マスメディアが押さえているのでは、という噂がありました。どっちにしろ1号車2号車を押さえたい理由のある団体がいらっしゃるようですので、当日は要注意です。70000系ファーストラン時にもメディアは動いたので、それを考えるとカメラ説は結構有力かと思われます。THライナーをガッツリ宣伝して、結果利用客が増えてくれればいいですね。期待してますよ、メディアさん達。
日本海を沿って糸魚川へ 2019新潟旅#7
おはようございます。早朝…ってほどでもない時間ですが。新潟駅付近のホテル客室。本日は糸魚川へ向かいます。
前日に無理をしすぎたので、始発で行く計画を変更し2時間ほどの睡眠時間を確保しました。まずは新潟駅へ向かいましょう。
※今回はほぼ乗り鉄です。だらだら書くのもアレなのでサクサク進めます。
前↓
新潟B級グルメを食べ、新型車両に乗る 2019新潟旅#6 - 煎餅の旅とご飯と日常の記録
記事リンク↓
ホテルを出ます。朝食は前日に買っておいた弁当を食べました。冷蔵庫に丁度いいスペースがあったのでいれておいたら凍ってたのですよねぇ…。電子レンジで温めましたが、やべーくらい加熱ムラが発生しました。
新潟駅。ホテルは北口だけどこちらは南口。今回は青春18きっぷでなく「えちごツーデーパス」を使います!
青春18きっぷでは当初の目的である北越急行に乗れないため、今回はこちらを使用。ただこの切符だと北側の上限が村上とかその辺になるので、酒田までは乗れません。酒田まで行くきらきらうえつは是非とも乗りたかったので、この辺の日程調整のしわ寄せは全て只見線の行程へ行きました。計画初期は只見線内で1泊の予定だったんですけどね?
改札内。しらゆき1号のようです。新潟駅は高架化工事真っただ中で、ここは数少ない地上ホームとなっています。
団体表記がなされていました。結構珍しい気がします。
うんちょっとまって?私の記憶が正しければこれは現美新幹線だったはずなんだけど?
手前に停まっているE7系とき308号にがっつり視界がふさがれていますが、奥に見えるのはどう見ても定期列車にはないラッピングの新幹線です。
全景を見ていきたかったですがまた見る機会はあると思うので今回はスルー。そのために入場券を買うっていうのも何ですし。
手前のE7系です。誤乗防止の観点から上越新幹線のE7系は1年限定でピンク帯が巻かれることになっています。E7系は北陸新幹線用に作られた形式で、北陸用そのままの設計しかも12両編成で2019/3から上越新幹線にも投入されています。
高架ホームへ向かうコンコースです。
さてここからは王道の信越線…ではなく、こちらに停まっている越後線の吉田行に乗ります。この列車は当駅始発でなく、村上からやってきた列車のようです。
115系を期待したんですけれども、115系の運用は3時間後とのこと。そんなに待ってたら計画崩壊しちゃうので、泣く泣く断念してこの電車乗ります。仕方ないね。
(ところで「王道を征く」って書こうと思って検索したら汚ぇ画像で溢れたんですけど)
さらば新潟駅。新潟旅行なのに新潟駅付近を散策しないのも何なんだって話ですがね。
[新潟7:43→吉田8:34 越後線]
Σ(゚д゚)こんなところに留置線あんの!?
前日きらきらうえつが越後線方面に回送されていって、どこいったんだろうって思ったんですけど、答えはここですね間違いなく。高架上の留置線って珍しいなって思ったんですけど、そういえば地元の北越谷は高架留置線でした。
高架を下り、単線の橋を征きます。
新潟付近とあって交換可能な駅は多いようです。
白山(東洋大)、青山(青山学院)、新潟大…
なんだか大学とゆかりある名前の駅がいくつもありますね?(前2つは東京だけど)
よし、大学線と名付けよう()
朝なので列車交換も結構多いです。
安全側線は手入れされてないのか、錆び錆びになってますね。まあポイントが動けば問題ないのでしょう。
途中までは住宅街の様相でしたが、郊外に向かうにつれ田園風景の広がるローカル線の様相へと変わっていきました。
ここまで郊外に出てようやくボックスが空きました。結構乗るんですねぇココ…
終点、吉良吉田に到着しました。
当初の予定では、始発の列車に乗ってここで弥彦線に乗り換え、弥彦神社を覗いてくる予定でした。弥彦神社は諦めたので、ここからは当初の予定通りに進みます。
乗り換えは僅か6分。ですがダッシュで弥彦駅舎を撮影。すぐさまとんぼ返りして改札を抜けます。
跨線橋の階段を降ります。左側には弥彦線のE127系が停まってますね。
ん?もしかして右の車両は…?
やっぱり! 115系キタ――(゚∀゚)――!!
