くさせんべいの記事リンク集
管理が面倒臭くなってきたのでPart1リンク集を作ります。随時更新。
今後の予定も記載
↓今後、東武のことについては全てこちらのブログで扱います
東武関係は旅カテゴリを除き全てコチラで扱います。
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グルメ
「レトロ自販機」の立ち並ぶ不思議な食堂に行ってみた話。
「食」をメインとした関西旅の記録。
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鉄道旅行
初投稿。東北地方へ鈍行で行った話。訪問地…花巻、盛岡、秋田、ほっとゆだ他。
全てはここから始まった。
新潟を中心に鉄道で回った記録。羽越線、越後線、トキ鉄線、北越急行など
色々とトラブルがあった旅
執筆中。北海道&東日本パスを利用し陸路で北海道に向かったときのお話。まだ北海道上陸まで話が進んでいないので注意。
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東武の話
日比谷線直通「THライナー」情報発表!沿線住民が考察してみる。
(雑記)東武・東京メトロ直通「THライナー」続報!沿線住民の雑談
今後は別ブログ(上にリンクあり)で扱います。旅カテゴリの場合を除き更新の予定はありません。
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その他
「船」を見学できる施設はどこ?気になったので調べてみる(「乗って見学」編)
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その他(雑談系)
東海汽船楽しみじゃ(^ω^)
3泊4日の函館観光(ただし旅の中日) 北海道陸路旅#C7
北海道の観光地、というと、札幌・旭川・ニセコ・定山渓・富良野・帯広・釧路・網走・稚内…様々な観光地がありますが、そのような観光地群と並んで絶対に外せない観光地が道南の観光地・函館
函館は北海道観光でどうしても行きたいと考えており、今回の北海道旅行の道中として組み込むことに。日数としては3泊4日ですが、この観光自体は7泊8日の旅行に組み込む形となっています。
ちなみにこの旅行は陸路入り・陸路出です。
ということで函館駅。新青森より、北海道新幹線・函館本線を乗り継いできました。青森でゆっくり観光した後だったので、時刻は既に夕方。観光地はもう回れるような時間じゃないので宿へ向かいます。
函館市電は駅の目の前から発車、というわけでなく、2~3分歩いたとこにある電停から発車するようでした。
ということで早速乗ってホテルへ…と行きたいところでしたが、せっかく北海道に来たということでセイコーマートに行きたいと考えており、ただ近くのセイコーマートは電停ひとつぶん離れているためそこまで歩くことに
ということで松風町付近のセイコーマートで買い物し、松風町の電停にて湯の川方面に乗車。湯の川温泉電停に向かいます。人生初の函館市電は低床車両でした。
夕方時間帯に市電に乗り放題になるフリー乗車券「トワイライトパス」*1がなんと300円という破格で売っていたので、買おう!と思ったら、
財布に高額紙幣しかない!
…と一瞬絶望したのですが、荷物を漁ったら「お守り代わりに切符袋に入れていた千円札」を発見!5000円札は使えずとも1000円札は使えるので、それで切符購入してひと安心…
『次は 湯の川 湯の川 終点でございます』
乗り過ごした!Σ( ̄ロ ̄lll)ガーン
早速役立つトワイライトパス…
(目的地・湯の川温泉は湯の川のお隣なので、歩こうと思えば歩けたのですが)
降り場から即座に周り乗り場へ。湯の川電停から湯の川温泉電停の1区間だけ乗ります。
湯の川電停からは徒歩。こんな列車にも遭遇しました。
ということで本日のホテルは「雨宮館」。通常の部屋の設けたホテルのようですが、今回は一角に設けたカプセルルームに宿泊します。カプセルルーム上段・初宿泊者限定でめっちゃくちゃ安いプランがありましたので、そこに泊まることに
…と思ったら、本日はカプセルルームがガラッガラらしく、ホテル側の厚意で下段にしてくれました。それでいいのか…
どうやら宿泊者は私含め僅か2名の様子。少なっ!
確かに上段は出入りが大変ですので、結構ありがたい配慮ではありますが…。
カプセルはベッド幅に布団?がひいてある簡素な感じで、胡坐で座るぶんには支障ないくらいの高さがあります。コンセント・テレビ・小さな棚・小さな鏡・ハンガーがありました。寝る分には全く問題ないつくりとなっていました。
カプセルの外には机もあり、空いてる分には作業飲食可能なようでした。
近くのスーパーで水を調達
夕食どうしようかと思ったのですが、せっかくトワイライトパスを持っているので市電で行ける場所にあるところで買おう、と函館駅方面の市電に乗車
ということで千代台電停で降りてやってきたのは「ハセガワストア」。
内装は中央に調理台が目立つ以外は普通のコンビニ。というか実際コンビニですが、ここでは中央の調理台で名物「やきとり弁当」を作ってくれます。紙にメニューや希望するトッピングを掻きこみ、それを店員に渡して作ってもらうスタイル。
面白~いと撮っていたら、「プライバシーの問題があるので店員の顔は写さないでください~」と言われてしまい、大人しく従います。ただ代わりに焼いてる手元の様子を写させていただきました。とてもやさしいお方でした。
色々な味を楽しみたかったのでやきとり弁当Wを購入。左のサラダはセコマで買ったものですが、キャベツサラダかと思ったら大根サラダでしかもめちゃくちゃ苦いという
食べて就寝
翌日。ホテルの朝食を食べます。
…朝食付きです。これで1500円とかこれもう赤字レベルでは?本来ビュッフェスタイルのところを諸事情により定食メニューに。ご飯はお代わり可でした。うまし
ホテル出て函館アリーナ前電停へ。小雪の函館。
市電に乗車し一日券を購入。路面電車に本格的に乗るのは初めてなもので、パシャパシャと
函館駅へ。ここの観光案内所で「はこだてスペシャルチケット」を購入。市電一日券に引き換えできるのりもの券と16枚のポイント券が付き2900円。観光地でポイント券を指定枚数渡すことで入館料などの代わりにできます。メチャクチャ安くなるわけではありませんが、ちょっぴりオトクです。
再び市電に乗り、まずは五稜郭タワーへ
登る前に五稜郭公園へ。五稜郭公園前電停から五稜郭公園までは若干離れておりました。
五稜郭が星形をしているのは有名な話。稜とはかど、すみの意味で、角が5つあるから五稜郭。何故こういう形をしているのかは知りませんでしたが、どうやら防衛のためなんだそう。角のところから銃で撃って攻撃・防衛するんだとかで、六稜郭とか四稜郭とかもあるんだそう。ためになりました。
タワーに上る前にお昼。お昼はラッピことラッキーピエロというローカルチェーンへ。これまた有名なチャイニーズチキンバーガーを食べました。うまし
その後は五稜郭タワーへ。ああホラ、なんとかと煙は高いところへのぼる、と言いますし?
入場料900円、ポイント券6枚也。再入場はできないとのことで…
ホントに星形をしてる!
残念ながら高さが低めのためか、私の通常レンズのコンデジでは敷地全体は写せませんでした…
函館市街
タワー展望台の中は二層構造で、中ではカフェやお土産売り場、また函館の歴史紹介パネルなんかもあり、歴史オタとて欠かせないスポットだなと感じました。
ただ中にほとんど椅子が無く、五稜郭公園でさんざん歩いて疲れた体にはなかなかキツかったです…
その後は市電撮りをしながら函館山の方へ。
函館観光していて気付いたのですが、3月の函館は天気が変わる変わる!晴れたと思ったら小雨が降り、かと思えばまた晴れ…不思議な天気だなぁと感じておりました。
函館山ロープウェイを利用する前にきつーい坂があります。
ロープウェイは無事運行中。ただこの時間帯、山頂には雲がかかっており、これで本当に夜景見れるのか?と不安が募る。ロープウェイのポイント券は9枚、金額にして往復1500円であり、予算的にも夜景見えない状況は何としてでも避けなければなりませんでした。翌日にするか、今夜見るか…
とずっと決めあぐねてたら、近くの保安員だか警備員だかのおじさまからお声がけが。コレ夜景見えますかね?、とおじさまに尋ねると、このくらいなら大丈夫、絶対見えるとのお墨付きが。毎日ロープウェイで登ってるというそのおじさまの言葉を信じ、いざ函館山へ。
ロープウェイのゴンドラ。かなりの大型。この日こそソーシャルディスタンスが保たれる程度しか人が乗っていませんでしたが、超繁忙期はものすっごい人数の人が乗るのでしょう。そんな大量に客を乗せるゴンドラは頼りがいのあるカッコいいデザインをしています。まあ頑張るのはゴンドラじゃないんだけど
案の定少し曇り気味でしたが、だんだんと晴れていきました。ロープウェイ乗り場と山頂の施設はほぼ一体化しておりまして、快適な室内から夜景が見れる仕様でした。中には土産売り場も。せっかくだから!と階段をのぼりまして、ニット帽&手袋のフル防寒装備で屋外展望台へ。風がピューピュー吹いてなんと寒いこと!