実は高崎の115系が生きてるうちに乗りにいけなくって、唯一乗ったのが高崎駅に停車中の115系を少し覗いただけだったんですよ。そんなワケで、動いてる115系に念願の初乗車です!
前方窓は小さめで、前面展望は少々見にくいですね。
さて、この電車で越後線を完乗してしまいましょうか。
[吉田8:39→柏崎9:47 大学線 越後線]
雰囲気がいかにも昭和っぽいと言いますか。何がどうこうっていうのは言えないけど、とにかくいいですね。
青の座席はまあまあ柔らかいです。地元東武には6050系という、115系とは比べ物にならないくらい柔らかいシートを持つ電車が走っているのですが、おそらくあれは東武の電車が柔らかすぎるだけなんでしょうね。うん、きっとそうだ。
この編成の車歴ははわかりませんが、座席番号があるあたり過去に急行運用があったのでしょう。115系の急行て遜色急行って呼ばれたんでしたっけ?
この電車は窓が開きます。
駅停車中で安全であることを確認し、腕を伸ばして撮影。良さげな感じ(何が?)。
日本の米所を駆け抜けていきます。
カタンコトンカタン、カタンコトンカタン、という軽快なジョイント音が響くゆったりした空間。なんだかこのまま昼寝しちゃいたいくらい心地の良い雰囲気です。
残念無念。なんだかずっと乗っていられそうだった115系は1時間ちょっとの走行を経て終点柏崎駅についてしまいました。
ちなみに新潟駅での3時間後の電車(11:01新潟発内野行1532M)は、寺泊始発新潟行の折り返し運用だったようで、途中その運用に入る予定の115系とすれ違ってました。あまりにも急だったので撮影はできなかったんですよね…
新潟地区の115系に乗車 Clear!
次新潟来たときにはすでに引退してるかもしれないので、いろいろ撮影!
もう幕が吉田行に変わってますが、次の運用は1時間後のようです。長いですね。
次の電車まで実に49分も停車時間があるので、駅を出て駅前をぶらつきます。
人気の少ないアーケード街。かつては特急が停まる元気な街だったんでしょうか。いや今でも特急はあるし停まりますけどね。
駅近くにはでっかい会社があります。会社名は「株式会社ブルボン」…ん?ブルボン?あのアルフォートとかのような超有名なお菓子を作っている会社だよね?こんなところに本社あったの!?
柏崎駅の観光案内所に塩バニラ味のアルフォートが売られていて、なんでだろとか思ってたんですけど、なるほどそういう理由ですか。
駅に戻ってきました。
長岡方面行の電車が発車していくのが見えました。
跨線橋を渡ると間もなく乗車電がやってきました。これで直江津へ向かいます。車両はもはや見慣れたいつもの。
しばらく海沿いを走ります。
青海川駅。海に近い駅として結構有名な駅で、さまざまなドラマのロケ地にも選ばれてるようです。最初は降りることも考えたんですが、列車本数が少なすぎるうえによくよく考えたらこの駅に思い入れなぞ無かったので今回はスルー。
直江津に近づくにつれ天候が悪化していきます。勘弁してください。
後は特徴的なものもなく、直江津に到着。完 全 に 悪 天 候
うーんこれは酷い。
当駅から妙高側・糸魚川側は第3セクターの「えちごトキめき鉄道」(いかトキ鉄)に移管されていますので、トキ鉄の車両がほとんどです。
接続が悪く結構な時間が余ってあるのですが、残念ながら駅周辺には時間を潰せるようなところがなさそうなうえに雨のせいで出歩きたくなかったので、妙高はねうまラインでお隣春日山まで行ってみます。青春18きっぷでなくえちごツーデーパスなのでトキ鉄も問題なく乗れます。
やっぱり天気悪いですねー…
[直江津11:35→春日山11:39 えちごトキめき鉄道 妙高はねうまライン]
糸魚川方面の線路と別れ、旧JR信越本線を妙高・長野方面へ向けて走っていきます。
こんな感じで木製の駅名看板がありました。
棒線駅の小さな駅ですが、駅には地元学生が多くいました。こういうと失礼ですが、柏崎よりも多かった気がします。
駅舎をパシャリ。
そうこうしてるうちに乗車列車がやってきました。ここって、入線時に接近メロディーが鳴るんですね。後に調べてみたところ、ここは「村の鍛冶屋」というメロディーが流れるそうです。
ところでこの列車なんですが、1両でパンタグラフもなかったんですよね。全線直流電化の路線なのに気動車も運用に入るんですか?
直江津に戻ってきました。左の列車が乗ってきた列車で、ET122形というようです。この気動車は、JR西日本のキハ127系の両運転台車キハ122系がベースだとか。
改札を出て駅舎をパシャリ。学生が多くいました。まだ8月の下旬だったのですが、新潟の学生の夏休みは短いのでしょうか?
改札内に戻ってくると、私が新潟を出た時間より2時間38分も遅く出発したはずの特急しらゆき4号が停車していました。やっぱり特急は早いですねぇ。
先ほど私が向かった妙高方面へ向けて走っていきました。この特急は上越妙高駅で下りはくたか559号に9分で接続・上り562号に33分で接続するようです。乗り換え結構シビアなんですけど、遅延時どうするんだろ??(時刻表の乗り換え標準時分は8分)
さてここからはなぜか階段から遠くにあるホームから発車する泊行の列車に乗って糸魚川へ向かいます。
[直江津12:21→糸魚川 定刻13:02 日本海ひすいライン]
車内は学生でいっぱい。1両で座り切れるはずがなく、立ち客多数でした。
1両なのにも関わらず車掌が乗務しており、発車直後検札がやってきました。青春18きっぷでキセルする人がいるのでしょうか?車掌さんは優しそうな雰囲気の人…というより、実際優しい人でした。
ここ旧北陸本線は当然ながら電化されていますが、電化方式が途中で直流と交流で切り替わる関係で気動車で運転されています。交直流電車は載せる機器の関係上2両以上が必要ですがそれだと空気輸送になりかねず、そもそも交直流電車が高い。おまけにかつてのJRは相当な年期の経った古い急行型を運用しており、さすがにボロいと言わざるを得ない列車を譲り受けるわけにはいかなかったのでしょう。
この区間はトンネルが多いです。
と、このあたりで情報が。雨の影響をモロに受け、この先徐行運転をするとのこと
雨の影響で川は増水し、茶色く濁ってしまっています。
糸魚川には十数分遅れて到着。運転士さん、車掌さん、お疲れ様です。運転士さんも車掌さんと同じく優しい人でした。
ということで糸魚川到着。この後は昼食を食べに行きます。ですがいったん一区切り。
続きます。
次↓
新潟B級グルメを食べ、新型車両に乗る 2019新潟旅#6
何 な ん だ こ れ は ()
こんばんは、くさせんべいです。
酒田に行き、その後きらきらうえつで新潟まで戻ってきたのですが、実は本日はまだ乗りたい列車がありまして。
しかし時間が時間だったので先に夕食を済ませることにしました。
(冒頭写真の料理名を一目で当てられる人は新潟市民or長岡市民の可能性アリ)
当記事は、消費税率8%の時の値段を記入しています。値段は現在は変更されているものと思われます。
前↓
庄内平野の酒田でラーメンを食べるand酒田さんぽ 2019新潟旅#5 - 煎餅の旅とご飯と日常の記録
記事リンク↓
新潟の珍グルメ?
(何を撮りたかったんだろうその時の私は)
ということで新潟駅より北側へてくてく歩きます。実はこの新潟市には、新潟市民が愛してやまない(と一部で噂されている)B級グルメがあるという話が。旅先でのグルメは現地でしか食べられないものを食べたい派の私は、迷わずその店をチョイス。
ということで「新潟交通 万代シティバスセンタービル」へ向かっています。ただしバスには乗りません。歩いてるときは小雨でした。新潟の方は終日雨模様だったのでしょうか?
結構歩いてバスセンター到着。1階のバスターミナルの脇には立ち食い蕎麦屋*1がありました。
目的の店は2階にあるらしいです。2階への階段は何処デスカ。
こちらが目的地、新潟市内を中心に展開するローカルチェーン「みかづき」です。
そして今回食べたかったのが「イタリアン」という料理。
おそらくは「イタリアン?イタリア料理??」ってなる人が圧倒的多数だと思うのですね。
かのWikipediaの記事によると "イタリアン(Italian)とは、もともとは英語で「イタリア人・イタリア語・イタリア風の」という意味だが、イタリア料理をさす場合もある。"
と書かれています。イタリア料理といえば、ピザ*2とか、パスタとかが思いつくと思います。…が、この店で出てくるイタリアンは、そういうイメージとはかけ離れたもの。
それがコレ
…ミートソースっぽいのがかかってるけど、どういうわけか麺は茶色いです。なんだこれ。
あるサイトによると、
"自家製太麺とキャベツ・もやしを特製ソースで炒め、粉チーズで味付け。
白生姜(紅生姜じゃないのがミソ) を添え、特製トマトソースをかけて提供しています。
初めて見る人は「なに、これ?」って思うかも。
麺の見た目や歯ごたえは焼きうどんのよう・・・でも、中華麺なので「焼きそば」なのです。"
(” ”内は引用)
…は?焼きそば?