日没を迎え、だんだんと暗くなっていきます。それにつれ、明かりもぼつぼつと照らされていきます。
…もうね、泣きそうですよ。素晴らしい、以外にこの景色を形容する言葉が見つかりません。
前々から見たかった景色、交通費等旅費と1500円相当をはたいて風に吹かれながら見た景色。旅に出て、函館に来て、本当に良かったなと思えます。
写真ではその良さはとてもとても説明できないので、実際に行ってほしいところです。度の強めの眼鏡等や双眼鏡、そしてカメラも忘れずに。
去り行くロープウェイ。素晴らしき景色を見ることの支えとなっているそれは、間違いなく1500円を払う価値があると断言します。
地理オタの素質でどこがどの通りかとかをみていたらいつの間にかかなり時間経っており、周りのお客さんも2度3度入れ替わっていました。さっさと降りてしまうのはもったいない気がしますが、寒いなかではそれも仕方のないことなのでしょう。というか寒い。風に吹かれるせいで5割増しで寒い。さすがに耐え切れなくなって逃げるように屋内へ。
ロープウェイに乗るまえにふと夜空を見上げたら満点の星空が。残念ながらこのカメラでは写せませんでしたが、1年前に見た新花巻の夜空を彷彿とさせ、これも素晴らしいものでした。
ロープウェイにて下山。近づく明かり。この景色とのお別れも寂しいものです。
夕食は函館駅近くのラーメン屋にて。安かった半チャーハン付きで塩ラーメン注文。函館の正統派塩ラーメンかは知りませんがなかなかレベルが高く美味しかったです。というかチャーハンが美味
ホテルにて宿泊。銀行を改装したというホテルで雰囲気はよく快適でしたが、さすがにドミトリータイプは止めときゃよかったなと若干後悔。鍵かけられないのが痛すぎる。
翌日はゆっくりめにホテルを出て朝市へ。…はい、朝市です。函館朝市です。9時くらいの観光客が起きてきて最も混雑する時間帯にも関わらずびっっっくりするくらい人がいません。感染症が流行り出したころの光景なのですが、「閑古鳥が鳴く」という表現が正しいくらい人がいませんでした。
商店としても商売あがったりだったようで、商魂たくましいおばちゃんに声かけられては買っていかないかと誘われる始末。後半は若干ウザくなるレベルで話しかけられましたが、残念ながらお金使いすぎな傾向にあったため全て断らせていただきました。おばちゃん達ごめんね。
ある商店の男性いわく、いつもはこの時期人でごったがえし、外国語が当然のように飛び交い、人込みに押されて100m以上押し流されるような状況なんだそう。ゆっくり観光出来るのは人混み大嫌いな私としてはとてもありがたいのですが、商売あがったりでとても好ましいとは言えない状況なので一刻も早く感染症が収束し観光客が戻ってきてほしいと思います。
イカ釣り体験とそれを捌いてくれるまでのセット。2000円だか4000円だか。
これで何千円も払うのってどうなの?という思いはありましたが、地元埼玉県でも生きイカが2000円で売られていたことを考えると安い方なのかもしれません。さすがに体験の価値に対して払うお金が高すぎるので私はやりません。
中央の市場の建物2階にて海鮮丼540円。ほぼワンコインの海鮮丼とだけあってミニマムサイズですが、10時台に差し掛かっていたため軽めにということで。
まずは市電の乗りつぶし。前日うっかり終点湯の川温泉まで行ってしまいましたが、臨海エリアまで来るといくら函館がコンパクトな街といえど行くのには時間かかっていたので、結果オーライという感じです。
本日行くところが全く決まっておらず、フラフラと臨海の公園へ。ベンチに座ってぼーっとしていると、天気の移り変わりがよくわかります。
摩周丸は臨時休館。もし摩周丸が開館していれば丸一日そこで潰れたのでしょうが、やってないものは仕方ありません。
フラフラしていたらいい感じの坂を発見!この坂をのぼればいい感じの写真が撮れる!と坂を駆け上がります。
ビンゴ!摩周丸を奥に捉える素晴らしい景色が広がっていました。
実はこの辺りも観光地だったのですが、リサーチ不足だったようです。
観光案内所にて案内所のおじさまとお喋り。良い昼食場所と観光地の情報を聞き出します。
どうやらこんなに観光客が来ないのは3.11の後ぶりらしく、それも比較的早く客足が戻ったらしいのでこんなに長い間観光客が来ないのは初めてらしいです。
水平移動してたら函館山ロープウェイへ。この時期、夕方以外は動いていませんでしたのでゴンドラも乗り場で休憩中。撮り放題です。
なんかいい感じの教会。歴史や宗教はちんぷんかんぷんです。
その後はオススメされたお肉のお店にて。穴場的なところでなかなかよいところでした。
坂を下り、臨海部へ
レンガ倉庫を見学。
早めにホテルにチェックインします。
建物はやや古かったものの、ドリンクバーに夜食ラーメンにお菓子のうまい棒食べ放題、たくさんの入浴剤や石鹸シャンプー等を小分けにして貰うことのできるビュッフェスタイル石鹸版みたいなサービス、さらに洗濯無料でマクドナルドの朝食券も付いてくるというあまりにも至れり尽くせりな感じのホテルでした。これで個室でお手軽価格。安めのホテルとしては間違いなく大当たりのホテルです。
夕飯はまたもやラッキーピエロにて。今回はハンバーガーしか食べませんでしたが、色々なメニューがありまた来たときには他のも食べてみたいところです。
谷地頭温泉に行くことも考えましたが、ゆっくりしすぎて時間切れとなったので次回に行くことにしました。
翌日。夜食サービスのハズのカップラーメンとマクドナルドのハンバーガーにて朝食。実に健康に悪い朝食ですが、朝食代は浮きました。
本日は早くから函館を出発。観光地も多く、人も優しく、この地を去るのが名残惜しかったですがもう行かなければなりませんでした。さらば函館、ありがとう函館。進路を北に向け、はるか遠くの都市・札幌へ向かいます。その続きは本編にて
*1:冬季限定販売らしい
新鮮魚介を選ぶ!青森魚菜センターで「のっけ丼」を食べたら楽しすぎた話 北海道陸路旅#C6
北海道へ向かう旅なかば。まあまあな時間に起きた私は、朝食を食べるべく青森市街へ繰り出しました。午前中は列車に乗る予定が全くないため、しばしゆっくりできます。厚着してちょうどいいくらいの冷え込み具合。たいへんすがすがしい朝です。
「荷物をホテルに置いておいて外に朝食を食べに行く」というのは、ソロ旅のなかでは実は初めてだったりします。いうか今までが異例だった説
今年は暖冬でしたので、3月とはいえ本州最北端にも関わらずかなり雪は少なめ。雪に不慣れな関東民にとっては歩きやすい道を10分ほど歩きます。駅からもそんなに遠くありません。
ということでやってきたのはコチラ「青森魚菜センター 本店」。
ここの名物はズバリ「のっけ丼」。海鮮丼というと既に綺麗に盛られて提供されるものが一般的ですが、ここでは海鮮を自分で盛り付けて食べることができます。しかも、その盛り付ける海鮮は自分で選ぶことが可能です。
中に入ると目の前に案内所があり、ここで食事券のセットを購入できます。
10枚つづり1500円、5枚つづり750円。
チケットを買うだけ買って市場内をてくてく
市場内にはこのようにたくさんの商店が入っており、見てるだけでも楽しいです。
大ぶりで実に鮮度のよさそうな海鮮!
「1枚」とか「2枚」とか書いてありますが、これは交換に必要なチケットの枚数。購入した食事券を切り離して店の人に渡し、引き換えに具材を貰うのです。
「丼」なのでご飯が必要。まずは市場内に5ヵ所あるらしいご飯屋さんでご飯の丼をいただき、その後、市場内を回ってチケットをを渡して好きな具材を乗せていただくのです。ご飯は普通盛り1枚、大盛2枚。海鮮とご飯の他に、お漬物・味噌汁・お惣菜・お肉なんかもチケットで交換可能。
こんな感じで、卵焼きや魚卵も豊富。店によっては同じもの(例:イクラ)でもチケットが1枚のところと2枚のところがあります。当然、2枚のところは量がたくさんあります。
チケット1枚で刺身2切れのところも。こういうところですと、刺身1切れずつ違う種類のものに交換していただくよう交渉することもできます。私はやりませんでしたが、オマケのオネダリ交渉もできるようで…?公式HPによると『そんなときは、「おばちゃん」ではなく「お姉さま」と声をかけましょう』と書かれております。
ご飯の引き換えできる店のひとつ。番号が掲げられており、館内マップと照らし合わせることで目的の店をすぐに見つけることができます。
味噌汁やお惣菜も。メインはもちろん海鮮ですが、それ以外も意外にたくさんあるので例えば過去の私のような海鮮大嫌いの人が一緒でも楽しく選ぶことができます。
なお、ゆっくりゆっくり具材を選んでしまうとご飯が冷めちゃったりご飯の熱がせっかくの海鮮に移ってしまったりするので、私のような優柔不断な人はご飯を貰わずに市場内をウロウロしてみるのも一手です。
完成したのっけ丼は、市場内の飲食スペースか市場外の階段をのぼった先にある休憩所で食べることができます。
ということで、気になる具材を貰ってきました。ご飯ですが、2枚つづりが倍量なら2杯食べた方が2度楽しめるのでは?という発想のもとまずは普通盛り1杯のみ交換。自分で乗っけたかったので、銀トレイに具材を乗っけてもらいました。
ということで盛り付けてみました
…盛り付け下手か!
ビジュアル的にはアレですが、味は間違いないです。ネタはどれも新鮮で、刺身は弾力がありたいへん美味しいです。ホヤは初めて食べましたが、まさしく珍味という感じでした。
食事券はバラ売りで1枚ずつ追加購入するすることも可能。食券を足し、2杯目へ
とっくに普段の旅の食費を上回ってますが、食べたいものがたくさんあったから仕方ないことです。
ということで2杯目!相変わらずご飯が見えてビジュアルがよろしくないですが、それでもさっきよりはマシだと思います。
真ん中に乗っているのはクジラの刺身。捕鯨が禁止されていた時代の生まれなので実はクジラを食べたことがなく、これが人生初のクジラ食となります。シジミ味噌汁も付けてみました。
浮力のある水の中の生物ということで、哺乳類ではあるものの陸の生物の生肉ほどのグニグニとした食感ではなく、ですが魚よりかは弾力のある食感でなかなか不思議でした。
頭付きの海老がプリプリの新鮮なもので、ついつい殻ごと頭までバリバリと食べてしまいましたw
という感じで、青森ののっけ丼を食べてみました。海鮮がたいへん新鮮で美味しいだけでなく、「自分で選んで食べる」という楽しさがあり、満足度や充実感は非常に高いです。
消費税やコストの問題があるのでしょうか、食事券の金額は残念ながら高くなってきてるようですが、大変楽しく美味しく食べられるという点ではこれだけのお金を払う価値はありそうです。
ちなみに、私は飲み(め)ませんでしたが、現金500円でビールも買えるそうなので酒飲みの方々もご安心(!?)です。
ごちそうさまでした。
ちなみに、のっけ丼はHPもございます。そちらの方が詳しいのでご参考に↓
記事リンクはこちら
憧れの大地、北海道の鉄路をゆく 北海道陸路旅#Fin
夏休みも終わったのに、まだ春旅行の記録が出来てない!…という感じでしたが、内容的に#C6を書く気力が湧かないので、先に#を書くこととします。
なお、ここから方針を変え、鉄道に絞って旅の終わりまで全て記録してしまうことにします。すなわち、北海道上陸から北海道を去るまでの旅路となります。
新青森へ
ということでここは青森駅。翌日昼、午前中にゆっくり青森観光をした私は青森駅の前にやってきました。
建築から100年近く経過するというたいへん歴史のあるらしい青森駅。建て替えが決定しており、今回の訪問が滑り込み訪問となったようです。
立地上新幹線が通せず、青森駅から北海道新幹線に乗る場合はお隣の新青森駅へ移動する必要があります。
確かに若干古い感じはしなくもないですが、ターミナル駅だけあって清潔です
跨線橋の少し南側には新しい跨線橋が造られています。古い駅舎もまもなく見納めです
青森駅といえば、ターミナル駅とは思えないほどショボいと噂のコチラ
確かに途中駅にありそうなつくりをしています。デザイン自体はコチラもアリだとは思うのですが、こちらも壊されてしまうのでしょうか
新幹線アクセスを目的とした津軽新城行のシャトル列車。配線の都合上1駅隣の新青森でなくその次の津軽新城が行き先になっているようです
と、その前にちょっと散策…かつては青函連絡船で渡道してたこともあり、随所にその時代を感じさせる名残が見られます。
[青森15:07→新青森15:11 奥羽本線普通4632M新青森経由津軽新城行]
ターミナル駅らしい広い構内を遠目に走っていくと、間もなく新青森
先日は暗くてうまく撮れなかったつがる号。乗車電がここで交換するダイヤで、たまたまですがうまく撮れました。
跨線橋へそそくさと上がり、発車していくつがるを上から撮影
青函トンネルを抜けて
今回の旅では「北海道&東日本パス」を利用しております。効力は18きっぷと似ていますが、何よりも異なるのが『特定特急券を購入で新青森ー新函館北斗に乗車可能』(※途中駅下車は不可能らしい)というもの。青春18きっぷは北海道新幹線オプション券で奥津軽いまべつー木古内、木古内ー五稜郭で道南いさりび鉄道を使えというもので、時間がかかるうえに恐ろしいほど接続が悪いので、一気にショートカットできるこの切符は大変便利です。ここの緑の窓口にて特定特急券を購入。料金4000円で若干高すぎる気がしますが必要経費です。
念のため窓口で切符を見せましたが、別に自動改札機通ればよくない?みたいな反応をされますた(´・ω・`)万が一で切符吸い込まれたくなかったもん
ここからははやぶさ23号新函館北斗行に乗車して、北海道上陸を目指します!
地味にE5系も初乗車で、ちょっぴり楽しみです。贅沢を言うと紫帯のH5系が良かったなぁ
[新青森15:31→新函館北斗16:30 2023B北海道新幹線はやぶさ23号新函館北斗行]
E5系の座席。2+3の5列シートで普通の新幹線の幅、座り心地はそこそこ
本来全車指定席ですが、特定特急券は指定のない空席に座れます。
いい席探して少しさまよってたのですが、その際前の席に切符袋を落としてしまい無くしたかと真っ青になりました。
青森の街を横目に列車は北へ北へと進みます。
遠目に海の見える原野?を横目に駆け抜けると間もなく在来線のアプローチと合流し、速度を若干落としつつトンネル地帯へ。短めのトンネルを何本も抜けた後、列車はいよいよ青函トンネルへと突入します!
トンネル内は湿度が高く気温もまた低く、入るやいなや窓が曇りました。しばらく走り竜飛海底駅の明かりを横目に列車は突っ走ります。
青森のグルメであるイギリストースト。なぜにイギリスなのかは不明ですが、食パンの合間にザラメ入りのクリームが入っていて美味しいパンです。青森のホテルで泊まった際にサービス朝食代わりに貰ったコイツとついでに青森のコンビニで買ったシベリアを本日の昼食代わりにします。ちなみにイギリストーストは美味しいですが、糖分がたっぷり含まれていることもありカロリーの化け物らしいです。シベリアは切り落としパックが激安で売られておりましたが、食べきれる自信が無かったのでスルー。無駄は厳禁
前後のトンネルでは携帯電話の電波が途絶えますが、青函トンネル内では携帯電話が使えます。
そして…
上陸!ほっかいどー!
とうとうやってきました北の大地。乗車した列車は木古内停車便で、在来線との併用区間から専用軌道へと変わって間もなくの停車。新函館北斗へ向けここからラストスパートとなります。
これまたトンネルを何本か抜けた後、函館臨海部?の眺めを横目に、列車は新函館北斗駅へ向け進路を北へと変えます。札幌延伸を目指して線路は北へ伸びており、終着は臨海部の函館でなくその少し北の新函館北斗駅となっています。
改めて座席を見る
新函館北斗駅に到着!
東側のホームであれば在来線との対面乗り換えも可能でしたが、あいにく西側のホームでした。
乗車電は回送列車になる模様
線路の先は車止め。これがさらに札幌までつながる日が楽しみですね。
2面4線だか2面3線だかにできそうな想像をしていますが、当面は使う予定がないのか2面2線で運用しています。
このホームに来る全列車が回送列車になる列車のようす
ゆえにか、エスカレーターが両方とも上りになっておりました(笑 帰れねぇ!
広いコンコース
東口まで行くのは流石に難しそうだったものの、西口だけ降り立ってみました。
運賃表。場所が場所なだけに広い範囲まで表示されており、遠く札幌まで料金表があります。
在来線ホームへ
ここからは「はこだてライナー」に乗車して一路函館を目指します。
新幹線開業に伴い函館ー新函館北斗を電化して設定された"電車"で、大半が新幹線の発着に合わせた大変便利な列車です。
日も傾きはじめ、お宿に向かうためこの列車へと乗車します。
[新函館北斗16:45→函館17:05 函館本線普通1350Mはこだてライナー函館行]
北海道特有の片開きドア
車内はオールロングシート。10両編成の新幹線から乗り換えてくるという想定で3両オールロングシートなんでしょうが、乗車した日はそもそも利用が少ない日でしたからC寝台余裕でできそうなくらいにはガラッガラでございました(やっちゃダメです)。
途中各駅に停まること20分、終着・札幌に到着しました!
ホームは頭端式、また櫛形になっており、一大ターミナルであることをひしひしと感じさせられます。
乗ってきた列車はふたたびはこだてライナーとなり新函館北斗へと折り返していく模様
函館~新函館北斗の間しか走れない、というのはなかなか不思議なものです(一応電化設備的に函館~木古内も走れそうな感じはしますが…)
函館本線の0キロポスト
ここから長万部・倶知安・小樽を経由する通称「山線」ルートで旭川駅まで長い長い函館本線が続いています。
頭端式で列車撮影にはもってこいで
こちらは元・江差線/津軽海峡線を引き継いだ道南いさりび鉄道の車両。
JR北海道のキハ40も合わせて3パターンの塗装のキハ40が並び、なかなか面白い光景です。
ワンマン用のミラー
うまく活用するとこんなもんも撮れます。
改札を出ます。
少し前に発車した長万部行は新函館北斗駅を経由しない(いわゆる「藤城支線」経由の)列車であるためか『新函館北斗駅にはまいりません、ご注意ください』としきりに放送していました。やはり誤乗が多いのでしょうか…
ここからはお宿へ…というところですが、ここから丸2日間の様子は「函館観光編」と題し、分離することにします。記録までしばしお待ちを
函館本線を北へ北へ
朝7時頃、再びの函館駅。
朝4時頃に起きて支線周り森行とか少しだけ早く起きて大沼公園行とかも少し考えたのですが、疲れがたまっていたので結局しっかり休んで本日の長万部行ファーストランナーに乗ることに
せっかくなので北斗3号をお見送り。この列車群は、函館に来た数日前のダイヤ改正まで「スーパー北斗」などと表示していましたが、改正以後「スーパー」の名前が外されることになり、現在では全列車がスーパーのつかない北斗号として運用されています。
函館駅は特別急行の発車時に北海道で唯一の発車メロディーを流します。せっかくなら録音しようかと思ったものの、想像以上に流れ始めるのが早く撮り逃しました
先頭車単独留置(´・ω・`)
長大編成の寝台特急が発着していた名残でホームの有効長は長いものの、寝台特急が消えたいま長いホームも無駄なものに
残念なことにホームの先端は柵で封鎖されてしまってました。
そろそろ函館とお別れする時間がやってきました。乗車する列車はこの「普通 長万部(大沼公園経由)」。新函館北斗・大沼公園を経由する本線の列車で終着長万部へ向かいます。
車両はキハ40-1800で単行、すなわち1両編成。
ここから先電化されてない鉄路を延々と行くというと、電車がバンバン走る地に住む都会人としては何だか不思議な感じがしてきます。
ここから数時間の旅路
3時間近くをこの列車と共にするので、ボックス席のいいところをとるべく早めにそそくさと列車に乗り込みます。
さらば函館!
[函館8:18→森9:51/10:05→長万部11:16 函館本線普通821D長万部行(大沼公園経由)]
ガラガラとディーゼルの音を走り、列車は間もなく五稜郭駅に到着。五稜郭というものの、五稜郭公園や五稜郭タワーへのアクセスは市電の方が便利です。誤乗する人とかいるのかな…
七飯(ななえ)にて列車行き違い。難読駅ではないもののなかなか難しく、初見の私には読めませんでした。
七飯駅より藤城支線と分岐。本線を超え、東の方へ遠く離れていきます。勾配緩和のために造られたらしく、北海道新幹線開業前の下り北斗系統はほとんどこちらを経由してたそうな。現在は乗車中の本線上に新函館北斗駅ができたため利便性重視で北斗系統が全てコチラを通るようになっており、下り貨物と一部の下り普通列車だけが通る短絡線となっているようです。
新函館北斗駅に到着、単行列車に乗ってた乗客がぞろぞろと降りていきます。はこだてライナーの方が接続抜群でラクなはずなのに…と思っていたのですが、実際何の意図でこの列車を利用したのでしょう。はこだてライナーより到着がちょっと早いから新幹線乗る前にゆっくりするため?
乗客を降ろす傍らで貨物列車と行き違い。あるぇ?貨物列車ってあっち(藤城支線)通るんじゃないの?とその時は思ってました。藤城支線が下り列車専用と知るのは後のお話。藤城支線がトンネルだらけで駅皆無の短絡線だからこそできることなんですよね。
新函館北斗駅を出ると、列車はゆるいカーブをかきながら勾配を上ります。確かにこれは若干キツイ。ちょっとした高台から平野を見下ろします。
駅名標の古そうな色に対し、ナンバリングが妙に新しいような…
左手に小沼を見ると、列車は大沼駅に到着。後ほど聞いた話ですが、小沼を見て「あ~大沼だ~すご~い広~い」ってなる観光客が結構いるんだそう。『それ大沼じゃねぇから!』
ここで藤城支線と合流、そして砂原支線と分岐。ちょうど停まっている対向が砂原支線を走ってきたやつですね。コチラは上り列車の勾配緩和で造られたものらしく、上り貨物が主に使うようですが、コチラには駅がたくさんあるので上り下り関係なく普通列車が通ります。ただメインルートはやはり本線のようで、コチラを通る特急は臨時上り北斗1本(それも運転日がめちゃくちゃ少ないやつ)しか確認できませんでした。客車夜行はこっち使ってたとかなんとか…
対向の列車を追い抜く?ように上り北斗が通過。朝早くに札幌を出て爆走してきた北斗号の本日上りファーストランナー、2号のようです。
停車時間6分で大沼発車、すぐ大沼公園到着。ここでも若干名降りていきました。大沼公園も行ってみたいとは思うものの、じゃあ何があるの?と聞かれると…
大沼公園駅を出ると、列車は間もなく大沼を右手に見ます。車窓に写る時間は小沼より短いですが、コチラは奥に広いので小沼よりしっかり大きいです。
赤井川駅に到着。ここで何故か知らないですが長時間停車。せっかくなのでドアから顔を出してみます。列車行き違いが無いのになぜ長時間停車?と思ってると、列車通過放送が…まさか!と思った時にはあとの祭りで後ろから特急北斗が爆速通過していきました。何のことはない、退避のための停車でした…カメラ構えときゃよかった。
北海道の駒ケ岳。砂原支線はこの山の向こう側をぐるり迂回する形で走っています。
結構綺麗な山ですが、私は残念なことにこの山について知らないので「ああ…山だな」というあんまりな感想しか浮かびませんでした。
砂原支線と合流するとすぐに森駅に到着。
森駅に到着、すぐに駅前の売店に駆け込みます。目的は「森のいかめし」。北海道を代表する駅弁の一つで、道中にその発祥があるんだから買ったれという企みです。
停車時間的に帰るか不安でしたが全くの杞憂でした。
改めて森駅。目立つ色をしています。津に次ぐ一文字駅で、しかも「もり」というよく聞く一般語が地名になっているというのは不思議なものです。
小さい駅であるものの特急も停まるので電光掲示板が完備。この『改札中』という表記はこの後も北海道各地で見られた表記で、JR北海道特有だなあという感じがしました。
行き違いの普通列車。この他に、上りの北斗4号もここで退避していました。いかめし買ってもちょっとだけ時間があったので、ちょっぴり撮影タイム。乗り通しの客もちょいちょい外の空気吸いに車外に出てました。
森発車。
森駅からは海岸線に沿います。内浦湾を横目に列車は北へ。
暇なのでいかめしを食べることに。自分が買ったのは出来立てだったのか、ほんのり温かいいかめしでした。
いかめしは2個がデフォルトでたまに3個入ってるとラッキー!らしいのですが、近年は大ぶりのイカがとれないとかで、自分ももフツーに3個入りのヤツでした。肉厚のイカのなかにモチモチの米が入っており、なかなか美味でした。
ゆっくり食べているうちに八雲駅に到着。
車内でゆっくりくつろいでいたらあっという間に終点長万部の目前。3時間という長さでしたが、道中列車から降りたりできたためかそんなに長く感じませんでした。
長万部到着。ここから北に抜ける普通列車はしばらくなく、強制下車コース。
ゆっくりしてから跨線橋を上がったら列車が回送となって発車していきました。
長万部駅。しばしふらつきます。西側に用事があったものの、駅舎は東にしか無いので北へ
歩くこと数分、駅北の跨線橋へ。なかなかキツそうな階段です。というか、その…なんか若干古そうな感じでちょっと頼りないというか…
人口がさほど多くないエリアであるためか、都市部ではめったに見ない手すりの低いタイプの跨線橋で、長万部駅構内を見渡すことができます。
貨物列車。長い編成を組んでやってきました。北海道と本州を結ぶメインルートを走る列車であり、この区間が非常に需要が旺盛であることをうかがわせます。
それでてくてくやってきたのは長万部町民センター。ここの一部で鉄道備品等の展示などを行っているとのことでやってきました。が…時期が悪く閉まってましたorz
それで長万部温泉でも…と思ったはいいものの、長風呂タイプの私にとってはすでに中途半端な時間に突入していて、時間が微妙に足りない…
結局、先ほどの跨線橋で列車撮影。ここ、手すりが低いからしっかり列車が見えていいですね。
跨線橋で列車撮影してたらおばさまが通りかかって、少し雑談。札幌からここまでお墓参りに来た方だそうで、たまたま乗った北斗号が何らかの理由で遅れてしまっていたんだそうで。
長万部と言ったらかなやのかにめし。とはいえ、私はカニを好き好んで食べるタイプの人間じゃないので、今回はやめとこ…と思ってました、が…それで昼飯時なので目を付けていた店に行ったらなんと貸切!他に目を付けた蕎麦駅弁屋はインターネット上では定休日じゃないっぽかったのにお休みで、結局消去法でかにめしの店に…
かにめしの店の横では列車車内をモチーフにした部屋があり、かにめし等を買った人はここで食べられるようです。転換クロスシートの座席は実際に使われていた列車の座席のようです。前面ではどこかはわかりませんが前面展望ビデオを流していました。
ちょっとだけ時間があったのでほど近い海岸へ
北の方を見ると、なかなか綺麗に雪を被った山々が見えました。これから数時間かけてあの山々の向こう側へ行きます。
海岸へ行く道の途中でホクレンスタンドを発見。
このガソリンスタンドは夏になると給油したライダー向けにご当地デザインフラッグを販売してるんだそう。残念ながら今は時期外れですし給油させるバイク何処状態なので大人しく駅に戻ります。
山線をゆく
ということで、再び汽車に乗り北へ向かいます。ここから札幌方面に抜けるメインルートは「室蘭本線」と名前を変えますが、私は引き続き「函館本線」を乗り続けます。洞爺、伊達紋別、東室蘭等へ向かう所謂「海線」とは対照的な「山線」ルートです。
そしてここからの目玉がJR北海道の新型気動車、H100系!JR東日本との共同開発で造られたらしい車両で、基本的な構造等がGV-E400系と同じようになっています。他の区間に先駆けてここ「山線」に先行投入されており、乗車した日の本当に数日前のダイヤ改正で運用入りしたばかりでした。
塗装等はGV-E400とは違うものの、全面の形などで東日本の親族との共通点が随所に見られます。角ばったデザインながら丸い印象を受け、近未来的でまさしくこれからの北海道の未来を支えてくれそうな、そんな感じがします。
丁度キハ40も停まっていたので、同時にパシャリ
丸っこいキハ40との対比がなかなかいいですが、前のが古いだけに数世代ポンと飛んだ感じがしなくもないです。実際30年以上経ってるわけですから当然なんですけどね
(以下数枚、別場所にて撮影)
共同開発ということで薄々感じてはいましたが、座席はJR東日本標準シートに準じた座席でまじぃ?!となりました。ただ車内デザインはところどころ北海道ナイズドされておりデザイン面ではいい感じに個性が出ていました。
お手洗いはGVや701系バリアフリー対応お手洗いと同様、二段階の引き戸式。車両中間にバリアフリーお手洗い付ける場合はこうしたほうが通路の幅確保できていいのでしょうね。
1人用ボックスをギリギリ確保。これにて経由地点・倶知安へ向かいます。
[長万部13:18→倶知安14:58 函館本線普通2943D倶知安行]
前々から山線はとりわけ赤字がヤバイという話は聞いていましたが、確かにこれはまさしく人口希薄地域、という感じですね…
海線よりも距離が短くかつて主要幹線としての地位を保っていて、名門特別急行も往来した歴史ある線路ではありますが、高速化に不向きな線形であったがために時代が流れるにつれメインルートが海線に移り変わってしまったそうな。ですがこんな路線でも海線が使えなくなったとき用に多くの交換設備と比較的高規格な線路を保っており、新型車であることも相まってローカル線ながらさほど乗り心地は悪いと感じませんでした。北海道新幹線開業時にここがどうなるかが鉄道ファンの間で噂されていますが、核心的な未来はいまだに予想できない状態です。
もういい感じのお時間なので、先ほど買ったかなやのかにめしを食べます。
どうなのかな、と最初は思っていましたが、細かい筍?といい感じのかにそぼろがご飯に合い、しかもシイタケや桜漬け、佃煮が素晴らしいアクセントとなり、冷めていても絶品な弁当となっています。日本の駅弁のクオリティの高さを実感するとともに、こんな駅弁もあるのかだとか、こりゃすごい人気出るのもうなずけるなとか感じてました。かに、といっても普通のカニとはまた違う感じで、私でもうまいうまいと余裕で完食できました。あと佃煮がバカ旨かった。なんでしょうねアレ?