焼きそばの上にトマトソースがかかってるってことですが、他県民からすれば「なんじゃそりゃ!」ってなる料理です。
実際、私が調べた時も、そして実際に目の前に出てきたときも「?!」ってなりましたからね(笑)
焼きそばにトマトソースってことで、なんだかゲテモノ臭(失礼)がします。が、案外食べてみるとこれが結構おいしいのです。
麺の具材はシンプルで、麺のソースがトマトソースの味と喧嘩することもありません。だからといってトマトソースの味しかしないのではなく、麺の味とうまく調和して独自の料理へと昇華させています。また白生姜が味変に上手いこと役立っており、食べてて最後まで飽きませんでした。
はじめは「ソース焼きそばにトマトソースをぶっかけたもの」というイメージでしたがそんなことはなく、むしろ麺ソースの主張は控えめです。というかソース焼きそばのソースは使われてなさそうな感じ?
そして何よりも安い。そして早い。その驚きのお値段なんと340円。しかも注文してすぐお水取りに行ってたら、その最中に呼ばれました。多分3分もかかっていません。こんなに早いの!?って思ってしまうほど早いです。あのマックとタメ張れる速さですよ。
「みかづき」は本当にイタリアン中心の店で、ご飯とかパンとかそういうよくある料理の名前なんて一切並んでいません。全国的によく見る料理といえば「たこ焼き」「ポテト」「グラタン」そしてドリンクと甘味くらいなもの。一方イタリアンだけはやたらと種類が豊富で、「ビーフイタリアン」「カレーイタリアン」他、「和風きのこイタリアン」なんてのもあります。最早イタリアンとは何ぞや。
注文を受け取る際、こんなものを貰いました。次回利用時のクーポンだそう。ただでさえ340円と安いイタリアンなのに、クーポンを利用するとなんと50円引きで怒涛の200円台(290円)まで値下がりします。経営大丈夫?
別で注文してしまったため、貰ったばかりのクーポンを使う形になってしまいましたが、アイスクリームも注文。この「みかづき」は創業当初は甘味処だったらしく、アイスクリームのほか「アズキアイス」「コーヒーゼリー」なども扱っています。
ちなみに「イタリアン」ですが、「みかづき」の他にも「フレンド」という店も提供するそうです。それぞれで味に独自性があり、新潟県民のなかでは「みかづき」派と「フレンド」派で分かれてるのだとか。今回フレンドには行きませんでしたが、そちらも機会があれば食べたいですね。ちなみに「みかづき」は新潟市中心、「フレンド」は長岡市中心のようです。
本来なら何か他のものでも追加で食べるつもりだったのですが、あの1皿とアイスで満足してしまったので店を出ます。私の人生のなかでもそうそう見ることのない珍グルメでした(笑
ごちそうさまでした。
ちなみに引用元はこちら↓
東日本ローカル線用の新型車両に乗る
特急いなほの間合い運用で運転される「快速らくらくトレイン村上」。元常磐特急フレッシュひたち用車両だった653系で運転されます。乗車整理券310円で乗車可能な乗り特列車なのですが、どうしても乗りたい列車ができてしまったため今回はお見送り。
…で、悠長に見送ってたら時間がギリギリになってしまったので急いで乗車します。目指すは新津。新津って今回の旅で結構頻繁に訪れてますね。駅だけ…
[新潟20:07→新津20:27 信越本線]
乗車した列車はキハ110(100)を中心とした列車で会津若松行。途中の新津まで向かいます。
新津駅。乗車したかった列車が見えてきました。
ブレッブレですが乗車してきた列車。
新潟で悠長に過ごしていたら余裕もって乗り換えできる列車に間に合わなくなってしまったことがわかり、結果的に3分乗り換えの列車に乗車することになってしまいました。アホじゃん?