ごちそうさまでした。また食べたいですね。
倶知安~長万部でほぼ唯一といっていい町、蘭越。いや、これだけでやってくのはかなり厳しいような…
昆布、ニセコ、比羅夫と停まります。昆布駅とかツッコミどころ多数ですが、マジでこの漢字と読み方が与えられてるんですよね…
確か比羅夫だったかな、バスをご利用のお客様は次の駅をご利用くださいというアナウンスが流れていました。
間もなく倶知安。有名な地域ですが、やはり初見だと読めないような地名です。
スキーとして非常に有名なニセコの近くの主要な町で、鉄道においても比較的重要なターミナル。ここを境に列車の数が増えるというか、かなりマトモになります。ちなみに乗ってきた倶知安以南、特に蘭越以南に至っては1日4本とかという地方行高速バスだとか都市間フェリーだとかレベルの本数になります。これが思った以上に使いづらい。
なおターミナルでありスキーの町ですが、用事は無いので20分の乗り継ぎでサクサク次へ進みます。
俱知安駅舎。駅舎に対面するホームの線路が撤去されたのか、上り下り関係なく駅舎に行くには跨線橋を渡らされます。構内踏切があったらラクなのに…
なんかホテル?に阻まれてますが、立派な山。おそらく羊蹄山。
駅舎
さて素早く乗り継ぎ、実質的なローカル線区の終点である小樽へ目指します。ニセコというだけあって外国人ばりの見た目の人がいましたが、在日外国人か帰化した元外国人かでしょうか?
ここからは車両は2両に増え、それでもボックスが全て埋まるくらいの人を乗せて列車は北上します。
[倶知安15:18→小樽16:28 函館本線普通1945D小樽行]
函館で買ったフィナンシェをオヤツに
この山線ですが、延々と木と雪に覆われた山の景色で、オブラートに包めば移り映えの無い、魅力に欠けた車窓…ド直球にいってしまえばつまらない景色となっています。言ってしまえば虚無です。
見事に何もなかったせいか、写真もほとんど撮っておりませぬ
余市がウヰスキーの町であることは知っていましたがウヰスキー飲まないので興味があるはずもなく…
余市川(多分)を渡り、蘭島(多分)にて列車の行き違いをし、はるばる終点小樽へと目指します。
到着アナウンスとともにネットで見た電車が見えると、列車はついに札幌圏の観光地・小樽に到着!長万部から3時間10分の道のりでした。
北海道カラーの薄緑色をまとった電車。これからの活躍が期待されます。
さてさて、はこだてライナー以来の北海道の電車。
ですが、本日の目的地は札幌。既に札幌圏内に入っており、急がなくても札幌には余裕もってたどり着けるということでひとまず小休止といたします。
小樽チョイ観光
改札を通り、駅の外へ
駅前はロータリー兼バスターミナルとなっておりました。
途中、函館線の電車が見える場所があったのでパシャリ。
手宮線の廃線跡は散歩道になってるそうなので、そこに向かいます。
…………………(´・ω・`)
どうやらこの道は冬は除雪されない(雪溜めになる?)ようで、冬は通行禁止となっておりました。ちくせう
ハイそうですかと諦めるのは癪だったのでせめて線路だけでもと少し回り込んでみましたが、この辺り踏み固められた雪で凍結しており滑りやすそうで危険でした。
少し回ってみると駅の跡が
どうやらここは色内駅の跡地らしい
この手宮線の歴史は下調べしてないのでサッパリですが、小樽港での貨物の積み下ろしを目的として造られた路線、という話だったはずです。
市内のど真ん中を走ってますし、今も現存してたら…というのは考えるものの、大通りを横切るためあったらむしろ邪魔だったんでしょうね
小樽のもう一つの名物・小樽運河へ。
小樽と言えばこの写真が貼られるくらい超有名なスポット。どちらかと言えばオマケ程度ですが、そんなに遠くなくてよかったです。
Good!
温かみある街灯と山、雪と運河が対比になって良い感じの写真になりました
あまり期待せず行ったのですが、確かにこれはイイ。小樽運河が一大観光地になるのも納得の光景です。
平日のそれも夕方というのがあったのでしょうか、人もほとんどおらず、半貸切状態でゆっくり撮影できました。
これが週末になるとここは人でごった返すみたいなことがあり得るのでしょうか?
温かいな…
今回の冬は暖冬でした。平時の気温など知りませんが、もっと寒いと予想されます。
運河を後に駅へ向かいます。日が傾き、暗くなっていくにつれ暖色の街灯が強調され、小樽の歴史的景観も相まっていい感じの雰囲気になっていきます。ずるいぞ小樽。
中央通りを駅に向けてくてく。博物館なんかも豊富のようで、下調べすればもっとしっかり遊べたのでしょうが、本日の目的地は札幌なのでそちらへ急ぎます。
暖色の街灯と街並みが本当に写真映えします。
小樽駅前から振り返ってもう一枚
ホームに上がるも、あるのはロングシートの731系か733系(見分けついていない)。
もう外は暗く眺望は見込めないですが、それでも前向きに座っていきたいなあというのは考えておりました。エアポートなのでuシートも小樽からの営業でわざわざ指定したいとも思わず、諦めてロングシートで行くか…
と考えておりましたら、転換クロスシートの721系が入線。キマシタワー!
種別?知らん!わたしゃこのクロスシートで行く!と新しい方そっちのけで721系車内に突入
列車は3+3の6両編成オール普通車
この列車は滝川行となかなかのロングラン列車のようです。車内に入り、先発のエアポートを見送りつつ発車まで待ちます。
駅到着からおおよそ20分、わずかな乗客を乗せた721系普通列車は静かに札幌・はるか遠くの滝川に向け、静かに滑り出していきました。
[小樽18:36→札幌19:24 函館本線普通2253M滝川行]
当然ながら外は真っ暗なので眺望は絶望的ですが、揺れ方的にラクではあります。
クロスシートだったりデッキがついて保温効果抜群なのはいいのですがいかんせん窓が汚い…あともう結構古いのかシートがヘタってしまってますね。まあそれでも前向きに座れるだけよし!
小樽から48分、出発地・函館から11時間6分…
ついに、北海道の最大都市のターミナル駅・札幌駅に到着いたしました!長かった!
地元埼玉県からはるばる、全行程陸路で、それもほとんどの区間を鈍行列車でここまで来れたと思うとなかなか感慨深いです。
しばし列車を眺めてましたが、遅い時間になりつつあるので宿に向かうことに
夕食後、本日のお宿に入りまして本日の行程はおしまい。
はるばるやってきた北の街ではありますが、残念ながらカプセルホテルです。
なお、ここから1日、札沼線訪問と札幌チョイ観光をいたしましたが、そこは別パートとして分離することにいたしました。
札幌観光編につきましてはしばらくお待ちください
帰路に着く …?
2日後の昼下がり、再びの札幌駅。
長かった北海道旅行ですが、ついに最終日となってしまいました。
行きにかなり時間をかけましたが、帰りにつきましては飛行機にて一気に帰ります。
なお、本日は旅行8日目。有効期限7日の北海道&東日本パスの有効期限は切れていますので、普通乗車券を購入しています。1000円以上の金額の切符なのにも関わらずちっちゃい切符なので無くさないかちょっと不安になります。
uシートは札沼線で開放されてたのに乗ってしまったのでわざわざお金払ってまで座席指定したいとは思わず、ですが721系運用札幌始発エアポートを待つのはめんどいし…ロングシートで行くか…と考えていたのですが、奇跡的に小樽始発721系エアポートの座席が取れたのでそのまま行くことにしてしまうことにしました。
なお車内はデッキに結構な人が滞留するような状態でした。
[札幌13:35→新千歳空港14:14 千歳線快速エアポート136号3894M新千歳空港行]
小樽始発というだけあり、相当な人が乗っていました。当然ながら千歳線沿線の快速運用も兼ねているため、相当な利用があります。3扉とはいえデッキ付き転換クロスシートの721系は混雑時間帯に来ると厄介と沿線住民にはあまり歓迎されてないようです。まあ見るからに大量輸送に向いてないような構造してますもんね…
なお、千歳線は全くめぼしいものが無かったので写真はありません。
終着、新千歳空港駅に到着。一つ北の南千歳駅から単線地下となります。
客が皆降りてガラガラになったところを一枚。
どう見ても大量輸送に向いてない…
新千歳空港駅は空港直結で非常に使いやすい立地となっています。
時間には余裕がありますが、登場ゲートの確認とあとちゃんと運行してるかの確認を兼ねてとりあえずゲート付近へ。LCCのPeach利用なので、ちゃんと運行してるか確認することが大切です。機材繰りの関係で運休とかあり得るからねぇ
あ、ありました。少し歩いたものの、ちゃんとありますね。成田空港行MM592便…
…ん?
(・ω・)ん?
(つД⊂)ゴシゴシ
(´・ω・`)えーっと…
(゚Д゚)は?