ということでこちらが乗りたかった新型車両EV-E400系です!ディーゼル発電式のハイブリット気動車で、従来のハイブリッド列車と違い駆動は電気のみで、ディーゼルは発電用と割り切られてます。
この旅の本当に僅か数日前に運転が開始された列車で、そのときには行程がほとんど決まっていたものの少しの変更で乗れることがわかりました。(当初の計画はらくらくトレイン村上に乗車して村上まで往復のつもりだった) ネットで運用は調べていたものの正直「本当に来るの?」と半信半疑だったので、運用に入っていてホッとしていました。
時間はあまりないのでさっさと乗ります。
[新津20:30→中条21:20 羽越線]
座席は2+1列のセミクロスシート。
これからのJR東日本のローカル線標準型となるようですが、残念なことに座席は(国鉄型やキハ110と比べて)柔らかくはありません…まあ実際のところ、導入線区は磐越西線・羽越本線・米坂線など割と短区間利用者が多そうなところなのでこっちの方がいいのかもしれません。*3
感覚としては確か常磐線のE531系の座席くらいでしょうか。E231のマジで硬いやつよりかはマシだなって思った記憶はあります。
ちなみに、(確認はしていませんが)窓は開けられるようです。上半分の窓を下に降ろす方式のようです。緊急用なのか、それとも風景を楽しんでもらう為なのかは不明ですが、冷房付きが当たり前の最近の車両において「ほぼすべての窓が開閉対応」っていうのは珍しい気がします。*4
ここは長距離利用客に配慮してるのか、飲み物どころか小さい駅弁なら置けそうなくらい広い窓脇スペースがあります。窓を全開にしてもひじ掛けくらいの機能は果たしそうな感じ。これは便利ですね。
前面には液晶が表示されています。ワンマン運転で運賃表を表示する画面のような感じですが、今回は行先表示・次駅表示のみでした。
お手洗いは首都圏の近郊型で見るような円筒型ではなく、701系でたまに見られるバリアフリーお手洗いと同じような感じです(ただしこちらは半自動ボタンがついてます)。当然洋式です。車椅子だと中での旋回は無理ですが、広く開くので入るのにはあまり苦労しなさそうです。
さて乗った感じについてですが、電車と気動車を中心に乗ってきた私の感想は「違和感ぱないwww」って感じです。…いや床下からはディーゼルの音が聞こえるのに、加速が完全に電車のそれなんですもん。体が感じる加速と耳が拾う音の組み合わせが過去の記憶と一致しないわけで、そりゃ違和感バリッバリなもんです。でも乗り心地に関しては結構いいと思います。
それから、自動放送の声優さんは今まで聞いたことない方でした。
乗った列車は村上駅北のデッドセクション区間を通過し鼠ヶ関まで行く列車で、新発田で白新線の新潟方面行に接続するほか、村上からは最終列車となります。ところで当列車は村上ー間島で新潟行最終列車と離合してしまう上、酒田行最終のいなほ13号も今川駅で通過待ちをしてしまう(!?)列車なので、もしも寝過ごして村上を超えてしまうと悲惨なことになりかねません…
中条駅に到着。乗ってきた列車をお見送りします。最後にもう1列車だけ乗車し、新潟駅へ戻ります。が、その列車の到着までは14分あるのでちょこっと探索。中条駅なんて多分二度と来ないでしょうからね。
自動改札がありますが、青春18きっぷを入れてしまうと改札機が喚きだしてしまうので仕方なく写真右の空いてるスペースを通ります。最早当然というか窓口はやっていませんね。
東口の階段です。…この駅、どういうわけか照明に虫がたかっていたんですよねぇ…
中条駅東口駅舎。
周りはやや暗めでした。
鳥のオブジェがあります。駅構内にはエレベーターのほか、まさかの観光案内所もあります。観光名所が近くにあるのでしょうか。
跨線橋ではなんか壮大な音楽が流れていたのですが、あれ何だったのでしょうか…?
西口。駅舎はずいぶんと綺麗です。おそらく最近造られたのでしょうね。
ホームに戻ってきました。
やってきました。傍から見れば特急いなほ号の列車ですが、この列車は特別料金不要の「快速」つまり、らくらくトレイン村上以上に乗り特な列車です。中条駅で降りたのもこの列車に乗るため。
表示はきっちり「快速」です。
中条駅を離れ、宿のある新潟駅へ向かいます。さらば中条。多分もう来ないと思うよ()
こんな時間の新潟行の7両編成ということだけあって、乗車率はなかなかに悲惨なことになっています。多分1両編成でも全員乗れてしまうくらい。これほどまでにガラガラな特急型なんて初めて見ましたよ…
ちなみにこの列車はらくらくトレイン村上の折り返し列車です。そんなわけで座席はほぼ全て後ろ向きで、前向きに座りたかったら自分で転換する必要があります。そのまま座ってた人も結構多かったですね。
特急型でありながらローカル線のごとく足を伸ばすこともできます。贅沢だぁ…
(元)国鉄型の485系に乗ってしまっていたのでこの座席に座って「硬くね?」って思ってしまいました。ただこちらは通常のリクライニングの他に、座面を前後に動かすこともできるようです。ガラガラなので座席をフルに倒したって怒られません。
ガラガラの列車サイコー!!
…って思ってた時期が私にもありました。実際乗ってみると外が暗いことや内装も相まってなんだか寂しくなってきます(´・ω・`)ボッチ…
新潟に到着。終電もまもなくの新潟駅には乗客もほとんどおらず閑散としています。
新幹線でもさすがにこんな時間から東京まで行けるわけがなく、越後湯沢行の最終が1本あるだけです。いや最速の列車だと1時間半ちょっとで東京まで行けるので途中停車駅を最小限にまで絞れば設定は可能ですが、需要はなさそう。
新潟駅を出て北東へ5分強、今回泊まる宿に到着です。朝は始発に乗り、終電の1-2時間前まで電車に乗ってしまったものなのでこの時点で結構な疲れがたまっていて、体にガタがきています。無茶はあまりよくないですね…
ということでシングルイン新潟第三に到着*5。
次の日は始発で動く予定でしたが、あまりにも無茶を重ねてしまったので休むことに決めました。ホテルの内装なんかは次回。ではでは。
新型車両のEV-E400系に乗車 Clear!
次↓
日本海を沿って糸魚川へ 2019新潟旅#7 - 煎餅の旅とご飯と日常の記録
*1:ずっと後になって知ったのですが、ここの立ち食い蕎麦屋は美味しいらしく、またカレーがボリューミーなんだそう。今回は食べるものが決まっていたのでスルーしましたが、次新潟行くときは立ち寄りたいですね。
*2:正確にはピッツア。ピザはアメリカ料理で厚めの生地を大きめに焼き、シェアして食べる場合が多く、一方ピッツアはイタリア料理で薄め生地でありシェアは基本的にしないものなのだそう
*3:このEV-E400に置き換えられる形でキハ40が引退するそうです。ところで導入予定のない只見線のキハ40の後継はどうなるのでしょうか?私個人的には座席の柔らかいキハ100を入れてほしいです
*4:JR北海道のH100もこの列車と基本設計が同じ列車なので、そちらの運用も考慮して窓開閉可にしたのかもしれません。H100は2020春より函館本線山線で運用開始だそうです
*5:第一・第二がもっと駅近くにありますが、ここは最も安く、また静かでした。今回の旅におけるホテルのコスパは最も高かったです
庄内平野の酒田でラーメンを食べるand酒田さんぽ 2019新潟旅#5
こんにちは。くさせんべいです。
快速きらきらうえつに乗車し、12:51に終点酒田に到着。折り返しもきらきらうえつに乗るので、16:10の出発までの3時間19分間は暇です。せっかくこんなに時間あるのに何もしないのはもったいない…!!ということで酒田観光をした記録です。
前↓
引退寸前、きらきらうえつ乗車ミニレポ 2019新潟旅#4 - 煎餅の旅とご飯と日常の記録
記事リンク↓
時刻は13:00頃。快速きらきらうえつに乗り酒田駅までやってきました。どんよりした天気だった新潟から150km以上も移動してきたことから、さすがに晴れていました。
さすがは東北というか、ちょっと暑く汗が噴き出るもののカラッとした天候であり、結構過ごしやすい気候です。
さて、時間があるので観光するわけですが、観光地までは少々遠い様子。バスでもあるかな…と考えていたところ、なんとレンタサイクルがあるのを発見!しかも無料!?
しかし運の悪いことに、私はスーツケース持ち。コインロッカーという手段を考えましたが…貧乏学生の私にはとてもじゃないけど出せない(正確には出したくない)金額です。
諦めて歩いて観光するか? いや…
こ う す れ ば い い で は な い か
ということでスーツケースを自転車の前カゴに入れてこのスタイルで観光します()
ただのママチャリなので変速機能など存在せず、カゴにスーツケースを入れてるのでハンドルも取られやすくて漕ぎずらいです(笑
ですが無料というのは本当にありがたいですね。
さてさて、酒田市は駅周りに中心部があるわけではなく、駅から少し離れたところに中心部があります。
さすがは羽越線を走る特急「いなほ」の終着地の1つとなっているだけあって、中心部には商業施設が集まっています。ちょっと暗く見づらいですが、写真左側には噴水で遊んである子供と付き添いの保護者がいました。
さて、13時着で丁度いい時間だったので駅出た直後から食事場所を探していました。ひとまずネットで目星をつけた店に行ってみたのですが…
まあ…うん…なんかそんな気はしてたよ…(´・ω・)
なんというか、お盆過ぎて掻き入れ時を過ぎたから休みますって感じでしたね。こればっかりは時期が悪いのでしょうか。
再度検索してみると、どうやら近くに評判の良い店がある様子。
名物「酒田ラーメン」を食べてみた
「酒田ラーメン 照月」。写真では見切れてますが、右側には酒田市役所があります。道中見つけた「五郎兵衛食堂」も気になったもの、ここに来て地元名物を食べないのはどうなんだって思い、この店へ。
さて、この店が堂々名乗っている「酒田ラーメン」ですが、酒田観光について書かれたHPにはこんなことが書かれています
"実は山形県はラーメン消費量日本一のラーメン王国。お客さんが来たら出前でラーメンが定番の家庭もあるほど!?しかも、人口当たりの店舗数も日本一の激戦区。県民のほとんどは行きつけのラーメン店があると言ってもいいほどのラーメン好きなんです。"
そういうわけで、この酒田市にもたくさんのラーメン屋があります。それがどれ程のものかというと、レンタサイクルを借りた観光協会にラーメンマップが置いてあるほど。そのラーメンの特徴は、
"酒田のラーメンは、湊町だけあってトビウオや昆布、煮干しなどの魚介系ダシの効いたすっきりとしたスープがベースの正統派醤油ラーメン。"