えーっと、MM592便、本日運休だそうです。
いやいやいや…と何度見るも、横に並ぶちっちゃな紙はその便が運休であることを知らせるばかり…
ということで、人生初ソロ飛行機はまさかの欠航という形になりました。これは酷い
というのも、この時期飛行機は著しい利用者減少に陥っており、低コスト必要最低限のサービスで稼いでいくLCCは利用客が低迷してるとのことで真っ先に利用の少ない便を切り捨てに行ってしまったというのが真相のようです。
とりあえずインターネットで見たところ幸いなことに手数料・追加料金無しで振替が可能とのこと。早い便にできないか見たところギリギリ受付時間が過ぎてしまったのか振替できず…ですが本日飛ぶ最終MM596便は運行するとのことで、その便に問題なく振替することができました。しかしこの時間にシートマップ見る限りガラッガラという状態でまあ酷いですねこれは…
まあ本日中に帰れるだけマシってことで割り切ることにします。チケット抱き合わせの保険入ってたので別に滞在日数増えても問題なかったのですが…
その後はゆーっくりと時間かけてお土産探し。
新千歳温泉なる温泉がありましたが、ふとみたらクソ高かったので却下。お土産探しにあまりにもの時間をかけてしまったがために時間があまりなかったのも一因です。
保安検査場を通過できる時間になったので保安検査場へ…というところで、手荷物制限ががが
機内持ち込み7kgという制限があり、主要な荷物をリュックにしまっていた私はスーツケースへの荷物移し替えの手間が発生。締め切りの時間を恐れながら慌てて移し替え、最終的には上着とペットボトル水は別としてもらうインチキ臭い方法で手荷物重量制限をクリアいたしました。ちなみにこのドタバタの際、まぎれて牛丼屋のオマケで貰っていたクリアファイルを捨ててしまったようです。なんともったいない…
保安検査場通過後のロビーにて出発時間まで待機。
スカイライナーの割引チケット券売機がありましたが、上野まで行くのは大変な無駄なので買いませんでした。
LCCなので搭乗口は本当に端っこ。ひたすら歩きます。
ボーディングブリッジ搭乗だ!
LCCだから搭乗口までバス移動して徒歩搭乗とかもあり得たのですが、こと新千歳空港に関してはボーディングブリッジでの搭乗ができるようです。ちょっと遠かったけど
搭乗~
せっま!LCCだから狭いのは覚悟していましたが、ここまでの狭さだとは思いませんでした…安いから仕方ない
[悲報]翼の上
何も考えず座席予約しましたが、まさか翼の真上だとは思いませんでした…orz
しかも前の便をまるごと振り替えてきたため、機内はほぼ満席状態。窓側に座れてるだけマシと割り切って乗ります。早く確認しに来たゆえに取れた席です。翼の上ですが…
さて、ソロ訪問発の北海道もそろそろお別れ。ゆっくりと動き始めた後、機体は滑走路へ。いったん停止し、エンジン出力を高め、スタンディングテイクオフで空へ飛び立ちます。
さらば北海道!ありがとう北海道!
翼の上で眺望は悪いですが、前後から夜の光が見えます。大都市は目に見えて明るく、地方は暗いのがよくわかります。どこをフライトしてるのかについては全く分かりませんが、上空なのにも関わらず光が結構な速度で動くあたりかなりのスピードで飛んでいることが分かります。
おおよそ一時間、方向変換のための旋回とガクガクしたゆれを挟み、飛行機はついに成田空港へ着陸!本当にあっという間に戻ってきてしまってびっくりな感じです。
成田は空港バスを利用しての移動の様子。
預け荷物の受け取り…これが長いんですよねぇ(´・ω・`)
誰かに奪われることもロストも無く安心しました。
さて荷物を受け取り、駅まで延々長い道のり。もう時間も遅く、そろそろ終電が心配になってくる時間帯に。欠航により急遽後続便に振り替えたらしい大勢の客が大慌てで駅へ走っていく光景が見られました。私は終電まで1時間程度の余裕を残していたので、ゆっくり行きます。
駅に到着。
狙ったわけではないですが、偶然にも京成の新型車に当たりました。駅の到着と列車の到着がピッタリ!とりあえずアクセス線を突っ切る早い列車であることを確認して飛び乗ります。この時間ゆえ無事座ることができました。
ここから列車の乗り継ぎ。7泊8日の思い出とお土産を片手に、帰路へつきました。
旅を終えて
北海道は過去に家族に連れられていったことあるそうなのですが、なにせ私がかなり小さい頃で、物心ついているかも怪しい時期だったがゆえに全く覚えていませんでした。ですので、私としては実質的に初めての北海道となりました。この時に行こうと思った一番の理由というかキッカケはやはり「札沼線の廃線」でしたが、それ以外にも本州・東北でやりたかったことがたくさんあり、それらを全てやることができたので満足感は非常に高かったです。その代償として…ではありませんが、7泊8日と結構な長期旅となり、費用も7万円近くかかってしまいました。北海道8日で7万円ならむしろ安い方かもしれないですが。
寝坊も宿のダブルブッキングなどのトラブルも無く順調な行程でしたが、終わりの方でドデカいトラブルに巻き込まれることに…とはいえ、その後は日数を増やすことなくスムーズに帰れましたし、これも貴重な経験だったといえるかもしれません。旅行先で会った人々も皆優しく丁寧に接してくださり、大変充実した旅を終えることができました。
この場を借りて感謝します。ありがとうございました。
さてさて、その後リアル繁忙期に突入してしまったため、記事が長期に渡り更新停止となってしまいました。本来ならお詫びするところでしょうが、残念ながら特に固定の読者がいるわけでもないので…
このブログは主のやる気次第で進むところがあります。本編を先に書いてしまい、道中飛ばしてしまったところがあるので、早いうちにそこを書きたいところですが、こればかりはやる気次第なところもあるため厳しいです。なお、夏にも旅行に行ってますが、おそらくそちらはボツになると思います。もしくはダイジェスト。
ちなみに、次の春はまた北海道に行く予定です。自走客車に乗ってないので、乗りたいところです。が、予定が長期旅行なだけにもう書ききれる気がしないですね…
読了ありがとうございました。
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名前だけはゲテモノ?味噌カレー牛乳ラーメンを食べてみた話 北海道陸路旅#C5
北海道へ向かう旅行のなかば、青森に宿泊。旅したってお腹は空くもので、夕食を探しにスマホで色々探していたら、見つけてしまったのがコレ「味噌カレー牛乳ラーメン」というもの。
一般人なら「ええ…なんじゃそりゃ…」ってなるような名前ですが、悲しいかな私は変なところで興味を持ってしまうタイプで、青森のグルメと言えば…というものをイマイチ知らない私はせっかくだからと意気悠々とそいつを食べにいくことにしたのでした。
ということでやってきたのはコチラ「味の札幌 浅利」という店。個人経営店のようですが、結構入りやすい感じの雰囲気。しかも様々な人が次々と入っていくのが見えます。私もそれに混じっていざ入店。
店内はカウンターがずらっと並んだ席で、個人経営のラーメン屋ではよくありそうな店内。
様々なメニューに目がつれらますが、目的は決まっているので迷わず味噌カレー牛乳ラーメンを注文。
待っている間、店内を撮影。
なんか様々な人のサイン色紙がありました。
ということで出て来ました。味噌カレー牛乳ラーメンです!白い!
モヤシ、チャーシュー、メンマ、ワカメというよくありそうな具材のうえに、バターがのったラーメン。早速いただきます!
食べてみた感想ですが、まず違和感が全くない!基本的には味噌ベースのラーメン。辛味噌ラーメンとかはたまに聞きますし、普通の味噌ラーメンが辛いケースもありますが、基本的にはそんな感じ。そのわずかな辛みがカレーの辛さに置き換わっている、という感じでしょうか。さらに味噌の塩辛さやコクと、カレーの香りや辛さというお互い強すぎて反発しかねない二者の間に牛乳が入ることで、お互いのクッションになりマイルドな味に仕立てています。こりゃ確かにどれも欠かせない要素ですね。
麺はモチモチの太麵。ほどよくスープに合う麺となっていました。チャーシューは赤身を使っていてくどくなく、メンマもよい感じ。モヤシやワカメも隠れた引き立て役になっています。
何気なく食べ進めていましたが、次第に上に乗ったバターが溶けてきて、ラーメンがバター風味に!味噌バターラーメンは間違いない味からして、このラーメンでも合わないわけがなく。はじめはバター風味が無く、時間が経つにつれバターラーメンへと変わっていく味変。最後まで楽しめる素晴らしい工夫だと感じます。胡椒入れ忘れたぁーっ!
今回も飲み干し。腹と金銭に余裕があればもう一杯食べたかったくらいの絶品ラーメンでした。
少し調べてみたところ、この味噌カレー牛乳ラーメンというのは青森のB級グルメ、またソウルフード扱いされているラーメンのよう。とくにこれは「味の札幌」という店で造られたようで、この店は店名からして暖簾分けした店であると推測されます。残念なことに「味の札幌」という店そのものは閉店してしまっているようですが、暖簾分けした店舗は5店舗あるようで、各店舗でこの元祖の味噌カレー牛乳ラーメンが食べられるんだそう。
考えてみれば「味噌ラーメン」も「カレーラーメン」も一般的なラーメン。とはいえ、それを合わせるという発想はなかなかないアイデアだと思います。
味噌カレー牛乳ラーメンが食べられる店はそんなに多くないようで(青森県内で10店舗くらいらしい)、さらに関東民の私が知らなかったことを考えるとなかなかマイナーなラーメンと言えてしまうかもしれません。ふと見つけた青森名物でしたが、迷わず突撃して大正解だったな、と思えます。
ということで、この店がずっと繁盛すること、および味噌カレー牛乳ラーメンがずっと愛される存在であることを願いまして、この店を離れます。ごちそうさまでした!
もうちょっと続くんじゃよ
ホテルへの帰り道、ふとコンビニに寄ったら…おいおい、こんなところにもあるのか…と。味噌カレー牛乳ラーメン、まさかのインスタントラーメン化されておりましたw
まあ、さすがに持ち帰れないのでスルーすることに。次食べるのはいつになるのでしょうね?
…と思っていたんですよ。
旅から帰った後日、チャリを漕いではるばるやってきた駅前。他のものが目的だったのですが、ふとデパートに寄ったところ青森物産展がやっておりました。あまりにもの偶然に( ゚Д゚)ハァ?となりましたが、せっかくなので覗いてみたら。
あるじゃんけ!味噌カレー牛乳ラーメンのインスタント!しかも今(これ書いてるとき)に気づいたんですけど、青森で見たヤツと全く同一のヤツじゃないか!!
どんな巡り合わせだろうか、と思いながらも購入。インスタントにしては安くない価格ですが、再現とはいえあの味を再び食べられるなら安いもん。とはいえいくつも買ってこれないので1つだけ…
と思ったら家族がめっちゃ食いついてきてですね、皆で分けて食べることに。
かやく・スープなど袋は3種。
カレー+脱脂粉乳+出汁でしょうか?