…なんだそうです。しかも"驚きの自家製麺率は8割超と日本一。"とのこと。旅先での食事を楽しむ私としては見逃せないグルメ。車内でこの情報をキャッチしていた私は、売店で売っていた「きらきら弁当」をスルーしてわざわざここまでやってきました。(入れなかった「三日月軒」もラーメン屋でした。) 早速入ることにします。
ちなみに勝手ながら引用させていただいたHPはこちら↓
券売機で食べたいラーメンとトッピングを選び購入する先払い方式。ラーメン屋によっては味噌だの塩だの豚骨だのとたくさんの種類を取り揃えていますが、この店はシンプルに味は1つのみのようです。代わりに細麺・太麺が選べるようです。また、ラーメンのほかに堂々と「ワンタンメン」のメニューが。少し考えてワンタンメンの細麺を注文。
お店は比較的若い男女(夫婦?)2人組でやっていました。カウンター越しには調理場がよく見えます。
材料の一つ一つにこだわりが感じられる紙が貼られていました。
この店はある程度セルフサービスとなっています。私は食事中結構水飲むので、お水のおかわりがしやすいのはうれしいですね。
少々時間はかかりますが、店主のラーメン作り見学が案外いい暇つぶしになるので待ってられます。
しばらく待つとやってきました。比較的シンプルな盛り付けです。
味の方はというと、あっさりした醤油スープが麺に絡まりとても美味しいです。よくある感じのアブラたっぷりこってり系とは違い、結構あっさりしています。チャーシューは脂身の少ないところを使っていますが、味はよくついていてこってりしていないのがまたイイです。
何より私が驚いたのはこのワンタン!肉はしっかり詰まっており、それを包む皮は非常に薄い!だからといってすぐ切れるわけでなくしっかり持てます。こんなワンタン初めて食べました。スープの味が絡まりこちらも美味しいです。
(手が太いとか箸の持ち方が変だとかは気にしないでください)
私の語彙力ではこのラーメンを語り切れないのが悔しいところ。いつもスープを残す私ですが今回に限ってはスープまでペロリと完食。いやぁ美味しかったです!
(ティッシュとかお手拭きとかは写真に入れちゃ駄目だった気がする)
その後、観光ですか~どこから来ました~という話を店主とし、その流れでこの付近の見どころを聞くと、2か所ほど教えていただきました。時間の関係もありあまりゆっくりしてるわけにはいかなかったので、食器をカウンターに戻し店主に美味しかった旨をしっかり伝えてから店を出ました。優しい店主でした。この店はまた行きたいです。
さてこれから観光です。
山居倉庫にて雰囲気を楽しむ!
自転車直行で3分。迷うこと5分。店主に教えてもらった見どころの1つ「山居倉庫」の看板が見えてきました。
川に沿って歩いた先にあるようです。店からは近いです。
( ・ω・)おぉ~すげぇ!
いかにも純和風って感じの建物で、なんだかここだけは一昔前の風景を切り取って持ってきた感じ。川沿いを歩くと唐突にこんな感じの景色が現れました。この雰囲気、個人的に好きです(笑
駐輪場が分からず奥まで行ってみると駐車場があり、そこに誘導係のおじさまがいらっしゃったので場所を聞いて駐輪。
駐車場に面する形でこんな建物が。直売所のようで、ふらっとお出かけに来たような感じの方々がいらっしゃいました。
Σ(・ω・ )!醤油が売ってるだとぅ!?
欲しい…こういうご当地物ってすっごい欲しいのですけど、お荷物になる可能性が高かったので仕方なく断念。機会があれば買いたいですね。
建物の中に入ると、お土産店がありました。
山形の果物を使ったスイーツや海産物が販売されていました。また、さすがは米どころの1つと言うべきか、山形産のお米も販売されています。個人的には蕎麦の実を使った名物料理が気になりました。口に合わなかったときが怖いので今回は見送りましたが。
個人的に感動したのが、こういった郷土料理とか地元産の食材を使った食べ物とかばっかりが販売されているところ。観光地によっては「〇〇に行ってきましたクッキー」みたいな、行ったことを証明するだけで地元の名産とかとは何も関係の無さそうなお菓子ばっかり売られてたりします…
大人をダメにしちゃう飲み物もたくさん売られています(笑
飲兵衛の方々は大喜びしそうですねぇ…
小さな神社があります。お参りしようかと思ったものの、余所者でしかも無神教者の私がお願い事をするというのはなんだか、自分勝手というか都合のいいことを言ってる気がしたので止めました。
裏に回ると、パンフレットでも見た景色が!!