←牛乳こぼすなよ()
牛乳を少量ぶっこむと美味しいらしいので追いミルク。
食べてみた感想ですが、うーんバターが濃すぎる!乳製品がそんなに好きでない父も「乳臭ぇ」と言ってしまうくらいにバターが効きすぎています。とはいえ、再現度はなかなかのもので、これはこれで美味しいインスタントラーメンでした。青森の味を家で食べられるとは思いませんでしたし、結果的に少し気になっていたインスタント版も食べられたのでよかったです。
この物産展をやっていた業者さんはときおり埼玉とか東京のほうに来て物産展をやっているようす。こういうラーメンはかなりレアな存在ですが、もし見つけたら食べてみてください。
各リンク集↓
ほんへ↓
いざ行かん青森・つがる号ちょっぴり乗車 北海道陸路旅#6 - 煎餅の旅と日常
青森で泊まったビジネスホテルが思ったより面白かった話 北海道陸路旅#C4
今回の旅で泊まったホテルですが、そのうち青森で泊まったホテルがなかなか面白かったので、ご紹介。今回はかなり短めに。
青森駅よりそんなに遠くないところにあるホテルでして、HOTEL PASSGE IIというホテルです。ホテルパサージュ2と読むのでしょうか。
内装はこんな感じ。コンセント等も完備されています。バスルームは写していませんが、お手洗い・風呂一体型のバスルームで、ビジネスホテルによくある形式となっています。ベッドもバスルームも非常に綺麗になっていますが、これは普通のビジネスホテルとしては常識範囲内です。
内装は割と普通のビジネスホテルです。
私が個人的に面白いと感じたポイントのひとつがコレ。ルームキーは現代では主流のカードキー式ですが、このカードが青森ねぶた祭りの写真を模したものとなっており、ちょっとしたオシャレが感じられます。
そしてもうひとつは、コレ。机の上に乗っているやつです。
別のタイミングで撮影
これは、青森名産?にしてB級グルメ?のその名も「イギリストースト」。なんじゃこりゃって感じのパンですが、この中身は「薄切り食パン2枚でザラメクリームを挟んだパン」。どこにイギリス要素が詰まっているのかはたいそう謎ですが、ともかくも青森で売られる地域グルメの一つです。
これと、ペットボトルの水が朝食代わりとしてホテルに泊まった人に渡されました。予め断っておくと、私はこのホテルを「素泊まり」として予約しましたので、こちらはホテルからのサービスになります。なんじゃこりゃ、となるような内容ですが、サービスでなかなか面白い物を渡してくださるホテルだと思います。その他、ウェルカムドリンク的なサービスもあり、ビジネスホテルとしてはなかなかグレードが高い感じです。といっても私はやっすいホテルばかり泊まるのであまり参考にはならないかもしれませんが。
ということで、サービスがなかなか面白いということでこのHOTEL PASSAGE IIについて書いてみました。ただ、2020年7月現在確認したところイギリストースト付きというのはキャンペーン期間中だけやってるサービスなんだそう。さらに、プランによっては現在も扱ってないようで。3月にやってるサービスが7月になっても一部プランでやってることを考えると結構長い間やってるサービスだと思いますが、このサービスを今後もやっているとは限らないので、泊まる際は要チェックです。ちなみに、確認したところ、ウェルカムドリンクやミネラルウォーターのサービスはほぼ通年でやっているような感じでした。
各リンク集↓
いざ行かん青森・つがる号ちょっぴり乗車 北海道陸路旅#6
前回、津軽鉄道に乗車。本日の目的はほぼ終わったので、ここからは宿泊地最寄りである「青森駅」に向け、移動を再開します。
各記事リンク↓
五能線のヨンマル
ここから青森に向け、五能線の未乗区間を乗っていきます。車両はこれまた国鉄スタンダードのキハ40系気動車。五能線として青い帯を纏っています。
五能線に関しても近い将来新型車両に置き換わることが決定しており、それゆえもしかしたらこれが五能線ブルーキハの最初にして最後の乗車になるかもしれませんね。
運よくボックスシートが1区画だけ空いていました。
どこぞの駅にて深浦行と行き違い
低木の林の中を駆けていきます。この周辺はりんごの名産地であることから、おそらくりんご果樹園かと推測されます。
藤崎駅。
帰宅時間帯、列車は通学客などを乗せ、ひとときの賑わいを見せます。
川部に到着。列車はここから方向転換、スイッチバックをして弘前へと向かいます。私もこのまま乗車して、弘前駅へ
向かいたかったなぁ
1日前のダイヤ改正前時刻であればここの横に普通列車が停車し、乗り換えをして弘前へ向かえたのですが、タイミング的にこの日にせざるを得ませんでした。ダイヤ改正前に接続していた普通列車は乗車列車が到着する4分くらい前に発車していってしまってます。
モチロン、この列車に乗って弘前まで行ってもよかったのですが、そうなると僅か3分という短さで折り返し列車に乗らなければならず、これでは行った意味ないと弘前行は断念することにいたしました。万が一乗り遅れようものなら悲惨ですし…
入れ替わりで五能線に入るヨンマルが接近。
川部駅に列車が入線すると、乗ってきた列車はすぐに弘前へと向けて発車していきました。
いくら五能線の接続駅といえど、その規模はお察し。この時間帯ではさすがに駅員がいるわけもなく、無人となっておりました。
駅前もコレというものはなさそう。
乗ってきた五能線の列車が過ぎ去ってからおおよそ15分。すっかり暗くなったホームに列車が滑り込みます。冷え込む3月の青森からして、列車はまさしく走る暖房。
種別は「快速」。いそいそと乗り込みます。
[川部17:47→新青森18;13 奥羽本線下り快速3623M]
もう真っ暗になっていたため何も見えず、何も撮れずじまいでした。
すこーし時間があるので、駅を出て駅舎をパシャリ。
コンコースです。
特例乗車!E751系つがる号に乗る
ということでここからは「つがる5号」に乗車していきます!
特急列車は特急券を持たずに乗ったり、今回のように「特急列車乗車不可」の企画切符で特急列車に乗ったりすると叱られてしまうのですが、この新青森ー青森の区間では新幹線乗り継ぎの便宜を図る目的で、この区間限定で特急列車・全席指定列車に特急券・指定席券を持たずに乗車可能。そして、企画切符でも乗車可能になります(ただし特急列車は「自由席」のみ乗車可能となります)。
ちなみにこの列車、朝の秋田駅の電光掲示板に早くも写されていたヤツです。
やってきましたE751系。この電車は、交流専用電車ゆえここ「つがる」号以外での出番がないというなかなか珍しい特急型車両となっています。
…え?写真?めっちゃボケて使い物にならなくなりましたけど(´・ω・`)
おおよそE653系に似たシンプルなデザインになっていますが、白を基調としたぶん機械っぽい印象を受けるような車両ではなくなっています。
背面テーブルはありますが、フットレストはありません。
リクライニングボタン、座面スライドボタンがついています。
ひたちチャイムとともに、到着放送が流れます。実は常磐特急に乗ったことがないので、ひたちチャイムを列車内で聞くのは初めてだったり。やっぱいいチャイムですよねぇ。
誰だムーミーマンチャイムなんて名付けたヤツは!
僅か6分の特急乗車は、間もなく終わり。もっと乗っていたい気持ちもありますが、それはまたの機会にしましょう。
到着!本州最北端の大型ターミナル駅「青森駅」とうとう到達です!いやー長かった!
側面幕と車内。グリーン車あるの?と思ったら、後ろの方に半室グリーンとして存在していました。
列車お見送り。
ということで、本州の長い長い旅が一区切り。すっかり夜になってしまったので、そそくさと宿に入ることにします。
青森の街。大変失礼ながらこんなに発展してるとは思わなかったので、思った以上にびっくりしました。若者も結構多く歩いていました…というか若者だらけでしたね。
普段夕食を先に済ます傾向にある私ですが、ホテルが都市部の便利なところにあったので早めにチェックイン。
一日目はこれにて終了。さすがにちょっと疲れましたね。
夕食の様子とかホテルの様子とかは、#Cシリーズにて書いていこうと思います。ちなみに、このホテルが主がこの旅で泊ったホテルとしては一番グレードが高かったらしいっすよ?
では、また。つづきます。
Next→まだ
津鉄、これぞまさしくローカル鉄道 北海道陸路旅#5
こんにちは。くさせんべいです。
ここで降りた理由は単純、これから津鉄こと「津軽鉄道」に乗ります!…が、時間があったのでちょっぴり駅前観光。
各リンク集↓
五所川原出て右には津軽鉄道の津軽五所川原駅がありますが、列車はまだ来ないのでいったんスルー。
街へ繰り出します。
駅から、何ともレトロな電話ボックスがありました。
フラフラと街を歩いて、やってきたのは生鮮市場。マルコーセンターというらしい。
中では様々な海鮮が売られており、奥には食堂もありました。が、今回はスルー。やや静かな街にしては賑やかな場所で、扱っている海鮮も美味しそう。ちなみにここでは買った海鮮…というか、小分けにして売られている切り身とかをその場で食べられるようですよ?
またまたフラフラと歩いて、駅前にあった弘南バスのセンターまできました。青森の3月というだけあって外は冷えてますが、このバスセンターはストーブが焚かれていて大変温かく…いやちょっと暑いくらいかも?石油ストーブのこの香りがまた、いい感じの田舎らしさを感じます。
で、ここに来た目的は奥にある蕎麦屋。五所川原到着時点で既にお昼時間帯であり、お昼どこで食べるか考えていましたが、評判と安さからこのお店へ。
じょんがらそば…でしたっけ。そういう蕎麦もありましたが、特殊なそばというより具材をいろいろ載せた蕎麦らしいので今回はシンプルに天蕎麦を。
蕎麦屋を切り盛りするおば様の手慣れた手つき。バスセンターの蕎麦というだけあって、みるみるうちに蕎麦が出来上がっていきます。
あっという間に完成した蕎麦。いかにもシンプルな蕎麦ですが、天ぷらはよくある海老天とかかき揚げでなく、カップそばに入ってるような天ぷらでした(ものすごくチープな例えですが、それしか思いつきませんでした…)
このお蕎麦がこれまた不思議で、尖った特徴があるわけでもないのにもう一口、もう一口と汁が入っていくんです。
旅では酒田のラーメンに続く「飲み干し」。その後、おば様と少し世間話。「汁飲み干す人、結構いるんですよ」と朗らかおっしゃっていました。
ご馳走さまでした。
まあまあな足の疲れ…を感じるだけならやや無理してでも歩くのですが、なんかどうも元気が出ない…と感じていたのですが、よくよく考えたら本日、5時頃に起きて以来ずっと動きっぱなし。明らかな寝不足の反動を感じながら、JR五所川原駅の待合室でぐったりしておりました。
一本前の列車に乗ってもなー…と思ってお見送りしたのですが、まあこの判断は失敗でしたね。結局1時間動けなかったわけですし。
ところかわって津軽五所川原駅。雑多なその駅はずいぶんレトロで時代を感じさせます。左に見える窓口にて往復の乗車券を購入。この鉄道会社ではいまだに硬券が現役で活躍しております。
発車時刻表。漢数字というのがまた。
改札が開始されたので、中へ入ります。
ということでここからは、日本最北端の私鉄「津軽鉄道」へと乗車していきます!
ずいぶん古びた感じの気動車(失礼)だと感じたのですが、1996年製の車両だそうで。津軽21形気動車というらしいです。
後ろにはストーブ列車に使われる客車がくっついていますが、今は乗りません。詳しくは後ほど。
かなりボロボロの気動車が無作為に置かれています。
簡易時刻表
客車からは煙がモクモクとあがっております。
時間が迫ってきているので、いい加減乗りましょう。
ガラガラとディーゼル特有の音を立てながら、列車は発車していきます。
さすがに寝不足の反動がやばく、このコンディションでは今後の行程に悪影響を与えてしまうので、発車を見届けてまもなく目を閉じます。( ˘ω˘)スヤァ
…
……
………
爆睡して終点まで寝過ごし…なんてことはなく、おおよそ15分くらいで自然に目が覚めました。
目覚めて間もなく、金木駅に到着。
この駅はかつて超有名文豪、太宰治の生家を活用した「斜陽館」の最寄りであり、津鉄観光としてここまで乗って引き返す方も結構いるんだとか。太宰治っていうのはもはや語るまでもないですが、「走れメロス」とかを書いた作家ですね。
ここ金木駅は津鉄でも重要な駅…というか、唯一の交換可能駅となっています。
当駅で列車の行き違い、および鉄道の通行証であるタブレット・スタフを交換する光景が見られます。
まもなく列車発車時刻。そそくさと乗り込みます。
終点、津軽中里へ向け発車します。
雪の積もらない冬ということで、列車から見える車窓はほぼ茶一色の殺風景。
列車はガタンゴトン、ガタンゴトン、とジョイント音を立てながら走ります。…というか、こういう典型的な「ガタンゴトン」というジョイント音なんて初めて聞いたんですが(通常、地方路線でも「ガタン、ガタン、ゴトン、ゴトトン…」という感じの音)。
ちなみに、今乗っている列車は通過駅があります。かつては「準急」なんて呼ばれ方もされていたとかなんとかで、準急の名前が無い今でも稀に「日本最北端の準急」なんて呼ばれるとか。
途中駅は1面1線の棒線駅がほとんどなので、その駅が通過駅かどうかは停車通過駅リストと現在地がいくつ目の駅なのかを常に把握しておかないとわかりません。
これまで私1人と他数人だけを乗せて走っている列車でしたが、途中駅からおじさんが乗ってきましtぎゃあぁあぁーーΣ(゚Д゚||||)!
いやいやいやちょっと待って?!途中駅から乗ってきたおじさんがいたのですが、なんかそのおじさんが乗ってきた瞬間に猛烈にヤバイにおいが…!!加齢臭とかデブオタ汗の臭いなんて可愛く見えるレベルで凄まじいスメルを発するとか何者ですかあんた?!
そのおじさんが中ほどのボックスに着席。
席帰れねぇ…
そんなスメルtrおじさんとキモオタ(私)を乗せた気動車は、客車を引っ張りながら津軽中里駅へ。
終点、津軽中里に到着!
すぐに始まる入換作業を見学します。
後ろにくっついていた客車は無動力。自力で動けないので、動力のある気動車を前方に繋ぎ変えます。運転台があり気動車や機関車を遠方から操作できる「制御客車」であればこんな手間は必要ないのですが、この客車は旧型客車かと思えるレベルでかなり古そうな車両であり、それゆえ運転台なんてものも存在しません。
隅っこに来たらポイントを切り替え、横の線路へ。
ここで列車が踏んでいる踏切は、よくある電子音の踏切でなく鐘を鳴らすタイプのこれまた珍しい踏切で、カンカンカンカンという音が響きます。
ポイントをの前にて停車。
乗務員が降りてきて、ポイントの切り替えを手動で行います。そして、ポイントが正常に切り替わっていることを確認すると、警笛一つ上げて列車が出発。
再度ポイント切り替え、切り替え確認を行い、ポイント切り替えをしていた乗務員を再び乗せるとコチラへと走ってきました。
停まっていた客車に連結、また押し引きして正常に連結されているかを確認。
その後、客車を所定の位置まで押し込んで入換作業は終了。
ストーブ列車をやっている間は行っている作業のようで、かなりの手間がかかっているように思われます。
急ぎ津軽中里の駅舎を撮影、戻って復路の切符を購入します。
さてここからは、あえて触れなかった後ろの「ストーブ列車」に乗車していきます!
このストーブ列車というのは車内に石炭を燃料とするダルマストーブが取り付けられており、昔懐かしの客車のなか、ストーブで温まりながら乗れるという列車。その性質から冬の12月~翌年3月までの期間のみの運転であり、この列車目当てに鉄オタでない観光客もたくさんやってきます。さすがに経費がかさむため、ストーブ列車券400円が余分にかかります。そのうえ津軽フリーパスのようなフリー切符では一切乗れず、乗車には通常の乗車券が必要です。
乗車する客車はオハ462。客車についてはまったくのちんぷんかんぷんなので詳しくはふれないことにします。
ひとまず乗ってしまうことにしましょう。
連結面。
いかにも古いですって感じの旧型客車(旧客)であり、味があります。さてさて間もなく出発時刻です。
こんな感じで車内にはダルマストーブが2基備えられていて、いち運行につき2回程度投炭の様子が見られます。
そしてストーブ列車の目玉の1つといえば、コレ。
ストーブ列車では、買ったスルメイカを焼くことができます!といっても自分で焼くのではなく、車内販売で売られているスルメイカ(500円)を買うと、乗務員が焼いてちぎってくださる、という感じです。
ということでじゃん、スルメイカ調理完了!ただでさえ乾燥しているやつをさらに焼くので、相当硬くなります。…が、嚙み続けると旨みがよく出て来ます。車内ではスルメイカを買って焼いてもらう人が結構いて、スルメイカのいい香りが漂ってきます。
うーんちょっと多いっすね。このスルメイカは保存食なのでジメジメしたところでなければかなり長期間食べられます。なので、食べきれない分は持ち帰って食べることができます。とはいえ贅沢を言うなら、半分の大きさを300円で売ってほしかったなぁと。
イカをかじってる間に金木駅に到着。先ほども書いたようにここは太宰治ゆかりの地なので、津軽五所川原からここ金木だけストーブ列車に乗って観光する、という人も結構いらっしゃるようです。
ちなみにデッキは開放感があるので、是非ともデッキに出て後方展望を撮りたかったのですが、旧客なので扉も走行中に開け閉めし放題であり、それゆえ安全上走行中はデッキに出られませんでした。たいへん残念です。
車内。
ボックスシートにはこんな感じでテーブル(多分固定式)が取り付けられています。関東民なので形状的に東武6050形のテーブルを思い浮かべてしまいます。
照明と、放送設備。この照明って実際に点灯するのでしょうか?
と思ったら、つきました。常に点灯、というわけではなく、夕方暗くなってきたらつけるようです。そのため、自然からの光が頼りの日中時間帯は客車内はほんのり薄暗いです。
改めて、全体像。いかにも古い客車ですって感じの雰囲気で、かなり味があると思います。
車内にはアテンダントさんが乗り込んでおり、案内やワゴン販売などを行います。
ところでこのストーブ列車、この列車では気動車1両が客車を引っ張っていますが、時折機関車により引っ張っているケースがあります。どうして違うのか、というのをアテンダントさんに尋ねたところ、「客車を2両編成にするときは牽引力が足りないので機関車牽引にする」ということを教えていただきました。
そして気づけば、あっという間に終点津軽五所川原駅に到着。
温かなストーブが焚かれた車内で揺られる、という体験はなかなかない貴重な体験だったように思えます。
これにて津軽鉄道は完乗ですが、道中の金木駅とか、津軽中里駅とか、他まだまだ現役レトロな設備とかはほとんど味わい尽くせていないので、また一つ勉強してからリベンジしたいところです。
列車の入換作業中。ゆっくり見学していきたかったところですが、次の列車まで時間もそんなにないので急ぎ乗り換えます。さらば!津軽鉄道。
さてここからは、本日の目的地・青森県青森市へと向かいます。が、区切りがいいので今回はここまで
つづきます
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2020年「北海道陸路旅」記事リンク集
※まだ執筆中です
北海道へと陸路で向かった旅。7泊8日というあまりにもの長い期間の旅行を事細かに記すため、本編・#Cシリーズ合わせると非常に長くなってしまうことになりました。ひいては、ここに「北海道陸路旅シリーズ」と題して記事リンクを作成することにいたします。本編がそもそも北海道まで達してないので注意。
※#Cシリーズとは、旅のワンカットを本編の時系列から切り離し単独で取り上げたシリーズです。時系列順でなく、執筆順に附番します。今回の旅での観光メインの要素は基本こちらで取り扱います。
本編
越後じゃない湯沢駅訪問+奥羽本線、唯一の快速に乗って 北海道陸路旅#3
#7以降はしばらくお待ちください。
#Cシリーズ
磐越西線の指定席車に乗ってみる 北海道陸路旅#C1 - 煎餅の旅と日常
廃線まであと僅か、JR北海道の「札沼線」にお別れ乗車 北海道陸路旅#C2
青森で泊まったビジネスホテルが思ったより面白かった話 北海道陸路旅#C4
名前だけはゲテモノ?味噌カレー牛乳ラーメンを食べてみた話 北海道陸路旅#C5
※現在、札沼線(北海道医療大学~新十津川間)は廃線済みです。#C2は廃線前の乗車記録です。
記事リンクはコチラ↓
リゾートしらかみに乗って 北海道陸路旅#4
1日1本の快速に乗って秋田駅までやって来ました。時刻はおおよそ朝8時頃。ここからは快速リゾートしらかみに乗ります!
記事リンク集↓
前↓
越後じゃない湯沢駅訪問+奥羽本線、唯一の快速に乗って 北海道陸路旅#3
もう夕方の列車の発車案内が出てる…
7時間以上後の列車ですよこれ(´・ω・`)チナコレフラグナ
ちなみに今回乗るリゾートしらかみ、「ブナ編成」「青池編成」「くまげら編成」の3種類があります。どこに何の運用が入るかは決まっていないので、基本的には当日のお楽しみ。言ってしまえば「リゾートしらかみガチャ」ですね(笑
公式HPで使用車両分かるとか言わない!
今回は~…
くまげら編成でした!
この編成はHB-E300系を使用しているブナ編成・青池編成と違い、キハ40系を改造して誕生した列車です。つまりハイブリッドではなく純粋な気動車での運行、ということですね。かつてはブナ編成も青池編成もキハ40改車でしたが、2006年からハイブリッド車hB-E300系に置き換えられています。
時間がギリギリになってしまったので、急ぎ乗ることにします。いつもの悪い癖。
秋田駅、サラダバー!
[秋田8:20→東能代9:12/9:19→五所川原12;09 五能線 快速リゾートしらかみ1号]
ちょいとここで概要的なの書いておきましょうか。
リゾートしらかみは1997年に運行開始した五能線の観光列車で、秋田~青森を五能線周りで走ります。五能線沿線にはユネスコ世界遺産に登録されたブナ原生林の広がる「白神山地」はじめさまざまな観光資源があり、この列車は乗り通してよし、途中下車してよしの楽しい列車となっております。事実私も五所川原にて寄り道です。
他の観光列車と違うのは、本数の多さ。1編成で土休日運転が大半の他の観光列車と違い、3編成も用意しては1日で最大3往復も運転します。しかも夏のような繫忙期になると毎日運転になります。例えば地元の東武のSLDL大樹も休日4往復となかなかの規模がありますが、距離と規模ではコチラが圧倒的上。頻度では大井川鉄道のSL並みに運転されます。
この列車が走る五能線、かつては廃線危機に陥っていました。ですが、豊富な観光資源を武器にこの列車が運転されると、観光客が増え乗客は増加、利用客はV字回復し廃線の危機を免れます。この列車は、五能線を廃線危機から救った立役者でもあるのです。
もう運行開始から20年以上が経過しますが、それでも夏には毎日運転し、時折満員御礼となるんだそう。また本数の少ない五能線においては、地域住民の足としても活躍するんだそう。
とはいえ冬はこんな感じ。直近の情勢に加え、秋田新幹線から接続しない1号であることも相まって車内はガラガラ。逆に言えば人がいなくてストレスフリーであるとも言えますが。
1つ目の要所である東能代向け、秋田を出たくまげら編成は北へ北へと向かいます。
この列車も、前回乗った快速同様昨年度のリベンジとなります。昨年は行き当たりばったりで秋田まで来て、リゾートしらかみに唐突に出会って、「追分で降りれば男鹿線のキハも乗れんじゃん!」と短区間なのにも関わらずその場で指定席券を購入し…それが今回、こうやってリベンジできることになろうとは全く予想もしておりませんでした。
そうそう、写真奥のキハ48に急ぎ乗り換えいったんですよね。こちらのリゾートしらかみはブナ編成でしたが。
追分、8:31発車。昨年の11分乗車はいささかもったいなかったように思えますが、まあ楽しければヨシ!
秋田発車時点で最後尾窓際席。足元は結構ゆったりとしていて、隣に人来ることもなかったんでずいぶん快適でした。
車内放送で八郎潟の案内。かつて干潟だったところを田んぼに変えたとかなんとかの案内がなされていましたが、当の私と言えば「八郎潟跡地ってどの辺よー?」って感じでした。
田植えでも実りでもないこの時期はしばらく見どころがなさそうなので、せっかくなので車内散策。先頭車はこんな感じで回転リクライニングシートがズラッと並びます。くまげら編成は赤いモケットのシートでこんな感じ。
車内はハイデッカー構造となっておりますが、キッチリバリアフリー対応ともなっています。
1両はボックス席。
客車はガッツリ手が加わっていますが、デッキ部分につきましてはキハ40のような国鉄レトロな雰囲気が僅かに残されています。
他のリゾートしらかみも同様ですが、最前部と最後部には展望スペースがあり、そこから前面展望を見ることができます。
くまげら編成特有の面白い設備として、もはやデッドスペースと化している中間運転台の存在が挙げられます。元々両先頭車の列車を改造したので、こういうスペースが残っているんですよね。ここが先頭になることは果たしてあるのやら?
とこんな感じで車内散策やっていたのはいいんですけど、朝早かったうえにおにぎり2コ食べた後なにも食べない状況でしたので、「ぐうぅぅ~ぅ」とお腹の虫が鳴る…
仕方ないので東能代で食料の調達を試みます。
NewDaysで急ぎおにぎりとお茶を購入し、とんぼ帰りで列車へ。あの待合室にはキハの運転台があったらしいので寄りたかったのですが、断念。結構危なかったですが、間に合ってよかったです。
ここから列車はスイッチバックを行い、奥羽本線から五能線へ。40分走ってきて、ここにて座席も回転させます。ここで最後尾という地味席だった私の席は日本海側の最先頭席へと早変わりします。座席を回転し、いざ五能線\(≧▽≦)/!
「まもなく、能代です。しばらく停車いたします」
…あっ
ということで能代駅にしばらく停車。完全に忘れておりましたし、能代駅なら目の前改札でNewDaysへのアクセス抜群でしたしで、オマエほんとに何やってんだという感じでございます。無能かな?ん?
ちなみにバスケの街能代にちなみ、1号ではバスケのフリースローチャレンジを行うイベントが本来なら行われるのですが、冬の間はお休みでした(´・ω・`)
丁度散策が終わったあたりで発車時間になったので、早め早めに乗り込みます。
新庄駅で買っていた沖縄ヨーグルッペと横手のファミマ(だっけ?)で買ったお菓子。タルトタタンって盛岡の菓子メーカーだったようで。タルトタタンは美味しかったですが、ヨーグルッペはなんかイトーエンのナタデココドリンクからナタデココ抜いたような味わいだったように思えます(厳密には違う味ですが、連想するくらいには結構似ている)。
列車は駅に停まったり、通過したり…
地形も地域も変わるので、天候も結構変わります。暖冬の3月とはいえ青森とだけあって、雪も降ってきました。
雪の舞う中、岩舘駅へ。1本だけの定期快速3524Dと列車交換します。雪の中、車体を揺らしながら走ってくるブルーキハ。かっけぇ…!