なるほど広告の写真はここで撮影されてたのか~ってしみじみ。お散歩にはこれ以上になく良い雰囲気の場所です。ここだったら毎日でもお散歩したいですねぇ…
今まで見た方々はほとんど日本人でしたが、ここにて外国人のツアー団体を発見。酒田は高山・北海道といったメジャーな観光地と比べると知名度は低く、またアクセスも良いとは言い難い…つまり、ここにいらっしゃる方々は粗方の観光地は網羅したツワモノなのでしょうね…(※飽くまでも個人の推測です)
倉庫の売店・見学スペース以外はこんな感じで空いています。…この倉庫って、もしかして今でも使われてる?
川を渡る橋もなんだか和風って感じがします。
ということで「山居倉庫」をぐるっと見学しました。お土産コーナーから少し離れたところに有料の展示施設があったのですが、1・2時間で回り切れるはずがないと確信していた私はここを離れることにしました。1施設だけ見るっていうのもどうなのかって思いますし。
酒田市の「港町」としての一面?
山居倉庫を出てすぐ北の橋を渡り、直後西へ向かうとまもなく海が見えました。どうやらここ酒田市は港町としての一面もあるようで、港には漁に使われであろう漁船がたくさん停泊していました。
少し自転車を走らせると、お店で教えてもらった場所のもう一つである海鮮市場が見えてきました。
「牡蠣1コ500円」 …これが相場として安いのか高いのかはわかりませんが、あんまりお金をガシガシ使うわけにはいかないので今回はやめました(写真には写ってないですが、写真外の方に牡蠣等が1~3個くらい置かれていました)。
訪れた時間が時間だったので、品物は少なく人はまばらでした。
すみっこの方にはお土産なんかも置いてありました。
ここには別館的な販売所があったのですが、その日は建物全体が休みで5店舗くらいあった店が1店舗を除き軒並み休業でした。運の悪い…
空いていた1店舗は確か干し物とお茶を販売していたところだったのですが、持ち帰ってるうちに駄目にしてしまいそうだったので断念。写真はショックで撮り忘れました。
もうしばらくしたら時間、ってときに「酒田海洋センター」なるものを発見!無料で入れるようなので入ってみます!
展示付きで海洋について詳しく説明していました。時間がなくてノンビリ眺めてられないのが惜しい!
展示物は結構古いんだそうです。まあ古くなくても丁寧に扱うべきだとは思いますが…
写真コーナー
バルコニーに出ると、酒田の海が眼前に広がります。海近っ!?
夏特有というか、空がちょっと霞んでいて写真映えしないのが惜しいです。
この港にはクルーズ客船が立ち寄るのだそう。物資の積み込みがあるのでしょうか、いくつかの客船は停泊時間が長めにとられています。いかにも「観光してってください!」という感じですね。
さて興味の向くままにまわってたら時間がそろそろやばいことになってきたので急いで酒田駅に向かうことにします。
アレ…ここ…どこ…?
いや、場所は酒田市役所前ってわかってるのですけど、ここからの駅までの道のりが分からなくなりました。出発時刻は刻刻と近づいており、まっすぐ向かえば余裕ある時間であるもののここで迷っている状況だと相当やばい。
急いでスマホを取り出します。"SIMカード接触不良"…使えねぇ!!
急いで再起動し、無事インターネットに接続できたのでマップを呼び出します。あああ駅の方角ずれてるじゃないかぁー!
ガチでこんな感じのドタバタをしつつ、間違いなくスピードを出す設計でないであろう借りママチャリを全力で漕いだ結果、なんとか15分以上の余裕をもって駅が見えてきました…
ひとまず所定の場所に自転車を停め、鍵をかけて観光協会に返却しました。こういうレンタサイクルは本当にありがたかったです。最後ちょっとだけ全力出させちゃったけど
ざっくり きらきらうえつ復路
帰りも同じ列車で帰ります。内装は往路でたくさん撮ったので写真中心にざっくりと。
…さてもう発車時間なので酒田を離れます。さらば酒田!ありがとう酒田!
[酒田16:10→新潟18:31 羽越線 快速きらきらうえつ]
写っている背中は車掌さん。往路と同じ方が乗務なさってました。…いやもう本当にお疲れ様です。
この列車は往路で粗方堪能してしまったので座席からはあまり離れずノンビリモード…といいつつ、気が付いたときには積極的に撮影していたので案外写真は多く撮ってました。
ということで新潟駅到着。HMブレてるぅ!
最初で最後のきらきらうえつ乗車。初めてのハイデッカー車両と485系。本当に楽しかったです。最後のラストランまで無事に走ってほしいですね!
ありがとうきらきらうえつ!
(身構えていてもやっぱり目の前でMH&警笛はビビる…)
なんだか物凄く濃い日だったように思います。まあ、会津若松から新潟経由で酒田まで行ってきたわけですからねぇ。…ところがどっこい、まだ本日は乗り鉄のスケジュールが残ってたり()
続きます
次↓
新潟B級グルメを食べ、新型車両に乗る 2019新潟旅#6 - 煎餅の旅とご飯と日常の記録
*1:" "内は引用部分です。