列車は海岸線を走ります。冬の日本海ゆえ海は荒れ気味で天気はイマイチですが、夏になると絶景スポットになるとか。
個人的に好きな1枚
列車は十二湖駅へ。ここまで2時間、結構来ましたが、リゾートしらかみ1号自体はまだ時間ベースで半分以上残っています。
さて、リゾートしらかみでは「ふれあい販売」という車内販売があります。車内販売といってもこれは、地元の人が乗り込み地元の特産品を販売するというもの。乗車する区間、Rしらかみの号数、また日にち時期曜日によって乗ってくる事業者が変わり、その予定はHPで確認できるようです。
私も折角なので「マグカツドッグ」(300円)を購入。販売者は「ふかうら開発」というところのようです。ちっこ!…と言いたくなるような大きさですが、逆に言えばオヤツというか間食にピッタリの大きさ。他にプリンとかも販売しており、ちょっと油断したら硬貨が紙屑のごとく吹き飛んでいきかねません。車内販売、恐ろしい…!!(褒め言葉)
ちなみに味はというと、マグロ(多分)のカツは薄いのですが、ソースがしっかりかかったサクサク感の残るカツで、それが甘いパンとレタスにうまく組み合わさって美味しいです。
先の区間にて。たしか「JIN CARE」という事業者だったでしょうか。500円でフリーズドライりんごとかどら焼きとか売ってました。今回は買わなかったけど、ものすっっっごく美味そうでした。お金があれば…!貧乏性旅行者じゃなければ…!
写真だけ撮らしていただきました。みんなリゾートしらかみに乗って是非買ってあげて(´・ω・`)
モチロン、食事だけでなく工芸品なども販売しております(事業者によります)。1つ1つは高くないのでついつい手が伸びそうになって、気づいたらすっごくお金減ってそう。ふれあい販売、怖い…(褒め言葉)。
時系列が前後して、ここは深浦駅。先ほどマグカツドッグを購入させていただいた「ふかうら開発」の販売員さんがいらっしゃいます。椿山プリンスってプリン美味しそうだったなぁ~
この駅でしばし停車し、リゾートしらかみ2号と行き違い。先ほどの「JIN CARE」という事業者は、この駅からご乗車してきました。
多分千畳敷カール。車内放送にてこの辺りの解説が流れていました。「畳を千畳敷いて宴会した」って話でしたが、本当なんでしょうかね?
リゾートしらかみ2~5号は千畳敷に15分停車し、ちょっとだけ観光ができます。が、私が乗っているのは1号なので、残念なことに「通過」でございます。
さて列車はしばらくすると内陸へ進路をとり、景勝区間も終わり。鯵ヶ沢に到着し、乗車時間も3時間超え。そろそろ疲れというか飽きてきたような感じになってきます…が、この区間にさしかかってきたあたりで、これまた地元の方によるパフォーマンスが行われます。1号では「津軽三味線」のパフォーマンス。三味線を使う人はもっとご高齢の方かと勝手に想像しておりましたが、思った以上に若い方でびっくり。
三味線演奏が行われます。「津軽りんご節」だったか、弘前駅発車メロディー原曲「津軽じょんがら節」だったかちょっと忘れてしまいましたが、それらを演奏してくださいまして、その見事さにちょっぴり感動。
この演奏は車内モニターと放送装置を通じて、車両全体に流れる様子。ちなみに演奏中停まる陸奥森田・木造駅では車内放送が流れないので注意。
さて三味線演奏ももう終わり、五所川原駅へ。名残惜しいですが、この後の予定上ここで降りなければなりません。
五所川原から先の区間ではまた別のパフォーマンスがあるそうですが、私は見れません。まだ乗ってない号数が5本も存在するので、これはいつかリベンジですね。
総評。景勝区間が長く時期を選べば今回以上に楽しめる列車だなって思える列車でした。秋田~五能線~青森となるとかなり長くなり、景勝区間でないところもそれなりに長いのですが、その部分で乗客に飽きさせないような工夫をしていてすごく関心しました。ただ観光客に良い景色見せてオシマイ、というわけでなく、地元を思いっきり巻き込んで経済活性化にも一役買っており、なるほどこんな列車の人気が出ないわけがないなと感じました。まあもともと潜在的には観光資源が豊かだったのを、JR東日本秋田支社とこの列車が引き出したという感じでしょうか。
確かに面白い、また乗りたいと思える列車でした。もし私から一つ言うならば、「自販機を設置するといいかも!」でしょうか。デッドスペースがいくつかあったので、そこを利用してお茶、お水の他に地元名産のお菓子・ジュース・小物を販売する自販機を設置すれば「飲み水を買い忘れた!/足りなくなった!」*1という心配も無く手ぶらで乗れてもっと便利になるでしょうね。車内販売できるほどでない企業のものも自販機でしたら売れますし、人件費も不要。電力をどうするかが問題点でしょうが…
リゾートしらかみをお見送り。いやぁ、すっごい楽しかったですね!
さて、五所川原駅に到着。次に乗る列車まで時間があるのでいったん町に繰り出しますが、ここにていったん区切り。
続きます。
*1:※主は実際に一度やらかしたことがある
越後じゃない湯沢駅訪問+奥羽本線、唯一の快速に乗って 北海道陸路旅#3
1日目、東北本線・奥羽本線を北上し横手駅へやって来ました。今回は横手駅よりさらに北上し、秋田駅へと向かいます。
記事リンク集↓
前↓
ということでここは秋田県横手市。ネットカフェ「快活クラブ」を出て旅を続けます。ナイト8時間パックを使い、延長料金というか余計にお金がかかる前に出て来たので、始発より少々早い時間に出ることになりました。マックとかは軒並み閉まってた(朝早いんだから当たり前)ので、コンビニ飯でございます。
やってきました横手駅。駅近なのですぐ着きました。
待合室にて朝飯。
ここからは、横手6:00始発各駅停車追分行。この列車はピンチヒッターとして秋田に転属してきた719系H10編成・H13編成の数少ない運用。元々磐越西線で使っていた列車を使っていた列車を、車両が足りないらしい秋田地区に持って来て使うというなんとも珍しい列車。車体は秋田地区の色合いに準じた塗装。そしてこの列車、実は1年前に、私がこのブログを始めたきっかけとなる旅で一度出会った車両なのです。
いつまで走るかわからない…その貴重さ、珍しさ。そして、
前回乗れなかったリベンジとしてこの機会に乗るつもりでした。はじめは。
(´・ω・`)
(´・ω・`)
(´・ω・`)
ですが旅の計画も練り始めていた2019年11月頃、とんでもないニュースが飛び込んできます。
『719系H-10、H-13運行終了。廃車か。』
(´・ω・`)
(´・ω・`)
( ゚Д゚)ハァ?!
…なんということでしょう。約2年という短命でまさかの終焉。引退、廃車となってしまいました。これにより、リベンジは二度とできなくなってしまいました。
いつか乗れると、思っていたのに…
リベンジは、もう、叶い、ません。
(ノД`)・゜・。
ご乱心?上り列車に乗ろう
そんなことなので、ここからは奥羽本線上り列車に乗ります。
ちなみに本日の第一目的地は秋田、下り方面です。主さんご乱心。
つーか普段使われていないっぽいホームだから間違えて時間ギリギリになってしまいました。
[横手5:39→??5:59 奥羽本線上り2424M]
「今年は小雪」と言われますが、確かに昨年訪れたときよりはるかに雪が少ないです。
朝、それも横手始発ということで車内はガラガラでした。
湯沢駅訪問
ということでやってきたのは「湯沢」駅。さすがにご乱心といっても、終点まで乗るなんて酔狂なことはしません。そもそもご乱心とかではなく理由があってここに来たわけですから。
たぶんこんな駅もう当分来る機会自体ないでしょうから、色々見学しましょう。院内止まりの列車は行先が赤文字で書かれていました。番線注意のときは発車番線が赤文字ですが、行き先が赤文字というのは珍しい印象。つーかネタバレしてるし
東口。かなーり大きなロータリーがありますが、朝早くだからか人気がなくし~んとしています。駅舎から見る限りは、いかにも「町」っていう印象ですね。都会民としては山に近い町というのはなかなか新鮮です。
駅舎は最近建て替えられたのか立派ですが、窓が多い、カクカクしたデザインはどこか横手駅や、夏に訪れた新潟の中条駅を彷彿とさせます。おそらくデザインの一部は流用していると予想しますが、真相はいかに。
NewDaysがあったようですが、確かこの時間はやってなかったと思います。
打って変わって西口。東口もそうでしたが、山が近くにありこの地域は盆地であることがよくわかります。駅前には同様にロータリーがありました。
西口駅舎。
夏に訪れた糸魚川に続き、ここもジオパークの1つのようで。こうやって旅している間にジオパーク認定町の駅は制覇しちゃいそうな気がしてきました。いやさすがにないか…
1日片道1本のみ!湯沢→秋田の快速に乗る
ということでここからはこの旅の目的の一つ、1日片道1本のみ・湯沢→秋田の快速に乗車します!
↑モチロン快速幕も出します。
元々は719系かコチラの快速か…で迷っていたのですが、719系がお亡くなりになられてしまったので必然的にコイツに乗ることになりました。この列車も縁のある列車で、去年の東北旅で乗車していました(↓リンクは上のと同じやつ)。
去年は盛岡出発という関係で大曲からの乗車となったのですが、今回は始発の湯沢駅から乗車できます。これで早朝の横手始発が無かったら湯沢駅周辺で宿泊地探さなければいけなかったのですが、幸いそんなこともなく。そう考えると、横手に(私が唯一利用実績がある)快活クラブが存在していたのも不思議な縁というものなのでしょうか?多分ただの偶然。
駅舎から縦写真で。こうして見ると、701系の良さを感じます。
ホームに降りてきました。
撮影に気がとられて気づいたら発車時刻が迫ってました。これに乗り遅れると予定がガラガラがっしゃんと崩れていくので、早めに乗り込みます。
[湯沢6:33→秋田7:54 奥羽本線下り快速3427M]
そういえばこの区間、もともとは全区間に特別急行が走る大幹線だったので、山形新幹線開業後とかには結構な快速や(区間)特急が走っていたようで。この列車は特急廃止後の流れを汲む快速の系統ではない、みたいな話をきいたことがあります。この辺は詳しくないので、言及は避けておきます。
旅行日は土曜。休日というのも相まって車内はガラガラ。去年は平時の平日だったこともありまあまあ乗ってましたが、今回はそうではありませんでした。
停車駅は、十文字、横手、飯詰、大曲、刈和野、和田、四ツ小屋、終点秋田。
通過駅は多くが下り線側の1線スルー方式かY字で、結構スピードを出せる模様。ただ最初の通過駅であるはずの下湯沢だけは1線スルーなのにも関わらずわざわざ制限のかかる方に入ってゆっくりと通過していきました…1線スルー構造はやめちゃったんでしょうか?
どこの駅かは忘れましたが、列車交換。
ポンポン駅を飛ばしていくので結構面白いのですが、残念なことに写真ではなかなか伝えづらいです。
中心地秋田からそこまで離れていないのですが、山間を走るため駅の規模はやや小さめ、線路は大きいカーブが連続します。前は「こんな超揺れる路線乗るかーー!!」とグロッキーになりながら思っていたのですが、こう快速で突っ走ると案外楽しい路線のように思えてきます。ただ下り線の線形がいいだけかも。
あっという間に秋田駅に近づき、進行方向左側には新幹線の車両基地が見えてきました。
到着!秋田駅!
昨年に引き続き、2回目の訪問です。
ちなみにこの快速、直後の列車と比較すると11分程速く走ります。停車時間を加味すると、大体5分くらいの速達効果があります。「このくらいなら飛ばさなくていいだろ」って感じもしますが、こういうのはロマン(?)があっていいのです。
ホーム上では701系が縦列停車する光景が見られました。ホーム上から4本の701系が見られる駅なんてここ以外にはないのでは…
ということで、719系は乗れませんでしたが、前は途中からしか乗れなかった快速のリベンジをしてきました。ここから「もう一つのリベンジ」をすべく次の列車に乗り継ぐのですが、今回は一旦ここまでとしましょう。
続きます。
次↓